
このアルバム「ゆめの木」に収録されている「棚田へ行こう」は、日南市の依頼が」あったわけでもなく、子供たちとみんなで、「この酒谷の素晴らしさ、棚田のいい所を全国から来てくださる方にしってもらいたい!」と制作したわけで、CDの売上金も自主制作なので500枚売れてもそのすべては制作費を清算すると消えてしまう。よく「儲かりましたか?」と聞かれるけれど赤字なのでこれから制作費をやっと支払うところだ。また「ボランティアですか?よくやるよねー!」とも言われる。私もメンバーもスタッフも、確かに金銭的な面で「儲かった」ということはないけれども、お金よりも強力な人の輪、新しい絆、人脈がふえた。これはすごい財産

県外からIターンで日南に来て、友達も親戚もいなかった私が、昨年「全国棚田サミット」のあと体調を崩し寝込んでいた時、みんなが日替わりで夕食やおやつを運んでくれた。

これには本当にありがたく、夫と3人の子供たちも生き延びることができて

感謝の気持ちでいっぱいだった。いつかみんなに恩返しをしたいと思っている。

今回参加する福祉祭りのスタッフも、車椅子マラソンをサポートする方々も、きっと家庭や仕事を持ちながら走り回っているに違いない。沢山のひとの小さなボランティアや小さな陰の力…これがひとつになったとき、沢山のひとに感動や喜びを巻き起こす大きなチカラになるのだ。

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