すごいよね、家に帰ってきたら、ずっと彼と自分の二人の絵ばっかり描いてるし、この間なんか、彼氏からラブレターをもらっているし、しかも、ラブレターの封筒はお年玉を入れる真っ赤な利是封(再利用)だし。
疑い深いワタシは、なんどもなんどもハーマイに確認した。本当に彼氏なのか?彼はハーマイのことだけが好きなのか?仲いい女の子の一人ではないのか?遊ばれているだけではないのか?
でも、ちゃんと相手の男の子もハーマイのことが好きと言ってくれているらしい。
えええええええ。すげぇな、おい。21世紀の幼児たちは。
手はつないだのか?キスはしたのか?と更に聞くと、
「うん。。。」と恥ずかしそうに答える。
「おおーまいがっーーーー!キスはノン!ノン!よ!」と叫ぶと、
「講笑ja-(冗談よー)へへへ」と子悪魔的な笑い。
やっばいわー。
共働きのため、ワタシが幼稚園に出向くことはほとんどないのだけど、前に親子遠足かなんかで幼稚園に行ったとき、ずっとハーマイの周りを衛星のようにくるくる回っている男の子がいた。
どうやら、この子が例の彼氏ならしい。まあまあ、かわいい子だこと。この年頃の愛情表現なんて、好きな女の子の周りをくるくる回るていど、キスなんかないわ。
男の子のお母さんは、なんとワタシよりも背が高くて、たぶん175cmくらいある。きっと、背の高いヤングボーイになるに違いない!
と、男の子のお父さんをみたところ、ワタシより背が低く、ごっつい平凡な顔だった。なぜ、こんな平凡な顔から、あんな二重のくっきりかわいい男の子が出来上がるのだ。これから、彼も少しずつ、少しずつ変化(劣化)していくのであろうか。。。
初恋なんて、そんなものよねー。
ワタシ的には、通勤バスで毎朝一緒になる超名門男子校のイケメン高校生と、ハーマイがひょんなことから恋に落ちてくれて、お母さんはずっとイケメン彼氏(後にだんなさん)を近くで眺めながら、まったり老後を送りたいと願っているのですが。