話題の「シン・ゴジラ」を鑑賞
話題の映画「シン・ゴジラ」(東宝)を見てきた。正規料金1,800円が割引で1,100円になるのでラッキーなのだが、「MX4D」に1,200円を取られるので、都合2,300円を支払って入場しました。
順序が逆かも知れないが、「MX4Dとは何か?」を帰宅後にGoogleで調べると、「映画のシーンに合わせて、客席のシートが前後、左右、上下に動くとともに、風、ミスト、香り、ストロボ、煙や振動など五感を刺激する特殊効果が11種あります。これらが連動することによって、通常のシアターでは決して味わえないアトラクション型の映画鑑賞が実現される。」とありました。ということで1,200円を追加徴収されたのです。
確かにそうなのかも知れませんが、今回見た映画は、圧倒的迫力のシーンが次々に展開する映画だったので、五感を刺激する特殊効果が「少しくどい」ようにも感じました。ミストや座席の振動は度重なると不快になることがあります。私がひねくれているのかも知れません。
ところで、肝心の映画の中身ですが、アクション娯楽大作とは違い、むしろ「国の危機管理は対応はどうあるべきか?」という重たいテーマを観客に突き付けた作品であり、「ゴジラは予告なしに襲ってくる巨大リスク(危機)の一つの例である」という風に私は理解しました。
身の回りで数年に国内で起きた大きな自然災害を振り返ってみると、@2011年3月に起きた東日本大震災と巨大津波被害、それに伴って起きた福島原発事故、さらには、A2016年4月に起きた熊本大地震と、わずか5年の間に未曾有の災害が発生しています。
これらは、一義的には地震、津波という自然災害でしたが。@では、その危機管理対応を誤ったため、孫・子の代まで大きな負の遺産を残すことになったのはご承知の通りです。
ただ、2011年の東日本大震災の時、福島第一原発をめぐって起きた政府、東電の「ガバナンス不全」は貴重な教訓として今後に生かす必要があります。
映画では、ラストシーンで「めでたし、めでたし」ではなく、今後に余韻を残したピリオドでした。興味のある方はご覧ください。

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