今月のテーマ 

2011/4/21

肩の脱臼  毎日の手技療法

肩の脱臼

40代男性  兵庫県 尼崎市


メンテナンスで月1回ペースで通われている患者さまから、1か月前に「仕事中に左の肩が脱臼したかもしれない」との電話がはいりました。

症状を詳しく聞いてみると・・・

・後ろに手を着こうとした時に「がくっ」とした感じになり、急激な痛みと脱力感におそわれたそうです。

・脱臼したであろう腕は、だるく力も入らず、反対の手を添えないと動かすこともできないようでした。

・徐々に冷や汗が出てきて、気分が悪く(吐きそうな感じ)なってきたそうです。

どうすれば良いかわからずに心配になってきたのでとりあえず相談のお電話をかけてくださったようです。


肩の脱臼は、外れる際に骨頭(腕側の骨の上の部分)に微細な骨折を併発することがまれに起こるため、病院でレントゲンを撮ってから来院してもらうことにしました。

来院までの注意として、外れている側の腕の腋(わき)を閉めた状態で腋に手を入れて、外れた肩を上の外に持ち上げて支えておくように指示をしました。

数時間後、レントゲンとMRIのデータの入ったCD-ROMを持って来院され、一緒に写真を確認しました。

写真では、元の位置に戻っている肩の写真が・・・詳しく聞いてみると、レントゲンの撮影に入る時に「コクン」と音がして戻ったみたいなんです。

割と長い間、腋からしっかりと上、外に肩を支えていたので緊張が和らぎ、レントゲンを撮るために肢位を変えようとした際に上手く関節がハマったようです。
何てラッキーな!

ただ、なんとなく偶然に整復されただけなので、可動制限や皮膚のツッパリ感も著しく、このまま固定すると良くないので、もう一度きっちりと整復し直します。

2〜3回、整復を繰り返すとかなりしっくり治まったようになり、可動域も上がりツッパリ感もほぼ消失、ここまできちんとやると固定もあまり必要ではなくなります。

余計な緊張が入らないようにと三角巾で腕をつりさげて帰ってもらいました。


その後、週2ペースで来院、2週目でほぼ痛みは消失したのですが、万一の外力による再脱臼を心配して仕事中は三角巾を着用してもらい、片手でお仕事してもらいました。

3周目で痛み・皮膚のツッパリ・可動制限ともにほとんど気にならない状態まで回復したため、三角巾も外し仕事も通常どうり両手でやってもらうようにしました。

そして1週後の今日、「あまり気にせずに大抵のことは出来ますが、肩の高さより上まで腕を上げると痛みがあります」とのことでした。

損傷が大きい脱臼や捻挫の場合、施術が上手くいって関節が安定してくる2〜3週間の間に周囲の筋肉や筋膜などが患部を保護するために動きを制限してきます。痛みが無くなったことだけの判断で施術を終わってしまうと、この筋膜や筋肉の癒着による運動制限が残ってしまい、新たな問題の原因にもなってきます。

この2時的に発生した問題点をきっちり解決ししていくことが、本当に大切なんです!

今日は可動域の終盤での皮膚や筋膜の滑走不良に対する手技を行ない、運動制限をかなり改善することが出来ました。

順調に回復に向かっているようで安心しました。

ありがとうございました。

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タグ: 症状 カイロ 施術



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