2006/2/27

ニューヨーク・バーク・コレクション展  文化・芸術(展覧会&講演会)

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(チラシより抜粋)

東京都美術館で開催中(06年1月24日(火)〜3月5日(日))
ニューヨーク・バーク・コレクション展
〜日本の美3000年の輝き』に夫と二人で行って来ました。
かなり見応えありました。オススメです。

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(日経新聞サイトより)
左・懐月堂安度《立姿美人図》/右・曾我簫白《石橋図》


バーク・コレクションとは、メアリー・グリッグス・
バーク夫人とメアリー・アンド・ジャクソン財団が
所蔵する日本美術のコレクションの総称で、その数は
約1000点にものぼるそうです。
ミネソタ州セント・ポール市の裕福な家庭に生まれた
バーク夫人は、幼い頃から両親・祖父母の影響で
芸術に親しんだと言われ、その卓越した審美眼は
家系3代の集大成と言えるのかもしれません。
現地美術館の写真も何枚か展示されていましたが、
見事な日本庭園、純和風?の展示室に、バーク夫人の
日本文化や日本美術への造詣の深さと、並々ならぬ
拘りと愛情を感じました。

縄文から江戸時代に至る、実に3000年の日本美術の粋が
一堂に会した個人コレクションは、他に類を見ないもの
と言えるでしょう。
屏風、掛け軸、浮世絵と言った絵画を中心に、土器や
陶磁器、漆器、仏像に至るまで、よくぞ集めました!
とにかく、その審美眼と情熱と財力には驚くばかりです。

会場に入ってまず目につくのが縄文時代の火焔式土器。
実は子供時代に、とても身近な存在だったもの。
当時使用されていたいた官製はがきの切手のデザインが、
この火焔式土器だったのです。
実家の店では切手やはがきの販売を委託されていたので、
毎日目にしていたものでした。
火を扱い始めたのが、人類の飛躍に繋がったと言われ、
縄文人にとっても火は神聖なものであり、力の象徴で
あったのではないか。だからこそ火焔式土器の造形に、
力強さと荘厳さを感じるのでしょうか?

絢爛豪華な桃山文化の屏風絵(特に私は大胆に柳橋を
屏風の端から端まで横断させた『柳橋水車図屏風』に
目が留まりました。間近に見るも良し、上階へ移動途中の
階段から遠目に眺めるのもまた良し)に惚れ惚れし、
虫食いだらけの仏像に胸を痛めると同時に、
その価値を認め大事に所蔵してくれているバーク・
コレクションに感謝し、与謝蕪村の『山野行旅図屏風』に
「なぜ、これが日本にないのか?」と嘆息しました。

『洛中洛外図屏風』には『ウォーリーを探せ』的な、
隅々まで絵を観察する楽しさがありましたし(日本の
漫画文化の素地を感じますね)、伊藤若冲の対照的な
画風の2作品の並置には、若冲の実験精神?や
マニアックさが見て取れました。

多種多彩なコレクションに、見る人によって、楽しみ方や
感じ入るところが、とりわけ様々なのでは?と思いました。

「あなたの気になった作品はどれですか?」
会場出口でそんなことを聞かれたら、
滔々と自分の思いを語ってしまいそうです(^_^)。




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