「現代日本彫刻展で出会った彫刻の魅力! NO.5」
第21回現代日本彫刻展
平成17年11月13日まで宇部市常盤公園内で開催されていた『第21回現代日本彫刻展』皆さんご覧になりましたか?「こんな魅力見つけた!」この展覧会を見て感じたコトをご紹介します。
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◆現代日本彫刻展で出会った彫刻の魅力!
平成17年11月13日まで宇部市常盤公園内で開催されていた『現代日本彫刻展』を、皆さんはご覧になりましたか?
作:北郷悟 くり返される呼吸 ※無断転載禁止
広い湖の橋を渡り、会場へ向かいます。そこは湖を見下ろせる小高い丘の上でした。
青い空に緑の芝生、そこに‘ドン’と多くの彫刻がありました。なぜか違和感がなくて、とても気持ちがよかったです。
きっと野外展だったからではないでしょうか?
展覧会というと、いつも私達が見ているのは‘美術館’などの室内展示です。
室内なので作品の大きさにある程度の限界があります。
今回は野外展示。野外ならではの特徴や見方がありました。
※無断転載禁止
『現代日本彫刻展』の特徴、ここがすごい!
@彫刻の設置は、この場所で行われている!
制作や設置は、この場所で夏ごろから行なわれています。作家が
長期滞在して制作される作品もあります。
制作現場の様子は、宇部の彫刻HPからご覧になることが出来ます。
*宇部の彫刻HPへ ここは、ぜひ見て!
→
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/choukoku/21/21_install.htm
A彫刻は、作家1人では出来ません。みんなで完成!
もちろんイメージ図を描くのは作家です。
たとえば、大きな素材を思い通りの大きさに切りそろえたりするには、他の人の手も必要になってきます。
また、その作品設置の時も、
作家だけではなく作業員の人・ボランティアさんなど他多くの人が関わり、最後にはみんなの力で作品が出来上がって行きます。
作:トム・オール CASCADE ※無断転載禁止
B開催場所が、44年間ずっと同じ。
44年の歴史をもつ展覧会の会場は、
第1回目からこの場所で行なわれています。
当初は、会場に土がむき出し、草も生えていました。
彫刻展の歴史を画像でご覧になることが出来ます!
*第1回目の様子は〔宇部の彫刻HP〕から おすすめ!→
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/choukoku/exhibition/0/list_pic.htm
野外です。当然周りの景観も少しずつ変わっていきますよ。
作品だけを見るのではなく、その周りの風景も見てください。
*第21回までの現代日本彫刻展の様子は〔宇部の彫刻HP〕から→
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/choukoku/exhibition/list.htm
C「蟻の城」この彫刻は、ずっと野外展覧会を見てきた。
現代日本彫刻展の作品はその中の一部がまちのなかへ設置され、その他の作品は展示が終われば全て取り壊されます。
「蟻の城」この作品は、展覧会の移り変わりを見てきました。
作品は変わらない。しかし、周りの風景はどんどん変わって行きます。
作:向井良吉 蟻の城 ※無断転載禁止
設置当初と現在では、作品の見え方も変わってきますね。
*設置風景は、宇部の彫刻HPへ おすすめ! →
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/choukoku/exhibition/00/list_pic.htm
Dいつの間にか、作品と一緒に楽しめる!
彫刻展に関連して、多くのイベントが開催されました。
作品解説のボランティア研修や子供たちとの彫刻展の看板作り、ウォークラリー。また、ノーマライゼーション社会の実現を目指して、障害者の作品展示や表現をするといった市民団体・サークルの活動やパフォ−マンスとが出会う文化祭も行なわれました。
イベントに参加することで、今まで彫刻展に行ったことのなかった人たちが多く訪れ、いつの間にか彫刻を一緒に見て楽しんでいました。
身近な視点で、アートに触れる‘きっかけづくり’がうれしですね。
この市民参加イベントの様子は
〔宇部のHP〕から→http://www.city.ube.yamaguchi.jp/choukoku/21/21_guide.htm

国文祭プレ【アートを拾う まちを交わす】のワークショップ(フロッタージュ)で制作された作品の展示 ※無断転載禁止
※この続きは、次回へ・・・。
※本ページに関する情報は、現代日本彫刻展事務局の協力を得て掲載しています。
※本ページに関する画像等の無断転載複製を禁止します。

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