今月のテーマ 

2011/11/22


こんばんは!

今月初めに東京で内臓のマニュピレーションのセミナーを受講してから早くも3週間が過ぎました。

その間、過去に学んだ内臓に対しての手技療法などと照らし合わせながら臨床で検証を続けていたのですが、ようやく実際の日々の治療に有効に用いる事が出来るようになってきました。

西洋医学での内臓に対するアプローチは、

1.手術により問題のある部位を取り除く

2.薬物により問題のある症状を抑え込む

などのいわゆる「薬物手術療法」が中心となっています。


それに対して私たちが今までに学んできた内臓に対する手技によるアプローチは、

1.内臓血管反射点や鍼灸の経絡などを用いて離れた場所に刺激を入れることで、対象となる内臓の血流や神経伝達を改善するもの(間接的な治療法)

2.臓器に対して外部の軟部組織ごとマニュピレーションを行い、臓器のポンピングを行い血流や機能を改善するもの(直接的な治療法)

などとなっていました。


ところが、今回のケリーのセミナーは今迄の概念とは全く違い、臓器を取り囲んでいる膜に対してマニピュレーションを行うことで臓器にかかる異常なテンションを取り除き、臓器が自立した動きを取り戻すことで機能回復するという考え方なのです。

この膜の異常なテンションが、運動器や姿勢保持のための筋骨格系と密接に関連というか連動していることがこのテクニックの一番おいしい所なのです。

つまり、一般的な姿勢の不良や運動器の問題、スポーツ障害などの筋骨格系の問題や姿勢制御に関する神経伝達系の問題と内臓の機能に関する問題が膜という共通の物質で完全にリンクさせることが出来るため、治療の組み立てがとてもシンプルになるのです。


各臓器の反射点や経絡のツボを丸暗記したり、臓器の機能障害別に存在する多数のテクニックを駆使する治療法は使いこなせれば大変効果的でカッコいいのですが・・・

実際の臨床では局所に対して深く踏み込んだ治療になるために時間ばかりかかり、その部位の状態が良くなっても周りとの調和が上手くとれないために、患者さんの体感する効果はいまひとつ・・・

のようになる事が多いため、せっかく学んだ内臓の治療をあんまり臨床で使っている先生は大変少ないようです。

私も時間に相当余裕がある時(つまり治療院が暇な時)以外には内臓に関する問題はどうしてもスルーしてしまうことが多くなっていました。


それもこれも、これからは大丈夫!

この三週間で何とか治療時間がダラダラと長くなることなく内臓の問題まで診る事が出来るようになってきたようです。


膜の治療バンザイ!

浮かれていてはいけないのですが、ますます治療が楽しみになってきました。


次回から少しずつ実際の症状や評価と照らし合わせながら、内臓の膜の治療の有効性について書いてみたいと考えています。
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