「『第21回現代日本彫刻展』って、どうなってるの? NO.3」
第21回現代日本彫刻展
今回は、現代日本彫刻展の内容についてお話をしてみます。
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ただ今、宇部市常盤公園内にある野外彫刻美術館にて『第21回現代日本彫刻展』を開催中!!
2005年11月13日(日)まで、お見逃しなく!!-----------------------
◆『第21回現代日本彫刻展』って何?
彫刻といえば「宇部」、とすぐ浮かぶくらい彫刻界では名の知れた
44年の長い歴史をもつ野外彫刻展です。なんと、日本で最初に開催された彫刻公募展になります。
最初の開催が1961年。現在と同じ場所で、作品が設置・展示され、撤去される。それが繰り返される中、周りの環境も少しずつ変わりながら彫刻も変化し続けてきました。
蟻の城 作:向井良吉 ※無断転載禁止
実は、会場内にある向井良吉:作「蟻の城」という作品は、その長い歴史をずっとここで見てきたのです。
当時の制作風景が、『宇部の彫刻』HPからご覧になれます。
↓http://www.city.ube.yamaguchi.jp/choukoku/exhibition/00/list_pic.htm
◆どんなことをしているの?
この彫刻展は、現代彫刻の
可能性や彫刻と都市空間との関わりを追求し、隔年で開催されています。(ビエンナーレ形式で、2年に一度展覧会を行なっています)
前年は、国内外からの公募・模型による審査が行なわれ、入選(実物大制作)10点と模型入選作品20点が決まります。(第21回は、284点の公募がありました。)
その翌年に、招待作家10点と入選(実物大制作)10点が野外に設置展示され、賞を競います。模型入選作品は、屋内に展示されます。
模型展示会場 ※無断転載禁止
Villa TORAYAN(ヴィラ・トラヤン)模型 作:ヤノベケンジ※無断転載禁止
◆テーマってあるの?
今回のテーマは、「
ときめく宇部」です。
第3回からテーマがあり、毎回内容は変わっています。
◆『賞』の決定!!
平成17年9月30日の選考委員会にて、招待作家10点と入選(実物大制作)10点の計20作品の中から、大賞〜優秀賞6点が決定しました。
また、市民賞は、10月1日〜23日の鑑賞者投票にて3点が決定しました。
ぜひ、実物の作品をご覧になってください。
メリッサの部屋 作:長澤英俊 ※無断転載禁止
【受賞】
○大賞(宇部市賞) 長澤英俊「メリッサの部屋」
○宇部興産株式会社賞 ヤノベケンジ「Villa TORAYAN(ヴィラ・トラヤン)」
○毎日新聞社賞 岡本敦生+野田裕示「地霊−R, 地霊−W, 地霊−B, 地霊−M, 地霊−JM」
○宇部市野外彫刻美術館賞 松本薫 Cycle−90°「風の予感」III
○山口県立美術館賞 吉野辰海 「大首 III」
○優秀賞 西野康造 「空を行く 2005」
黒竜 作:村上章一 ※無断転載禁止
【市民賞】
・村上章一 「黒竜」
・吉野辰海 「大首 III」
・西野康造 「空を行く 2005」
その他招待作家等詳しい情報は、宇部の彫刻HPへどうぞ
→
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/choukoku/
◆展覧会が終わったら、この彫刻はどうなるの?
宇部市では、賞審査で受賞した作品を購入し、
宇部市内の各所に展示しています。
また、事業に賛同いただいた市民有志からの多くの彫刻寄附があり、現在200点以上が市内にあります。
エンドレス・コア 作:塚本洋守 ※無断転載禁止
☆☆★お知らせ★☆☆
作品の紹介を追加アップしました。
作品紹介については、
こちらから→記事カテゴリ【第21回現代日本彫刻展作品紹介】
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