今月のテーマ 

2009/6/11

教授との出会い  顎関節症

「かみ合わせや顎関節症に関して、正しい知識と技術を持った歯科の先生を早急に見つけなければいけないな!」

「でも、どうやって歯医者さんを見分ければいいのだろう?」

そんなことを考えている間にも、咬合や顎関節に問題を持った患者さんが次々と現れます。

というか、今までも来院されていたのでしょうが、私の方に知識と意識がないから全く気付かずに普通の治療を行い、患者様もまさか自分の噛み合わせが症状の原因になっているなんて、思いもよらなかったのでしょう。

噛み合わせの問題に気づいた私は、毎日多くの患者さんに治療の後に木製の舌圧子を噛んでもらうことで、最後に残った症状を取るということが続き、患者様にも自宅で食後に割りばしを噛んでもらっていました。

この様にして症状が改善された患者様は、咬合や顎関節の問題が本当の原因だと身をもって理解できるので、「結局、この噛み合わせをちゃんと治さないといけないのですよね。先生、良い歯医者さんを早く紹介してください!」と言われるようになってきました。

そんな時に、一宮の先輩から「全身咬合学会というのが立ち上がるらしいけど、一度一緒に参加してみない?」と電話が入りました。

これは偶然か、運命か!
私はもちろん大喜びで参加する事に決めたのです。

第一回目の全身咬合学会ということで、学会の方向性がまだはっきりと定まっておらず、発起人であるカイロプラクティックの先生による顎関節症の症例発表や歯科大の先生方の研究発表が中心となっていましたが、私にとっては目新しい物ばかりで、大変充実した内容でした。

そして、私にとって一番の出来事が夜の懇親会で起こりました。

ホテルの大広間の立食パーティーだったので何処のテーブルに付いても良かったのですが、私と先輩は出来るだけ前のテーブルに付くことにしました。

これは、先輩のアイディアで「上座に近いテーブルのほうが偉い先生が居るはずだから出来るだけ前に行こう」と私を連れて一番前の列の右側のテーブルに付くことにしたのです。

もちろん、カイロプラクティックの偉い先生の顔はほとんど知っているので、あえて知らない顔の先生方の居るテーブルを選んでいます。

挨拶や乾杯が終わり、自由に歓談する時間になると、同じテーブルの年配の先生が「君は見たところ、ものすごく若いようだけれど、カイロの世界には君のような若い人が沢山いるのかい?」とか「どこから来てるの?」とか「この学会には、何を期待して参加しているの?」など、いろいろと話しかけて下さいました。

胸の所に目をやると、ひときわ大きな花飾りが付いています。これは学会に来賓として招待されていたとても偉い先生が付けているもののようです

少し緊張気味で受け答えをしていると、先輩が後ろから小突いてきます。そして、耳元で「チャンスやから、本当に聞きたいことを早く聞いたら!」とささやいてきました。

私は意を決して、
「カイロプラクティックの治療院に来院される患者さんの中で、咬合や噛み合わせの問題によって上手くいかないケースが多くあること。」

「この原因が成長過程での咬合不良(歯並びの悪さ)と歯科治療が原因と思われる咬合異常によることに気づき、咬合や顎関節の問題に精通した優秀な歯科の先生と知り合うことが出来ればと思い、この学会に参加したこと。」

そして、「多くの先生方の中からどのようにして知り合いをつくることが出来るか解らず、困っていたこと」などを一気に話しました。

その初老の先生は、にこにこしながら私の話を最後まで聞き終わると、
「若いのに関心やな!君は関西の人やったよね。ちょっとここで待っていなさい。良いのが居るから紹介してあげるわ!」
と言って真ん中のテーブルの所にいるこれまた胸に大きな花飾りを付けた先生に

「おーい丸山君、この若い子が君に話があるみたいやから、こっちに来て聞いてあげてよ!」

と呼んでくださいました。

「○○先生に呼ばれたら、話を聞かないわけにはいきませんね!」などと二人で軽くお話をされた後に、初老の先生は丸山先生を私に紹介してくださり、「後は自分でがんばってみ!」といって別のテーブルに移動されました。

これが、
大阪大学歯学部、歯科補綴(ほてつ)学第一講座教授、丸山剛郎先生
との出会いでした。

次回ブログに続く…
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