コメントへの返信

2014/6/20 | 投稿者: pdo

※コメント欄にコメントできない(システム管理者による制限?)ので、前回の記事にいただいたコメントの返信を以下に書かせていただきます。

>ひできさん

コメントありがとうございます。

原作を読む限り、私もひできさんと同じ感想を抱きます。

芦川先生が関に惹かれる要素が原作からはあまり見いだせないのは確かです。

今回の記事は、私が勝手に脳内補完しての結論ですから、原作の中で関と三島と芦川先生を巡るエピソードをもっと掘り下げてほしかった気はしますね。そうすればもう少し納得いったと思います。

関は、三島が死んでいたことも知らなかったし、芦川先生に電話して「三島君について聞きたい」などと言っていることから、三島のその後の転落人生についてはまったく知らなかったようです。

その一方で、芦川先生に対しては、10年以上もの間一人で誕生日を祝ったり、「あなたのことをかたときも忘れたことはなかった」と言っているくらい、尋常ではない思いを持っています。

関が一種のストーカー的人格の持ち主でないとすれば(その可能性も捨てきれませんが)、芦川先生と関の間には、過去に相当心を通わせた事実があったとしか思えないのです。

そして原作では、芦川先生が、初めてあって間もないころ、元気から初めてシャーク堀口と関の因縁話を聞いたとき、ただ事ではないくらいショックを受けた表情をしています(アニメ版ではそんな表情はしていないので明らかに解釈が異なります)。

その後も、三人(関と三島と彼女)の間に何かあったことを仄めかす描写はわずかに出てくるのですが、具体的に何があったかは最後までわかりません(堀口・関戦の関の回想は、関と芦川先生の出会いと、関が二人の交際を知ってショックを受ける描写はありますが、その後のことが書かれていません)。

『がんばれ元気』は、基本的に終始元気目線からの物語なので、芦川先生目線からは、実はまったく違った物語があるのではないか、などと妄想してしまいます。

芦川先生が薄幸な女性として一生を過ごしそうというひできさんのご意見には私も同感です(笑

「田沼元気」の今後の人生にとっては、石田とも子のような女性がふさわしいと私も思っています。原作ではとも子が可哀そうすぎましたしね。。。


以下は、完全に妄想モード突入で気持ち悪いので、読まなくて結構です

僕の妄想する『がんばれ元気』その後

・ 元気が実家に戻り、田沼元気になって高校に入り直し、しばらくしたころに海外の芦川先生から手紙が来る

・ その手紙には、ヨーロッパにいる芦川先生のもとに関拳児が現れ、プロポーズされたこと、芦川先生がそれを受け入れたことが書かれていた

・ それに続いて、芦川先生(以下悠子)と関との間の過去の因縁が詳しく語られる

  (以下回想)
  

   三島は悠子を賭けて関と対決し、無残に敗れた後、悠子の前から姿を消した

   三島は悠子に、自分とは縁を切り、絶対に探すなと固く言い残していった

   途方に暮れた悠子の前に関が現れる   

   関は、三島との戦いの後、三島を闘争心むきだしにして叩きのめしたことに対して深い自責の念に囚われていた

   悠子は関から、両親を失い、貧乏と屈辱の中で育った幼い日々の話や、荒んだ少年時代の関がボクシングに目覚め、チャンピオンを目指してプロになるまでの詳しい話を聞かされる。プロになった後、ロートルボクサーとの戦いでうぬぼれた目を覚まされたことについても。

   悠子の中に関に対する共感と関に惹かれる思いが生まれるが、三島への想いとの間で葛藤する

   そんな中、悠子は三島が極道に堕ち、やくざの用心棒をしているという噂を聞く

   危険を冒して三島に会いに行く悠子。悠子が襲われるところを土壇場で三島が助け、相手に深い傷を負わせ、死に至らしめる。三島の背中には一面の刺青が。

   三島はそのまま自首、傷害致死の罪で服役。

   三島は悠子に、自分とは縁を切り、関の支えになってやれと強く勧める

   悠子は、三島の人生に寄り添うことを決意し、関に手紙を書く

   以来、関と会うことはなく、連絡を取ることもなかった

   地方都市で小学校の教師になり、元気と出会う。三島の死。元気の成長。

   元気を通じて10数年ぶりに関と再会し、関から交際を求められる

   元気の悠子に対する思いを知っていた悠子は、ここでも葛藤する

   元気が自分と心中してくれるならそれでもいいとさえ思ったが、

   元気が関との戦いに勝ち、目標を達成したことを見届けて、

   悠子は元気の人生に対する自分の役目は終わったことを悟り、
   元気にはこれから自分よりもふさわしい相手が必ず見つかると確信するようになる


   関がヨーロッパで暮らす悠子の行方を探し、プロポーズするまでの話。

   
   ボクサーとしては非情で完璧主義だった関が、悠子の前では情けない弱さをさらけ出す。

   悠子なしでは生きていけないと悠子の足に取り縋って泣く関。

   三島の転落人生を悠子から聞かされ、号泣する関。

悠子がプロポーズの返事をためらっているのを見て、自暴自棄になる関。

   悠子は、これから自分はこの人を支えるため生きていこうと思う。。。 

  (回想おわり)


・ 手紙を読んだ元気は、芦川先生の選択を受け入れ、彼女にお祝いのメッセージを送る

・ 関と芦川先生の海外挙式のニュースが日本でも報じられる

・ 傷心の元気のもとに石田とも子が現れる

・ とも子から、改めて元気への想いを打ち明けられる

・ 火山に対する遠慮もあり葛藤するが、なんだかんだで結局元気はとも子の想いに応える

  めでたしめでたし


漫画としては面白くなさそう。
2



2015/3/17  15:30

投稿者:pdo

しんさん

熱いコメントありがとうございます!

>私たちの常識で考えると、考察を誤ります。飽くまでも作品中から考察したほうがよろしいかと思います。

そうですね。がんばれ元気は元気と芦川先生のラブストーリーと考えるのが最も自然だと思います。

であるにもかかわらず二人が結ばれるシーンで終わらなかったところに、むしろ作者の構想の素晴らしさを感じます。また気持ちが向いてきたら記事を書こうと思います。


2015/3/16  19:17

投稿者:しん

pdoさん

お返事ありがとうございます。ちょうど、二つ目の投稿をしようとしていたので、二つ目のコメントに御礼を書けませんでした。

元気と芦川先生が結婚するというハッピーエンドと思うようになったとお返事いただきました。

作品の解釈は、作品中でしかできません。そこには、作者の意図があります。ただし、わざとぼかして解釈の幅を広げ、読者に想像させる作品も多いです。

がんばれ元気も、芦川先生の本心については、ほのめかすシーンが多いです。

今回、全巻を二回通読しました。その後、元気と芦川先生ふたりの関係だけを読みました。どう考えても、芦川先生は、元気に恋愛感情をもっています。

ただ、どうしても、生徒としてみてしまう。三島を忘れられない、年の差、世間体などが、ばからしいと思えるようになったら、日本に帰り、元気に会う。それには、少し時間がかかるので待ってほしい。そう、最後の手紙から感じます。

関と芦川先生は何もないと考えました。関の一途さは、他の登場人物と比較すれば、普通です。元気と芦川先生の一途さは、関より上です。

私たちの常識で考えると、考察を誤ります。飽くまでも作品中から考察したほうがよろしいかと思います。

ネットで調べたところ、作者は、スタートからフィニッシュまで、かくまえに物語が完成していたと語ったそうです。とんでもない才能です。とすれば、この物語の主人公は、元気と芦川先生であり、2人のラブストーリーということができます。その意味では、pdoさんのおっしゃった通り、あのラブホテルの沈黙こそクライマックスとの考察は正しいと思います。

2015/3/16  15:56

投稿者:しん

とつぜんのコメント、失礼しました。また、続けてのコメント、失礼します。
芦川先生が、最後の手紙で、答が出せない理由として、ためらい、
こだわり、など、としています。ためらいは、教師と生徒だったこと、姉と弟、母と息子のような関係だったことが考えられます。こだわりは、三島への命がけの恋だと思います。
この作品の特徴は、弱さなど人間らしく描いていながら、常人にはない一途さをもった人たちが多いことです。
ボクシングへの情熱、恋愛感情、友情など、現実にはここまでの一途さはなかなかありません。
そして、こここそ、この作品の最大の魅力です。ここに読者は感動します。
そして、元気と芦川先生は、この一途さにおいて、登場人物のなかで際だっています。また、人格、容姿、知能など総合的に考えても、元気にふさわしいのは、登場人物の女性には、芦川先生しかいません。
元気は、とても懐の大きな人です。恐らく、とも子と結婚してもうまくやれます。しかし、ボクサーとして、己の満足をとことん追求した感性、判断力からして、恋愛においても、正確な判断をします。心から満足する恋愛対象は芦川先生しかいないと。
元気と芦川先生は、精神的な共依存関係にあります。そうでありながら、自立すべきところは自立しています。これは、男女の理想的な関係です。
最後の手紙の、新しい笑顔で会おうね、との言葉は、これまでのことを全部忘れよう、実際にはできませんが。でも、そうした過去を振り返らず、前だけを向いて生きようとの、とても、ふたりらしい言葉です。
それが、最終シーンの元気が走る姿、元気が帰ってくるとの言葉に表れているのではないかと思います。
分析、考察されたことは、願望、現実から影響を受けているように感じました。

2015/3/16  15:54

投稿者:pdo

>しんさん

>私は、芦川先生が日本に戻り、元気と結婚するハッピーエンドのほうが、二人らしいと思います。

僕もそう思います! というか今はそう思います。
読む時期によって気持ちが変わってくるのが面白いです。

2015/3/16  3:02

投稿者:しん

なんとも、おふたりの想像力に驚嘆しました。
とても、勉強になります。
あえて、反論します。
私は、芦川先生は、元気にふさわしい部分ももっていると思います。
元気も芦川先生も、壮絶な経験をし、複雑な心をもっています。それなのに、根本的に純粋です。
私は、芦川先生が日本に戻り、元気と結婚するハッピーエンドのほうが、二人らしいと思います。

2014/6/22  9:08

投稿者:ひでき


何度も私のコメントに付き合って頂きありがとうございます。たかが漫画の世界なのにあーでもないこーでもないと分析する自分がおかしいのかもしれませんね。それでもこの作品は読者に余韻を残す本当に素晴らしい物語だと思います。
読む年代ごとに違う読み方ができる。今は元気のボクシングの成長やサクセスストーリーの面よりも元気を巡る芦川先生、三島、関、ともこの人生について興味が湧いております。

芦川先生が関との戦いの前に元気に逃げようと放った言葉は痛々しいですよね。あれは元気のためというより、ボクシングに翻弄された男たちの犠牲になってきた彼女の本音なんでしょう。もう私だけを愛して欲しいという。彼女はやはり三島のことが忘れられないんじゃないかな。元気が目標を捨てて心中しようと一瞬考えた時に彼女がためらいもなく同意したのは三島の夢が実現されないなら、もう生きていても仕方がないと思ったからなのではないでしょうか?それだけ三島の夢を託した元気に賭けていた。そして男としての元気を愛していたというよりやはり三島を愛していた。というより忘れられない。最後まで三島を通してしか元気へ愛情を注げなかったことが元気のもとを去る理由のひとつだったような気もします。元気か関のどちらかを選ぶことが出来なかったというより、三島を完全に忘れ去ることが出来なかった。

何だか解釈がコロコロ変わって申し訳ありません。

芦川先生とは言え、女性です。作中でも語っているように結婚を考えるし、恋もするでしょう。ただ、だから関のことも愛しているとは言えないような。あれは本心ではないと思っています。一途に一人の男を愛し続ける不器用な女性が彼女の本質なのではと思ってしまいます。

遠くヨーロッパで暮らす彼女のもとに関はきっと現れるでしょう。彼の執着心は恐ろしいものがありますからね(笑)
それでも芦川先生はまだ関を受け入れる気持ちにはなれない、いや、ならないで欲しいな。というのが正直なところです。

何度も違う解釈をコメントしてごめんなさい。

2014/6/21  9:59

投稿者:pdo

ひできさん、コメントありがとうございます。

『がんばれ元気』についてこんな風に語り合えるなんて嬉しいです。

ひできさんの感想は原作を読んでの一番自然な見方であると思います。
私自身もずっと同じように思っていました。

芦川先生の気持ちについての解釈は違うとしても、私とひできさんに共通の見解は、「芦川先生は今後の元気の人生にはふさわしい女性ではない」という点だと思います。

実は、原作者自身もそのように感じていたのではないでしょうか。だから元気と芦川先生が結ばれるというハッピーエンド(?)にはできなかったのではないかと思うのです。

で、芦川先生もたぶんそのことに気づいていて姿を消したという設定になっているのだと思います。そう考えるとなんとも不憫な話です。

私の解釈は、芦川先生に何とか幸せになってほしいという願望が生み出したこじつけ的な妄想なのかもしれません。

2014/6/20  21:55

投稿者:ひでき


三たびのコメント、しつこくてごめんなさい。

私は物語の終演の時点では芦川先生の心はどちらかと言えば元気の方にあったのではないかと思っています。元気が関の芦川先生に対する愛情を知ってから何度となく自らの気持ちを先生に告げていますが、彼女は心の底から元気の気持ちを嬉しく感じているかのように涙を流すシーンがあります。三島からは目に見える形での愛情を貰えなかった彼女はストレートに想いを告げてくれる元気に三島の影の存在ではない愛を感じ始めているように思えます。関に対しては好意に応えるようにデートに応じていますが、どこかよそよそしい。デートの帰りに関に抱きしめられた時もやんわりと拒否しています。だから、あの手紙を書いた時点では関というよりも元気の気持ちに応えたいのですが、三島の影をまだ完全に消し去ることができない戸惑いと元気の将来に自分は本当に必要なのか?という不安があったのではないか?関が彼女の心を自分のものにできるとしたら、彼女が元気を諦めた後ではないかと思うのです。作者が芦川先生にとっての関の存在を重要なものと捉えているなら作中にもう少し濃く二人の過去を反映させていたようなきがします。
個人的には彼女が三島が転落しつつあった時期に関にも想いがあった、ということは認めたくないのかも知れません(笑)そうだとしたら三島が不憫過ぎて。芦川先生を哀しくて憐れな女として捉えたい(それがゆえに魅力的な女性)私はダメな三島にどこまでも尽くし、輝かしいほどの純粋さを持った元気に清らかな愛情を感じる女性であって欲しいという願望があるのかも知れません。

2014/6/20  13:22

投稿者:pdo

再コメントありがとうございます。

関拳児は原作では可愛げがなさすぎて、堀口元気戦の最後の最後でようやく人間味が出てきたような気がします(シャーク堀口との戦いのときを除けば)。

なので自分の妄想の中では、ヨーロッパまで芦川先生を追いかけて行って彼女の足に取り縋って泣くとか、すごいギャップのある設定にしてます(笑

芦川先生のキャラって、男の母性本能をくすぐられるというか、すごく甘えたい気にさせられるんですよね。でも実際はそんなに甘えさせてもくれないという(笑
同時に、守ってやりたくもなるという、とにかく男が放っておかないタイプですね。

石田とも子は、中学時代に元気にアタックした強引さや上京して人気アイドルに上り詰めたことからも、基本的に強い女性だと思います。

火山は、元気に負けるまでは憎たらしい奴だと思っていましたが(笑)、これからの人生でとも子みたいな女性が傍にいてあげれば、時々ケンカしながらも幸せに過ごせるんじゃないかと思います。




2014/6/20  12:48

投稿者:ひでき


コメントへの返信ありがとうございます。この物語に関してはボクシングストーリーとは別の面で語りたいことがたくさんあり、再度コメントすることをお許し下さい。

貴殿の解釈はかなり説得力があると思います。妄想?部分も恐らくそうであったであろうと思わせるものがありますね。この物語は読者へ色々な想像を掻き立てるという意味では本当に優れた作品だと思います。
私的には関がどうしても好きになれないのですが(笑)、それよりも最初のうちは感じなかった芦川先生の女としての狡さや哀しさを感じるようになってきました。本人は無自覚でしょうが、男を狂わす魔性を持っていますよね。元気とは年齢差などという理由ではなく、根本的に合わないような気がします。彼女は元気のような真っ直ぐさや単純な明るさ、前向きさは持っていない。芦川先生は女性として魅力ありますが、元気の明るい将来にはふさわしくないパートナーと言えそうです。本人もそれを自覚していたからこそ姿を消したんでしょう。最後の手紙にはまた会いに行くようなことを書いていますが内容的には決別の手紙ですよね。常に男の愛情を求めていなければならない彼女には憐れさを感じます。できることなら、元気とも関とも完全に決別して、自らの人生を切り拓いて欲しいと思います。能動的であれ、受動的であれ、男に翻弄されてきた芦川先生。哀しい女ですね。
反対に
最初は報われない愛に必死にすがり付いていた石田ともこですが、実は芯が強くて、前向きな明るさを持っている聡明な女性に見えてきました。元気と一緒になろうが、相手が火山だろうが、幸せな人生を送れる女性だと思います。

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