日本にいたら、日本の教育について不満があるけど、香港はもっとすごい。とにかく、すごい量の勉強をしなければいけない。
うちのハーマイ、香港ではK3、日本でいう年長さんなんだけど、年齢は5歳になったところだから、知能レベルは日本の年中さんと一緒。
でも、毎日、算数、中国語、英語の宿題がある。量はたいしたことないけど、算数の内容がすごい。ワタシ的には、へぇーーーすげぇなハーマイ、こんなのわかるなんて、もしかして天童?って思ってたけど、この間、珍しく相方と二人でお迎えに行った帰り、担任の先生がちょっといいですか?と相方と30分くらい話をし始めた。
あとで、何を聞いたか聞くと、ハーマイはちょっと物覚えが悪すぎる、とのこと。
たとえば?と聞くと。
1から30まで数える方法をいろいろ教えていて、10個ずつ丸で囲って、それが3つあるから30、という風に答えを出す方法を教えたところ、ハーマイはその方法では数えない。
何回、先生が教えても、.....28、29、30という風に1から30まで1個ずつ数えて、困っている。
とのこと。
思わずワタシが
「え?いいじゃん。30まで数えられてるんでしょ。10歳でそんなことまだやってたらアホだけど、5歳児やで。いつか、『やっべぇーむっちゃワタシ数えるの遅いやん!』〜って自分で気付くってー」
って言ったら、相方は頭を抱えて、真剣に怒っている。
相方いわく、そんなのんびりした方法じゃ、香港の学校では生きていけない。誰も、やっべぇーって自分で気付くまでなんか待ってくれない。脱落するだけ。
この方法でやれ、今すぐ!って言われたら、素直にやる子だけが、香港の学校では「出来る子」なんだから!
そうなのか?大変やな、香港の子ども。
答えが出るまで、好きな方法で納得いくまでやらせたらええやん。というのは、香港では駄目ならしい。
ただ、やっぱり、根底は何かというと、いろんなやり方があるっていうことを素直に受け入れた上で自分のやり方を通すのはいいけど、人のアドバイスに耳を貸さないというのがアカンということなんだろうね。
って、それワタシやん。そもそも人のアドバイスなんか聞いてたら、香港になんて来てないよねー

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