今月のテーマ 

2010/4/3

膜のお話A  臨床レポート

こんばんは。
今日は膜の成分についてお話します。

膜は硬い結合組織であり、頭の先から足の先まで身体全体に途切れることなく機能的な三次元の網として広がっています。

この膜により人間の形になるように筋肉や骨、神経や血管、リンパ管、内臓などが所定の位置に収まっていられるのです。

もし膜が無ければ人間特有のくびれや出っ張りが無くなってしまうばかりか、骨から筋肉がずり落ち、内臓はどんどん下に下がり、皮膚は垂れ下がり、ようするに生物としての人間の形を保つことさえできなくなります。

それでは、膜は何から構成されているのでしょうか…

コラーゲン
エラスティン
基質

の三要素から成り立っています。


コラーゲンとは…

コラーゲンは最近のテレビや雑誌などでよく登場するので、名前くらいは知っていると思いますが、その性質は正しく伝えられてはいません。

コラーゲンはしなやかで非常に強い繊維状のものであり、方向性を持った繊維の配列により、膜に引き裂く力がかかるときに抵抗するための伸張力を与えています。

プルプルお肌にコラーゲンが良いとなぜか伝わっていますが、コラーゲンが実際にはその長さの5%しか伸長しない強力な繊維なのです。


エラスティンとは…

エラスティンはゴムのように強度と柔軟性を併せ持つ性質があり、伸張力を吸収する役割があります。

エラスティンは変形をしても元の長さに戻ることができ、その長さの150%伸張することができます。


基質とは…

気質はマイナスに高荷電しているために、水を引き付ける性質があります。この水分がコラーゲンと結びつくとゲルを生じ、この多糖ゲルが繊維間のスペースを満たし、体内の総水量の25%を保持しています。


また、これらの膜に関連する成分として、

ヒアルロン酸:膜を潤し、繊維がお互いに最小限の摩擦で滑走できるようにしています。

プリテオグリカン:身体全体を通してショックの吸収、分散をしているゲル状のものです。


これらの成分が、からだの部位により配合の割合を変えることで、それぞれの部位に応じた弾力や柔軟性、硬さを持つのです。

ただ、人により配合の割合が異なるため、たとえばコラーゲン繊維の割合が多くなると繊維質の筋張った硬い膜になるため身体の表面が硬く感じたり、柔軟性が減少したりします。

逆にコラーゲンの割合が低くエラスティンの割合が多くなると、身体の表面は柔らかく感じ、柔軟性が上がります。


膜の原料をタンパク質の形で体内に取り込ことで、人間は身体の各所の働きに応じて適正に配合比をコントロールしてくれるのですが、流行に踊らされてコラーゲンばかりを単独で摂っていると、プルプルお肌どころか繊維質のスジ張った身体になってしまうかもしれませんよ!




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