なぜか、最近の香港はとても寒いです。
先週がんばって衣替えをしたのに、むちゃくちゃ寒くて泣きそう。会社のあるビルは海っぺりに立ってるので、海風がすごくて、ビルの入り口のドアを開けるのも一苦労です。
ところで、昨夜仕事が終わってから相方と待ち合わせて、新宿事件を観にいきました。ジャッキーチェンとダニエルウーとか竹中直人が出ている、新宿を舞台にした映画です。日本では「新宿インシデント」という名前のようですね。しかし、もっと洒落た邦題はつけることができなかったのでしょうか。
基本的にジャッキーチェンの出ている映画は格闘シーンばかりで、だるいし、いい年したジャッキーのお相手役はいつも彼より若〜い旬の女優で、下心丸見えで興味ゼロなのですが、ダニエルウーが出てるからわざわざ観にいったのですけども・・・
えぐかった
ダニエルウーがかわいそうだった。
周りの観客も「かわいそう・・・」とザワザワ騒いでいました。
直視できず、思わず目を覆ってしまうシーンが多くて、疲れた。楽しいはずの金曜の夜が映画館を後にするときは、相方もワタシもぐったりと疲れ果ててしまいました。はあぁ。
相方は、「日本の黒社会の人たちは、スーツをびしっと着てカッコいいね。」
というまったく映画のストーリーとは関係のないところに、コメントをするしかないほどの疲れ具合。
日本のwikiを見たら、ストーリーが少し違うので(微妙に違う程度ですけど。間違いかな??)、もしかしたら、日本公開の時にはあまりに過激な暴力シーンはカットされてるかもしれませんね。
内容は、中国の不法入国者たちが新宿で日本のやくざと組みながら(実は利用されてる)どんどん台頭していって、やくざの抗争に発展するというお話です。
映画のストーリーをまったく予習せずに行ったため、一番最初のシーンですごい数の不法移民者が海岸に上陸したところは、一瞬海がめの産卵シーンかと思った。っていうか、あんなに一気に上陸しないだろ。
そして、新宿を舞台に殺人や違法行為を繰り返してのし上がるジャッキーチェン。今回は、アクションは封印です。そこだけはよかった。しかし、カンフーを披露しないのであれば、あの役をジャッキーがやる必要はなかったのでは、と思うのですが・・・。
ちなみに竹中直人はところどころ中国語を話していました。長い台詞も中国語で話していてすごいなぁ〜と思ったのですけど、周りの観客は彼が中国語を話すたびに、爆笑。失礼だな。
ジャッキーチェンとか徐静蕾の日本語はもっとひどいと思うぞ、君たち。
しかし、最近玉木宏を見続けていたせいか、前はあんなにかっこよいと思ったダニエルウーが、普通の兄ちゃんに見えてしまうから、玉木宏は改めてスゴイ。
とにかく、楽しく映画を見たい人には、お勧めできない怖い映画でございました、ということです。

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