海月姫

2014/12/27 | 投稿者: pdo

映画『海月姫』を見た。

新宿の舞台あいさつの後の回だったが、座席はほぼ埋まっていたように思う。

上映後の反応も上々に見えた。

個人的感想としては、映画自体には言いたいことも多々あるにせよ、

Nonen ergo sino

能年玲奈、ゆえに我許す(エラそうに)。

急いで付け加えると、もう一人の主演女優(?)菅田将暉は、とても好演していたと思う。
他の俳優だったら、はっきり悲惨なことになっていた役を、形にしていた努力を評価したい。

全国の能年玲奈ファンに告ぐ。

絶対に損はしないから、至急観に行くべし。

以下重大なネタバレあり


誰が見ても、この映画は能年玲奈に尽きる。

そのように作られた映画であった。

脇を固めるのはもったいないほどのいい役者たちが揃っていて、相当のいい演技をしていたが、

やはり能年玲奈がいてこその作品である。

映画そのものに言いたいことが多々あることは前述した。細かいことは言わない。
ただ現実のファンタジーの境界線が最後までよく見えなかった。
(以前『おおかみこどもの雨と雪』を見たときにも感じた。これは演出の問題ではなく脚本の問題。ちなみに原作は未読)

最後の盛り上がりである「ファッションショー」の場面では、誰もがツッコんだのではないだろうか。

「お前らにこんな舞台が準備できるわけないだろ?」云々。
(ちなみに原作は未読)

でも、その後に用意されたシーンがあまりにも素晴らしかったために、自分は「全部許す。」と心の中で叫んだのであります。

大盛況のうちに終わった舞台。静まり返った部屋で、舞台上に並べられた、尼〜ずの皆で苦労して作り上げたクラゲドレスを、蔵之介と月海が二人でぼんやり眺めている。

ふと蔵之介が月海に「お前も着ろよ」と呟く。

少し躊躇った後で、舞台の裏で着替えた月海が、白いドレスを着て、カーテンの裏から、おずおずと姿を現す。



冗談抜きで、この場面を見て自分は泣いた。

純粋に美しくて涙が出た。こんな体験は初めてだった。

冗談だらけの映画の中で、このシーンは、ちょっと不釣り合いなほど神々しかった。


続く、月海と蔵之介の間で交わされる会話シーンもとてもよかった。

『あまちゃん』での、橋本愛と能年玲奈の夜の「あまカフェ」でのシーンに匹敵するくらいによかった。

この場面だけで、映画館に足を運んだ価値はあった。


The rest is silence.





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