2015/4/21

謝る文化  中国

先日、講師に「生徒さんに謝っておいて下さいね」と言うと、「何故、悪い事をしていないのに、謝らないといけないのか。どう謝ったらいいのか?私はどんな悪い事をしたのか?これから、授業もやりにくくなる。」と、かなり反感を持たれ、抗議された。

例えば、日本のスーパーで魚を買おうとして、一尾の魚をさばいてもらおうとしたら、
「すみません、ちょっとこの魚、三枚におろしておいて下さいませんか?」
とか言うと思う。「すみません。」の一言をつけて言う事が多いと思う。

でも、この場合の「すみません」は、謝罪しているわけではない。礼儀作法としての「すみません。」だ。でも、中国人が聞くと、「なぜ、悪い事をしているわけではないのに、謝るのか?」と不思議に思うだろう。

それで、色んな説明をその講師にしたけれど、最終的に私が言ったのは、

「日本で”謝る”と言うと、3種類が有ると私は思う。1つは謝罪、1つは礼儀、1つは人道的責任(社会的責任)。今回は、目上の方に対する礼儀作法として、やはり謝らなければならない。これは、日本での礼儀だ。」

という事。中国人は、本当に「謝罪=罪や悪い事をしたという事を認めて謝る事」という事で、非常に重く捉えている。そして、やはりなかなか謝罪ができない。また、礼儀作法として、単に謝る、例えば「すみません」「ご迷惑をお掛けしました」「申し訳ありませんでした」が言えない。

日本では、ある程度「言えば許される」という文化もあって、もちろん、その言い方や態度も大切なのだけれど、でも、言えば許してもらえる寛大な文化もある。私はこれは、とてもいい文化だと思う。

こういう文化の違いについても、講師たちには話しをしなければならない。でも、それを理解して、ちゃんと実践してくれる講師たちにはありがたいと思う。
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