今月のテーマ 

2012/10/24

背中(背骨)の痛み  毎日の手技療法

背中(背骨)の痛み

20代男性  兵庫県

以前、腰痛で来院されていました患者さまなのですが、今回は「打撲などの外傷の覚えは無いのに背中の痛みが出てきて治まらない」ということで再来院されました。

状況を詳しく観察してみますと・・・

・痛む部位は背骨の上、つまり脊柱に痛みが出ています。

・痛みの部位を突き出すように、背中が丸くなっています。いわゆる猫背ですね。

・立位姿勢での左右のバランスはそれほど悪くないようです。

・うつ伏せに寝ていただき、四肢および体幹(胴体)の動きを調べてみても左右差や大きな可動制限もみられないようです。

痛みの出ている部位は、第四胸椎上で触れるだけでも痛む状態です。

内臓の機能異常および機能低下により脊柱の特定のレベルに痛みが出る事が解っています。いわゆる内臓体性反射と呼ばれるもので、手技療法の世界ではよく知られている反射ポイントになります。

胸椎の4番付近が過敏になっているこのケースでは、対応する臓器は「胆のう」ということになります。

また、胆のうのもう一つの反射ポイントである右手の親指と人差し指の間の水かきの様な部分にもしっかりと圧痛を確認することが出来ました。

私の臨床経験上、胆のうの反射ポイントが過敏になっている場合、胆のう自体の病変よりも胆汁が分泌される十二指腸の過緊張により分泌が上手くいかなくなり、結果として胆のう付近が腫れぼったくなっていることが多いようです。

この患者さんの場合は、胆のうの収まっている右の肋骨の際を圧迫してみても、圧痛も重苦しさもない様ですが、十二指腸付近を押さえてみるとかなりの緊張感を感じる事が出来ました。

十二指腸を支持している膜や靭帯が過緊張しているようです。

内臓マニュピレーションという手技を用いて、十二指腸に関係する膜や靭帯を緩めて行き、横隔膜の緊張を取ったところで背骨上の痛みと右手の圧痛部位を確認してもらいますと、触れただけでも痛かった部位が何とも無くなっていました。

とりあえず上手くいったようです。

あとは、十二指腸の過緊張を引き起こした原因を見つけなければいけないのですが、多くの場合「ストレス」が原因となっているようです。

内臓の中でも胃と十二指腸は「ストレス」の影響を比較的受けやすい部位とされています。私の臨床経験上でもそれは事実だと思われます。

「ストレス」といっても「メンタルな問題」だけがストレスになるのではなく、薬や食品添加物、住環境から体内に入る化学物質などの影響による「化学的ストレス」、温暖や寒冷刺激、けがの痛みなどの「物理学的ストレス」、ウイルスや菌による感染症からくる「生物学的ストレス」などの総合計がその人に対するストレスとなってきます。

もちろん、食事がきちんと取れていないことや、寝不足なども身体にはストレスとなってきます。

皆さんも個別のストレスを体感した経験があるかもしれませんね!

すべてのストレスを完全に取り除くことはできませんが、意識すれば改善できることもたくさんあるはずです。

この患者さんには、寝不足と食事の取り方に思い当たることがあったようなので、改善してもらうように指導しました。

ありがとうございました。
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タグ: 症状 カイロ 施術



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