2008/12/26

吹雪と子鹿  

12月26日。
記録的な大雪に僕らは息を飲んだ…

降り続ける雪に僕らはただただ指をくわえて見てるしかないのか!?

いや。そんなんじゃない。

岩岳への旅路はそんなもんじゃ止めれない。


次々と延期される集合時間に部員の緊張は高まる一方であった。


『伝令です!!』

静まるみんな。

『本日の集合は9時45分になりました。』

新たに決まる時間モチベーションやら何やらを合わせる部員。そう、僕らにとっては自然に逆らうのではなく、流れに身を任せ、何やかんやで上手く合わせる。


そういう訓練をオフからやってきた。支部幹部に感謝である。


話を戻すと、集合時間に合わせ、今一度ストレッチをし直す部員の体はもはやグニャグニャのポッカポカであったに違いない。


ゲレンデに上がる。


ポッカポカをかき消すようにグングン冷えていく体温を止めたのは、


この一言だった…









『集合!!!!』





けたたましい声に、一瞬辺りが静まりかえり…

『Whooiii!!!!』
の合いの手。

その一連の流れが部員を引き締め、一気に体温と言う名のモチベーションを上げる。





依然として止まない雪…

いや、まして徐々に強くなっていく吹雪であったが、



もう、止まらない。


僕らは立ち止まってなどいられない。




『お願いします!!ガンバでーす!!』




のかけ声がまるで、よーいどんのピストルをならした我のごとく、部員をリフトに向かわせる。




当然リフトはメチャメチャ混む…






当たり前だ。




事前に僕らはチームを組まされていた。言わば、一個小隊編成である。こうすることで、30を超える大人数でのトレを円滑に行えるのである。


僕が受け持ったのは、ピチピチとは言えないかも知れないが、ちび可愛い一年生チームである。


思ったよりガッツのある子鹿達。かつて自分がそうだったように、この子達は不安に違いない。



ほぼ視界0のなか、前の人はどこ行ったかわかんないし、寒いし、雪は重いし、いろいろ考え過ぎて、逆に何も考えていないのか?


しかし、飽くなき向上心を抱く後輩を目の前に、こっちも負けてらんねぇし!!

なんて心の中で静かに闘志を燃やす僕に誰か気づいてくれたかい?


話はさておき、例え見えなくなっても、体が雪に埋もろうとも、この子達は起き上がり、滑り降りてくる。





『頑張れ…!!』






遠くでもがく後輩に胸の中での思いが言葉になる。







後輩に教える中で、逆に教えられた。




あの純粋な直向きさ…




何やかんやで小さな感動と青春をこんな雪の降る中で味わえるのは、あと何回なんだろ…?







なんて4年目にして思い返す自分。








でもやっぱ、今はただただスキーをできることに感謝し、今日1日の報告を終わります。
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2008/12/29  0:57

投稿者:さわこ

題名がかなりよいです^o^

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