2007/3/10

思い出のライン1 アドレナリンスラブ(二段)北山公園  おきよの思い出のライン

2005年4月、ものすごく温かい日。あんなにシビアなホールドを持つにはかなり不利な気温で、朝からあまり気分が乗らなかったが、せっかくおイモ夫妻に誘って頂いていたので、ノコノコと訪れた。
周りの木々は、鮮やかで初々しい緑色の柔らかな葉をプクプクと吹き出し、風は生温くマッタリと身にまとわりついた。
エリアに辿り着き、早速岩に触れてみた。「アツっ!」キンキンに照った日が岩にあたり目が開けられない程眩しい。「今日はやっぱりアカンかも、、」登る気にもならず、暫く岩の下に座りこみ、枝にブラシを巻付けて磨き棒を作ったり、ムーブをイメージしたり、ゴロゴロウダウダしていた。
何時間そんな事してたかなぁ・・。周りが急に暗くなったので、フッと上を見上げてみると、陽が雲に覆われ、風の動きが一変した。
「今や!」気温が下がり岩が冷えるのとは逆に気持ちが高ぶり体が熱くなるのを感じた。
一トライ目。
順調に高度をかせぎリップをたたく。
バシ!ドン。失敗。
リップをはたいては落ちを繰り返し、四トライ目。
スタートから手も足も今までに無いほど完璧に決まっていく。まるで階段を上がっているように。あと一手。上を見ずに無心で勢いよく手を出した。
パシ!!きまった!そのままの勢いで岩の上に駆け上がった。
いつもの何倍もの速さの鼓動に連動して膝がカタカタと震えている。暫く、登れた実感が無くボーっと岩の上にしゃがみ込んでいた。
「やったぁ、、」
未だに何故登れたのか、リップがとれなかった時とどう動きが違っていたのか、よく分からないし、覚えていない、、。
下を見ると、おイモ夫妻が手を挙げて喜び称えてくれていた。
「ありがとう」
帰りの車中の窓からは、桜がニコニコと並んで咲いているのが見えた。

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