軽めのレポですよ。
7月恒例、ホラー特集は以下の5本。
「鉄の爪」
「踏切に立つ少女」
「海底から来た女」
「雨月物語(TV映画/怪談百物語)」
「幽霊五十三次」
菊地先生は前髪切り立てっぽかった。ややぱっつん。
トークゲストはイラストレーターの中村龍徳先生です。
最近中村先生に描いてもらってる挿絵の紹介とか。「一個人」という雑誌連載の、真田十勇士モノ。
本当は最初から10人ズラっと挿絵で描いてもらう予定だったけど、菊地先生の頭の中でまだ全員のキャラが固まってなかったので小出しに(笑)。現在7〜8人が作中には登場してるらしいです。
まず最初に、Dやら妖獣都市やらアムネジアやら映画関係の話。
例によって、進展ナシ。
この話題になると、会場から笑いが起こります。
プロヂューサーが脚くじいたせいで遅れてるとかイイワケしてるとか?
日本でDを映画にする場合、某カプコンさんが類似したタイトル全般で商標登録しちゃってるので、タイトルどうしたもんかとか。
カプコンに出資してもらって、ついでにゲームも作ってもらえばいいジャンという会場の声に、先生はそれもいいねーとのこと。お話があればねーと。(菊地先生からアクションを起こすということは基本ないので、話があればいいですね)
映画とは別に、先日亡くなった芦田豊雄氏の追悼ビデオ。
6年前のトークライブの時の映像を14分ほどに編集してありました。
楽しい内容になってましたvv
「鉄の爪」
50年代でモノクロもの。
戦争で南の島でゴリラと遭遇、やっつけたけど自分も負傷してゴリラの血を浴びちゃった男が、帰って来た日本で、自分を死んだと思って他の男と出来ちゃってた奥さんを見て、相手の男をゴリラ化して殺しちゃったり。普段はいい人なのに、獣人化すると凶暴化。おまけにその時の記憶がない。教会の鐘の音を聴くと心が静まる云々とかで、最後は心を寄せていた娘さんがそれに気づいて鐘を鳴らすと、人間の心を取り戻して屋根の上から飛び降りて自殺しちゃいます。しかし魂は救われたらしく、死体からひょっこり起き上がった魂は教会の空へと歩いて消えて行くのでした。
狼男やキングコングその他を足して割った感じ。
菊地先生が子供の頃、これとそっくりの話の漫画があって、教会の娘さんの役柄が、獣人化する男の息子になってるとかなんとか。
漫画のあとで映画を見て「漫画のパクリだ」と思ったそうですが、実は映画の方が先でしたと。
「踏切に立つ少女」
割と最近の作品。稲川淳二監督作品。
田舎の母が意識不明に陥ったので、子供のとき以来の実家へ里帰りする姉と弟。
姉は不気味な少女と遭遇する。踏切ですれ違い、勝手に家へ上がり込んでペットの犬の気をむしったりテレビを見たりする少女。少女を追いかけて、姉は昔通った小学校へたどり着く。フラッシュバックする思い出は、クラスメイトのいじめられっこの女の子。
オチ的には、この時のクラスメイトが不気味少女で、戻って来た姉を逆恨みして追いつめて行くというもの。
どっこにも救いがなくてどよ〜んとなる。
菊地先生曰く「稲川淳二なのに良く出来てます」
「海底から来た女」
現都知事の純文学作品を映像化。モノクロ。
葉山かどっかの海辺の別荘。
近所では謎の水死事件が頻発する中、別荘のおぼっちゃんが謎めいた水着美女と接近遭遇。
「おねえさんが色々教えてあげるわ」といわんばかりのセクシーねえさんにチェリーボーイはのめり込んで行きますが、その女は20年前にこの近辺に番でやって来たフカ(サメ)の化身で、当時近所の漁師に殺された相方のカタキを打つべく現れたのでした。
それに気づいた浜の男達に待ち伏せに合って銛で突かれて海に消えるんですが、そこらへんの描写は全くなく、全て興奮した猟師達のセリフで語られるのがビミョー。
信じたくないぼっちゃんが夏の終わりに女と潜った海へ再び潜ると、巨大なフカのシルエットが…。
怪物ものに純文学とロマンスを取り入れたらこうなっちゃった、という作品だそうです。
冒頭とラストに「スランプ中の神経質な作家」が意味不明で登場するのですが、役者さんがいつも悪役とかやるような方でとても神経質そうには見えない…。
なんか見ていてイラっとくる作品でした。
「雨月物語(TV映画/怪談百物語)」
これも最近な作品。
シリーズ通して、竹中直人扮する陰陽師の末裔が狂言回しとして登場しますが、毎回役立たずなことこの上なしとのこと。
男女の仲を占う「吉備津の釜」というおカマがあって、良縁ならお湯が沸くとグラグラ音を立てて、よくないと音を立てないというのがあるそうな。
そのおカマで「良くない」となったけど無視して結婚しちゃった男女の悲劇。
どっかのホコラの中に、お札を貼ってたてこもる男の話から始まります。←椎名桔平
この男はとんでもねーヤツで、裕福な商家の若旦那なのにろくに仕事もせず、奥さんもほっといて若い愛人(サトエリ)をつくってブラブラ暮らしていました。見かねた奥さん(富沢靖子)が、愛人に手切れ金を渡してわかれさせようとするのですが、男はその金を持って愛人と逃走。その際、奥さんに手かせをかけて、放置プレイ。
奥さんは悔しくて自殺しちゃって、その後愛人を取り殺します。
男もあやうく撮り殺されそうになるんだけど、たまたま通りかかった修験者かなんかに「お札を貼ったお堂に49日間こもれば助かる」とおこもり。
あの手この手で男をお堂から出そうとする奥さん。
しかし49日目の夜中に、上手い事男を騙して本懐を遂げる(?)のでした〜。
「幽霊五十三次」
怪談だけどユーモラスなミュージカルです(笑)。モノクロ。
とある藩主の正室候補をめぐる陰謀に巻き込まれちゃった、流しの兄弟(弟が里見浩太朗)の奮闘(?)。
気が弱いお姫様を、お化け役者を使って驚かせて心臓マヒを起こさせようと言う陰謀に、拒否した太夫が殺されてしまう。悔しい太夫は知り合いの流しの兄弟に、自分に代わってなんとかして(陰謀の邪魔してお姫様を守れ)とお願いしに出てくる。
兄弟は旅先でおかしな旅籠に泊まろうとするんだけど、通される部屋全部がイワクつきで、次から次へと部屋を替わる、ドリフのコントみたいなエピソードや、突然マンボのリズムで歌ったり踊ったりとにぎやかで楽しい道中。
女幽霊に邪魔されてると知った敵は、うさんくさい霊能者に頼んで、なぜか別の幽霊を出してもらうんだけどどれもヘナチョコばかり。
シビレを切らした敵の正室候補が実力行使に出ようとして、それを阻止せんと兄弟が大活躍のチャンバラを繰り広げます。
最後には味方にあやまって敵の正室候補が殺されちゃったり、お殿様が現れて「どっちが正室でもいいから生き残った方」とか言って、逆に振られちゃったり、最後はお姫様は旅の一座にまぜてもらって大団円。
ラストに太夫がお姫様に乗り移ったらしいよくわかんない描写がありますが、まあメデタシメデタシってことで。
見てて楽しい怪談でした。
この後は、中村先生がイラスト描いてるゲーム「二世の契り」の新作の紹介とか。
中村先生は、おっさんの方がイケメンに描けるとかそんな感じ(笑)。
ドラマCDとか関連商品テンコ銛です。
最初のゲームより、新作の方が売れてて謎らしい。
ゲームのプレゼントや、最近朝日ソノラマで中村先生がイラストを担当したラノベのプレゼントもありました。
質疑応答。…あんまりおぼえてなーい。
えーと、メフィストの漫画化のこととか?
以前にもメフィストの漫画化の話はあったけど、候補の作家に納得できなかった。今回の霜月かいり先生は絵も上手いし、漫画の方も面白いし真田十勇士ものってことで(?)お願いしたとのこと。何より本人がグラマー美人なのが良い(鼻の下を伸ばして)。
「映像化ということでは、実写やアニメのいいとこ悪いとこはどう考えてるか?」
自分は「実写」世代なので、実写の方がいいなーみたいな。最近はCGで何でも出来るけど、どっちかというとガチンコの「ターミネーター方式(?)」が好きだ。アニメは、アニメならではの表現があって、それはそれで良いと思っている。みたいなことを言ってた気がする。
映像化で期待(?)するのは、現在挙がってる中では「アムネジア」。他(Dや妖獣都市)はどうなるかだいたい想像着くけど、アムネジアはどうなるか楽しみ。
私ら夫婦では「(デンゼル・ワシントンの)ザ・ウォーカー」みたくなるんじゃないかと妄想。
あとはえーとえーと、「ナイト・キッド」の話とか。
やっぱりあのキャラがいいよねーとか。あのキャラのおかげで、いまだにファンレターが来ると喜ぶ菊地先生。
続編の話もあるとかないとか。狂言回しではなく、ナイト・キッド本人が主人公として活躍するかも? ひょっとしてアダルトなナイト・キッドが!?とかなんとか。
プレゼントのジャンケン大会。
菊地先生は、いつも最初の三手は同じっぽい(笑)。
Dの新作のPOPをダンナサマがゲト。いえーっ。

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