※上から続きます!
今回のお題は「リメイク・ショー」。
ネタ切れ感のあるハリウッドは今も昔もリメイクしまくってますね。
今回の作品はほとんどレンタルやなんかで見られるものばかりですので、あらすじは簡単にしておきます。
興味のある方は、是非オリジナルとリメイクの2本いっぺんに観てみてくださいな。(遊星からの物体Xファーストコンタクトだけはまだ日本ではソフト化されてませんが、まあそのうち。うちは輸入版で観ちゃったけど(笑))
●地獄へ続く部屋(1959)
とあるお金持ち夫婦が、昔恐ろしい殺人事件のあった曰く付きのお屋敷でパーティーを開きます。そのお屋敷はおかしなことが起こる、いわゆる幽霊屋敷との噂のある屋敷で、そこで一晩すごせば1万ドルの賞金を渡す、というビンセント・プライス扮するパーティー主催者の元に、お金目当ての5人の男女が集まって来るのだが…。
ぶっちゃけ、金持ちの夫を亡き者にしようと奥さんが愛人と茶番をするんですが、あちこちにお化け屋敷な仕掛けや最後まで「なんでそこでそうなるんだよっ?」といった行き当たりばったりを深く考えずにぶっ込んだスクリームポイントだけで構成したマッタリとした作品です(笑)。
突然白目剥いたおばあさんが襲いかかるようなポーズのままシャーっとスライド移動したりで大爆笑。
菊「最初に出てきた役者さん、誰だかわかる人〜? 『シェーン』で最初に撃たれる農民でーす(笑)」なんてクイズがあったり。
菊「子供の頃見て怖かったり納得してた記憶があるんですが、よく考えるとおかしいんですよね。最初シャンデリアが揺れるのは何でなのかとか、管理人のオバアさんが白目向いて出てくるのに何の説明もない。終いにはアレですからね。」
山「オバアさんの滑車は誰が引いてるんでしょうね?」
菊「その場が面白ければいいじゃない、というお化け屋敷みたいな作りですよね。この監督はとにかくヘンな人で、映画の上映中に映画館の脇に救急車待機させて、中に医者や看護婦も置いて『弱虫さんはコチラ』みたいな演出したり、天井から首吊り骸骨ぶら下げたりしてたらしいです。ソーゆーことが好きみたいですね」
この映画は「サスペンス風味な怪奇映画」みたいなククリになると思いますが、怪奇現象なんて起こってないし、お化け屋敷も出ません(笑)。そこで「怪奇映画なのに幽霊とか出ないなんて納得出来ない」と思った監督がリメイクとして制作したのが、次の「TATARI」。
●TATARI(1999)
とあるお金持ち夫婦が奥さんの誕生日パーティーの会場に選んだのは、昔犯罪者専用の精神病院だった屋敷。その屋敷では夜ごと、マッドな医者がおぞましい人体実験を繰り返し、患者たちの暴動の末に火事で閉鎖された場所だった。
その屋敷で一晩すごせば100万ドルの賞金を、ということで金目当てに集まった5人の男女を惨劇が襲う。
初っ端から、痛そうな人体実験シーンに血みどろ暴動シーンで、これが本当にさっきのリメイクかと驚きます。
こちらはちゃんと恨み辛みタップリの狂気の亡霊たちがワラワラ出てきてスプラッタシーンタップリですよっ。
金持ちの主人の名前が「プライス」でちょび髭で、ビンセント・プライスをリスペクト(笑)。
山「さっきのと同じとは思えないですね」
菊「あっちはサスペンスでこっちは完全にホラーになってるよね」
この映画は前に間違いなく観てるのに、全然内容を覚えてなかったです。ラストにオチだけ覚えてた(笑)。
続きましては吸血鬼ものですよ。
●僕のエリ 〜200歳の少女(2008)
冬のスウェーデン。12歳の少年オスカーは内気でクラスの少年グループにいつもいじめられていたが、その鬱憤を、木を相手に見たててナイフで斬りつける「エア復讐」で晴らしていた。
ある日彼のアパートの隣室に同い年くらいのミステリアスな黒髪の少女と父親らしい二人が引っ越してきた。
その頃から町では血を抜き取る猟奇殺人事件が多発していた。
二人は仲良くなるのだが、少女エリには秘密があった…。
英語で字幕も英語。
菊「わかんなかったら、ケビンさんに聞いてください(笑)」
菊「モールスの方を先に観たんだけど、女の子はアッチの方がかわいいよね。男の子も。」
山「どっちが男か女かわかんない感じですよね。こっちは」
菊「この女の子はえーと、本当は男の子なんだよね。去勢されて、女の子みたいになってる。だからワザと、そーゆーキャスティングなんでしょうね」
山「ビスコンティとか好きそうな少年ですよね、金髪で…。今『ベニスに死す』撮ったらこんな少年使いそうな」
菊「モールスってなんでモールス?」
会場「原作小説の(和訳)タイトルがモールス。劇中二人が壁越しにモールスでやり取りしてますよね?」
菊「そういえばなんかやってたかな」でもなんか釈然としない。
↑私と前の席の津田さんが情報提供。ただ原題は「LET ME IN」だった気がするけど、言ってて自信がなくなってきた…。
●モールス(2010)
雪の降るアメリカの田舎町。
内気な少年オーウェンは「女の子みたい」だとクラスの少年たちにいじめられていた。ナイフで木を傷つけて鬱憤を晴らしていた彼の目の前に、裸足の少女アビーが現れる。彼女はオーウェンのアパートの隣室に父親らしい男と引っ越してきたばかりだった。
町では連続殺人が起きており、刑事が捜査を始めていた。
二人は仲良くなるのだが…。
タイトルの「LET ME IN」が出ると、やっぱり気になった菊地先生。
菊「えーと、本当に原題はモールス? 原作小説の邦題がじゃないの?」
座敷の角堂さんがスマホかなんかで調べて「原作はスウェーデン語の『LET ME IN』にあたるような言葉らしいです。『Let the Right One In』のスウェーデン語」
菊「それで翻訳版の本のタイトルがモールスね。はーん。それで映画も…わかった」ようやく納得。
あと、制作が「ハマー」で喜ぶ先生。
菊「復活したハマーフィルムですよ〜」
菊「こっちの方が、丁寧に分かりやすく作ってありますね。女の子も可愛い」
菊「この子は絶対太るぞ〜と思って観てたんですが、コレの後の『ダーク・シャドウ』観て、やっぱりな〜と。前のキック・アスではそうは見えなかったんですけどね、やっぱり太りましたね」
アビー役のクロエちゃんが裸足で登場したシーン見ながら
菊「ほらほら、太りそうでしょう(=´∀`)人(´∀`=)」なんかウキウキしてます(笑)。
菊「男の子も可愛いよね」
山「『女の子みたいだ』って虐められてるくらいですからね。こっちもビスコンティが…(笑)」
菊「女の子の保護者になるオヤジの『もう疲れた』って感じも、こっちの方が良く出てますね。役者が良かったのかな? 監督は同じだっけ?」
会場「違います〜」
そういえば、どちらの映画も「Let Me In」の意味のわかるシーンは入れてなかったですね。
菊地先生はオリジナルよりこちらの方がお好きなようで。
私はニャンコがいっぱい出るオリジナルが好き(笑)。
●遊星からの物体X(1982)
南極にあるアメリカの観測隊の元に、スウェーデンの観測隊員がヘリで犬を追ってやってくる。犬へ発砲する彼らを正当防衛で殺してしまったアメリカの基地の隊員達は、スウェーデン基地へ調査へ。
そこには何か暴力事件があったらしい痕跡と凍りついた隊員の死体、そして焼け焦げた謎の生物の残骸が残っていた。同じ頃、雪原から謎の人工物も発見された。
逃げてきた犬を保護した彼らだったが、その夜犬が怪物へと変身する。次々と襲われる隊員達。謎の生物の正体は…!?
説明は不要でしょう(笑)。
菊「このジョン・カーペンター監督ってのは…よくわかんない監督ですよね。NY1997とか撮ってますけど…そんな大作を任せられる監督なのかと。
この遊星からの〜もそうですけど、西部劇の『リオ・ブラボー』を元にして撮った『要塞警察』なんかは良く出来てますよね。こーゆー元ネタが有る作品だと、いい感じに撮れる監督みたいですよね。」(遊星からの物体Xも『遊星よりの物体X』のリメイク)
ラストの二人の男の会話シーンで
菊「こっちの男の息は白くなってますよね。あっちは息が白くない。そーゆー演出で、あっちは人間ではないと」有名な話ですけど、一応。
続いては、「遊星からの物体X」の「前日譚」ということになってますが、やってることはほぼ同じ、リメイクです。でも一応、繋がるように作ってあります。
●遊星からの物体X ~ファーストコンタクト(2011)
スウェーデンの南極観測隊が雪中に埋まった巨大な人工物と氷漬けの異星人らしいモノを発見した。
アメリカとの混成チームで調査に当たるが、異星人が復活して、隊員たちに襲いかかる。異星人は襲った隊員たちと同化して見分けがつかない。
誰が見方で誰が敵なのか?
閉ざされた世界で生き残るのは誰だ!?
菊「オリジナルでは血液で見分けてましたけど、同じことやるわけにはいかんので、歯の治療跡とかでやっててなんかマヌケですよね。」
歯の治療してない人とかいますし、劇中ではセラミックの人も。
菊「なんで必ず火炎放射器があるんでしょうねえ?」
菊「これも謎が残ってまして、最後に残った彼女は、果たしてどうなったのか?」
山「無事なら他の基地にたどり着いてますよね」
菊「そう。他の基地とかで警告とか発しててもいいころなのに、そうはなってない。つまり死んじゃったと」
映画はこんな感じでしたか。
うちのダンナサマは全部見たことがあるせいか、途中で爆睡してました。おかげで確認できねえ(ちっ)。
※まだ続きますよ↓

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