「Fiddle Club Band with Guest」
ライブ鑑賞
1日乗車券をがっつり利用して、と思ってたけどたいしてお得にならなかったか。そして今日のメインイベントはライブ。やっぱりここには灯りが点いてなくちゃ。
本日のイベント、Fiddle Club Band
ちょうど入場始まったところだった。前には後輩Tじ君。
顔見知りの人はそう多くなかったので、ご挨拶程度の会話で最前列に席を取る。左手だったので、「ピアノばっかり聴こえるで」と言われたけど、前にしてよかった、と後で思った。
前回、なんばで初めて留利子さんとやった時も誘ってもらって行ったのだが、今回も直でお誘いメールが来た。ちゃんと営業できるやん、大矢くん。
最初は4人でインスト
ピアノは飯田一樹さん
ベース、泉尚也さん
ドラムスは小林健治さん、錚々たるメンバー
今度はちゃんとMCするかなあ、と思いきや、やっぱりゲストがお喋り進行やった。
最初のゲストは彦根の歌姫、いづみさん。
珍しくブルー系の衣装だった。
アルバムの中からオリジナルと、昔からのレパも含めて1セットたっぷり聴かせていただく。いづみさんのうたも久しぶりだった。
All of Me, Blue Kentucky Girl, コスモスを見ていたらできた、という曲、『花のように愛してる』これをなぜリクエストしたのか問いかけたにもかかわらず、大矢くんからは何の反応もなかったので、ご自分で説明された。口が重いにもほどがあるよ。
右手に付けてた眩しいブレスレットを、思ったより邪魔になるとのことで左に付け直しして、マリア・マルダーのAny Old Time,
いつも聴いてるアレンジとはずいぶん違う曲が多くて、そうか、こんな風になるのか、と思いながら聴いてた。
Summer Time,
マイクに目が行った。
ベースかっこええな。
もちろんフィドルもすばらしい。
Save the Last Dance for Me,
間のお喋りも絶好調のいづみワールド
Are You Lonesome Tonight,
そして最後はこれも大矢くんからのリクエストでオリジナル『心のテネシー』
レコーディング時の秘話も交えて(スタジオ代がすごくかかったらしい)会場の雰囲気をうまくつかんではった。
休憩の後、二部も最初はインストから。
次のゲストは大上留利子さん。
病気をされて声が出なくなり、お風呂でリハビリしてようやく歌えるようになった、というお話は知らなかったので驚いた。確かに以前のような高くて張りのあるすごい音量のうた、ではなかったけど、ソウルを感じる歌声だった。
MCは、ほんまに大阪のおばちゃんが近所のことを喋ってる、みたいな、ものすごい親近感あふれるもので、特にここのバンドメンバーのうち二人はかつて、彼女のバンドメンバーでもあったらしい。楽しそうに、懐かしそうに話をされるのを聞いてると、それで?その後は?ともっと聞きたくなるのだった。
いやいや、お喋りじゃなくて歌聴かな。
ドラムス小林さんは10代の頃から知ってて、やんちゃな子ォやったらしい。「なあ、そうやんな。」
「皆、死んで行くから、その中で頑張って行かなあかんよ」と言いながら西岡恭蔵のミシシッピリバー
ヘアスタイルもかっこええわ、メガネのフレーム、赤は私もお揃いや。
メンバー紹介をする留利子さんを見るメンバー
紹介する留利子さん
寂しい女のうた、聞いてくれる?としっとり聴かせたあとは、
お風呂でのリハビリは、橋幸夫の『潮来笠』と村田英雄の『王将』だった、というMC。
顔がええのにもてへんのはなんでやろ、なんでやとおもう?というMCの後に『大阪で生まれた女』
ピアノの譜面
この曲をレコーディングする時、いづみさんがコーラス隊を務めたという話。楽屋ではずーーーっと喋りっぱなしだったらしい。
『愛の賛歌』
ピアノとふたりで始まる。低音が越路吹雪さんみたいやった。
MCで、私は一見もてそうでしょ?なのに全然もてないんです。なんでやろと思ったら、まずは喋り方?と言うてはる。
笑いながらそれを聞くバンドの皆さん。
古いお付き合いの泉さんも楽しそう。
やんちゃな少年やったらしい小林さんも。
しっとりした、『あなたのような夕暮れが』の後は、大好きな『心斎橋に星が降る』、ギターのフレーズをフィドルで見事に再現してくれはった、すごい!と持ち上げられた大矢くん、苦笑い。
小林さんが参加している宇崎竜童さんの話題「玉虫色のスーツやで、ちょっと着れんわな。」など挟みつつ、女優時代のはなし「西成でロケした時、私だけ違和感なかった。」も入れつつ、どんどんどんどんライブは進む。
踊る留利子さん
Many Rivers to Closeで留利子さんのセットが終了、アンコールではいづみさんと一緒に
歌う前に、もてないと言うてはったけど、実は私、留利子さん好きやった人ふたり知ってます、と告白するいづみさん。
あんたそんなんもっと早よ言うてくれなあかんやん、と突っ込む留利子さんに、おふたりとも亡くなってるので、結婚せんで良かったですやん、と返すいづみさん。
楽しかったねえ、と話しながら最後の曲はTennessee Waltz
余韻を楽しみながら、ゆったりと聴く。
いいコンサートだった。
掛け合いみたいなやりとりと、
ふたりで記念撮影の後、
いづみさんに呼んでいただき、私も一緒にフレームに収まった。
それにしても、ステージからお客さまとやりとりしはるのはともかく、A東さんの名前を2回も呼ばれたのはなんでやろ、お気に入りなんかな?