2012/9/19

愛情のある文章  

アメリカに渡った日中関係評論家のK氏、16日に久しぶりにブログに投稿されていた。彼も、中国でかなりのバッシングに遭い、その結果、渡米する決断をした。恐らくそのブログは、渡米先から書かれたものではないか、もしくは日本から書いたものかもしれないが。

彼のブログは全部中国語で書かれている。
http://blog.ifeng.com/1261366.html

私は、彼の16日付のブログ投稿文を読み、涙が溢れてきた。あの文章を読んで、中国の人たちがどう感じるか、それは分からない。でも、私には、彼の中国への深い深い愛情を感じ、涙があふれてくる感じで共感を覚えた。

私も昔、一冊の本を稚拙な文章で書いた事があった。その本を、日本語ができるある友人に送ったら、その友人が、「あなたの文章には、中国への愛情が溢れていた」と言ってくれた。

中国滞在中、私も辛い、苦い、苦しい思いもした。本当に中国という国や、中国の人たちを憎み、嫌った事もあった。そのくらい、中国や中国人たちの、嫌な面、醜い面、そういう負の側面もたくさん見てきた。それは、そんな報道や映像といったものでは、まったく伝えきれないもの。

それでも、私にとって、中国という国は大切な国。中国の人たちは大切な友人。心底嫌い、憎んだ事があっても、それ以上にやっぱり、私は中国を愛しているのだと思う。

そういう私と同じような思いが彼の中にはあるのだと思う。報道なんかでは語りきれない。味わい深い中国、人を望郷の思いにかき立てる中国、日本が忘れてしまった人情に溢れる中国、深くて広くて語り尽くせない大きな大きな中国。

ニュースで聞く報道陣たちの話、新聞やウェブサイトで見る情報や評論。それらはすべて、日本人的感覚でしか述べられていない。

彼の文章は、中国語で書かれている為、もちろん読者は中国人である事を意識した文章で、日本人から見れば、中国側に傾いた内容に思えるかもしれない。そう、彼は、気持ちの上では中国人だと思う。その上で、日本の友として、外からあなたたちを見れば、もしくは、もっと冷静になって見れば、今のあなたたちはこうですよ、とメッセージを送っている。中国の人たちから、またバッシングを受ける可能性も非常に高い文章であるにも関わらず、彼は一生懸命訴えている。

それはまるで、言う事を聞かない子供に、親が一生懸命諭している、そんな感じ。彼の中国と中国人たちへの愛情は、親の子に対するそれに似たようなところがあると思う。何も見返りを期待していない、ただ、彼らが正しい道に進んでほしい、幸せに過ごして欲しい、と願って・・・。

本当に心ある言葉は、何も飾ることなく、それでも人を惹き付ける。何も意図的に言わずとも、その彼の心に触れたくて、みんながやってくる。本当はそれでいいのに・・・心ある人の言葉がなかなか社会に響かない今・・・。
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2012/9/21  20:38

投稿者:老板娘

妙子さま
有名な彼ですから、色んな新聞で書かれていたようですね。若い頃から、日本語、英語、中国語、3カ国語を自由自在に操り、どこまで彼は勉強したのだろうと思います。歴史、政治、経済・・・。

色んな評論家がいますが、彼ほど研究熱心な人はいるのかと思うほどです。寝る時間など無いのではないでしょうか。

これからもしばらくは彼に注目していたいですね。

2012/9/21  6:59

投稿者:妙子

彼がアメリカへ移ったことは、毎日新聞のインタビユー記事で知りました。
切り抜いておいた記事のなかにあったのを読みました。
詳細は分かりませんが、「心身ともにもう一回リセットして健康体でいられるよう、いったん中国を離れる必要がある。充電したい」と答えています。
ランニングが趣味の彼が、今度はアメリカで走りながらどんなことを考えるのか?楽しみです。


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