マートン選手から父へのメッセージ
一昨日、
阪神タイガースのマートン選手から「父」へのサイン色紙が届いた。
ご承知のとおりマートン選手は、今年のプロ野球で、
214安打を放ち、イチロー選手の記録(210安打)を抜いて、
シーズン最多安打記録を打ち立てた。
実は、父が亡くなる前の週、まだ父に意識が合った頃、父を励ますことが出来ればと思って、
阪神球団宛に「マートン選手にサインをくれるよう取り次いでほしい」と書いた手紙を送った。もちろんマートン選手に宛てた手紙(英文)も添えて。
父は熱心なタイガースファンであった。
その手紙の主旨は、
「病気と闘っている父への励ましの意味を込めて、バイブルの言葉を書いてほしい」というもので、果たしてマートン選手に取り次いでもらえるのか半信半疑で投函したのである。
その後、父の容態が急変して翌週逝去したのだが、「父と家族を激励するマートン選手のメッセージ」が一昨日(10/21)届いた。
球団の取り次ぎが間に入ったため、多少時間がかかったのだろうが、
色紙には、ヨハネによる福音書・3章16節、ピリピ人への手紙4章13節、サムエル記(後)・22章33節のメッセージを引用したマートン選手の言葉が記されていた。(添付の写真の通りである)
残念ながら、生前の父には届けられなかったが、残された家族にとっては、随分元気づけられるメッセージとなった。
それにしても、マートン選手の手になる、
「神は我が力であり、我が成就である。神は、我が自由であり、人生の目的であり、平和であり、勇気である」という個所は、とても29歳の若者が語る言葉とは思えない。
ある時、彼は、野球観について聞かれて、こう答えている。
「私が野球を大好きなことも、救い主イエスを信じることには比べられない。ここに私がいるのはキリストのおかげです」

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