小沢健二さん妻妊娠

2012/12/26 | 投稿者: pdo

小沢健二、来年6月にパパに 公式サイトで妻を紹介

歌手の小沢健二(44)が公式サイトで、妻の妊娠を発表した。現在妊娠4ヶ月で、来年6月6日に出産予定。小沢は妻について初めて言及し、お相手は36歳で互いに初婚であることも明かした。

現在、米ニューヨークを拠点に活動している小沢は、コンサートの舞台美術やデザインを共同作業で行っている妻について「本名はエリザベス・コールで、結婚しても名前は元のままです。僕も変えていません。お互いに初婚です」と公表。「アメリカ・コネティカット州生まれで、現在36才。お父さんはアイルランド系アメリカ人、お母さんはイギリス人。なので正確にはアメリカとイギリスのハーフです」と紹介した。

 一般人の妻のプロフィールを公開したのは「情報を出さないという選択肢もあるのですが、今どき、そのほうがむしろ誤情報が広まったりします。そして妊娠は明らかに、僕のお腹に起こっていることではなく妻に起こっていることなので、その妻の人となりを少しお話ししつつ、僕らの日常に起こっている息をお伝えすることにしました」と綴っている。

 小沢は「妊娠がわかってからもう大分経つのですが、僕としてはただ『女性ってすごいなあ』という感を強めるばかりで、男親および男性というものの役割は一体何なのか、裏庭を通りすがる近所のオス猫などをにらみつつ、考えております」と心境を明かした。



オザケンも44歳ですか。パパですか。

いまだにこうしてニュースになるってすごいなあ。

そういえば、樋口毅宏の小説『さらば雑司ヶ谷』の中でタモリがオザケンについて語っている言葉を登場人物が引用する場面についてのエピソードについて水道橋博士が『藝人春秋』の中で引用していたなあ。

 雑司ヶ谷の甘味処「よしの」で、常連客が「人類史上最高の音楽家は誰か」という死ぬほどくだらない議論に花を咲かせる場面。ジョン・レノンやマイルス・デイヴィスといった名前が飛び交う中、店主の香代は「オザケンだよ。小沢健二」と断言する。

その場に居合わせた五人ほどの男たちは、腹を抱えて笑い転げた。角井なんぞは目に涙さえ浮かべている。

「東大を出たことが取り柄の、あのお坊ちゃんか。おい。俺たちはな、『あの人は今』の話をしてるんじゃねえんだ。人類史上最高の音楽家は誰かって話をしてるんだ」

 香代の笑顔は勝ち誇ったものに変わった。(中略)

「あんたら、『さよならなんて云えないよ』の歌詞をよく読んでみな」

「知らん、そんな曲」


そう言われた香代は、「さよならなんて云えないよ」を、その場で朗々と歌い上げる。

そして、タモリの話を引き合いに出して、長々とオザケンの素晴らしさを語り始める。

「むかし、いいともにオザケンが出たとき、タモリがこう言ったの。『俺、長年歌番組やってるけど、いいと思う歌詞は小沢くんだけなんだよね。あれ凄いよね、“左へカーブを曲がると光る海が見えてくる。僕は思う、この瞬間は続くと、いつまでも”って。俺、人生をあそこまで肯定できないもん』って。あのタモリが言ったんだよ。四半世紀、お昼の生放送の司会を務めて気が狂わないでいる人間が! まともな人ならとっくにノイローゼになっているよ。タモリが狂わないのは、自分にも他人にも何ひとつ期待をしていないから。そんな絶望大王に、『自分はあそこまで人生を肯定できない』って言わしめたアーティストが他にいる? マイルスに憧れてトランペッターを目指すも、先輩から『おまえのラッパは笑っている』と言われて断念して、オフコースが大嫌いで、サザンやミスチルや、時には海外の大物アーティストが目の前で歌い終えても、お仕事お仕事って顔をしているあの男が、そこまで絶賛したアーティストが他にいて? いるんなら教えてちょうだい。さあさあさあ」

 ウメ吉が舌打ちをする。タモリが言うんならしょうがねえかといった表情だ。


さらにオザケン談義はつづく。

「あれはどういう意味だ。“嫌になるほど続く教会通りの坂降りて行く”ってのは」

 豆腐屋の謙吾が訊ねた。こいつは「豆腐の角に頭をぶつけて死ぬことは可能か」を確かめるため、豆腐屋になったという変わり者だ。

「“教会通りの坂”は神に定められた私たちの人生のこと。それが“嫌になるほど続く”と思っていた歌の中の主人公が、“左へカーブを曲がると、光る海”、つまり、産み。生を肯定して、“この瞬間は続くと、いつまでも”って自己回復していくの」

 謙吾がなるほどと顎を擦った。こうなると香代の独擅場だ。



オザケンの歌詞は深読みしようとすればきりがない。上記の解釈はあくまでも一例にすぎない。

オザケンの歌詞で、いちばんストレートなのは『ある光』だろう。これも自分自身と生への肯定に満ちた唄だ。


「強烈な音楽がかかり 生の意味を知るようなとき
 誘惑は香水のように 摩天楼の雪を融かす力のように強く
 僕の心は震え 熱情がはねっかえる
 神様はいると思った
 僕のアーバン・ブルーズへの貢献」



小沢健二氏が父親になる決意と覚悟をしたのは、彼がこんな世界の未来への希望を捨てていないことの証だと思う。

「ひふみよ」のライブCDもよかったけれど、新曲のレコーディング作品も待ってます。


ちなみに、小沢健二の楽曲の中に「引用」されている曲のリストをまとめたものがあったので、ここに引用しておく。

最近オザケンにハマった人(あんまりいないかもしれないが)の参考になれば。


○「昨日と今日」 from 「犬は吠えるがキャラバンは進む」(1993.09.29)

「はいからはくち」/はっぴいえんど from 「風街ろまん」
「That Lady」/The Isley Brothers from 「3+3」

ベースラインが「はいからはくち」に、サビ手前のメロディが「That〜」に似てる。

○「天気読み」 from 「犬は吠えるが〜」

「Don't You Worry 'Bout A Thing」/Stevie Wonder from 「Innervisions」(1973.08)
「Tuesday Heartbreak」/Stevie Wonder from 「Talking Book」(1972)

どっちもメロディを引用、サビは 「Tuesday〜」のサビを使ってます。

○「暗闇から手を伸ばせ」 from 「犬は吠えるが〜」

「Reach Out of the Darkness」/Friends&Lover from 「Summer of Love(オムニバス)」(1968)
「Keep on Running」/Stevie Wonder from 「Music on your mind」(?)

「友達は家に...」をF&Lから引用、”ヘイヘイヘイ”の掛け声は「Keep〜」からの引用。

○「地上の夜」 from 「犬は吠えるが〜」

「Willie and The Hand Jive」/Eric Clapton from 「461 Ocean Boulevard」(1974)

イントロのギターがそっくり。本人が参考にしたと言っていた。

○「向日葵はゆれるまま」 from 「犬は吠えるが〜」

「Open Our Eyes」/Funkadelic from「Music for Your Mother」(?)

ハンドクラッピングとピアノの伴奏が同じ。

○「カウボーイ疾走」 from 「犬は吠えるが〜」

「Darling, Be Home Soon」/Lovin' Spoonful from 「Daydream」
「Melting Pot」/Booker T. and the MG's 
「I wouldn't change a thing」/Coke Escovedo from 「Comin' at ya」
「Cross the track」/Maceo&The Macks from 「The J.B.'s Funky Good Time The Anthology」

出だしのメロディが「Darling〜」、中盤で「I wouldn't〜」が出てくる。間奏のオルガンを「Melting〜」から引用。キーボードを「Cross〜」から引用。

○「天使たちのシーン」 from 「犬は吠えるが〜」

「Tripping Out」/Curtis Mayfieled  

リズムパターンとベースラインがそっくり。

○「ローラースケート・パーク」 from 「犬は吠えるが〜」

「Jolie」/Al Kooper from 「Naked songs」
「Please Don't Go」/Stevie Wonder from 「Fulfilingness, First Finale」
「Rollerskating jam named saturdays」/De La Soul from 「De La Soul is Dead」

オープニングの雰囲気が「Rollerskating〜」っぽい。サビが「Jolie」のイントロ。ラストのリフレインで「Please〜」を引用。

○「愛し愛されて生きるのさ」 from 「LIFE」(1994.08.31)

「銀河鉄道999」/ゴダイゴ 
「Barnoon Hill」/Pacific 

出だしが「銀河〜」のサビ、雰囲気が「Barnoon〜」。

○「ラブリー」 from 「LIFE」

「Clean up woman」/Betty Wright from 「?」(?)

バックトラックは同じだそうです。

○「ドアをノックするのは誰だ?」 from 「LIFE」

「I will find away」/Jackson5 from 「Maybe Tomorrow」

○「僕らが旅に出る理由」 from 「LIFE」

「You Can Call Me Al」/Paul Simon from 「Graceland」(1986)
「Late in the evening」/Paul Simon from 「Graceland」


○「おやすみなさい、仔猫ちゃん」 from 「LIFE」

「Smile Happy」/WAR from 「Colleccion Latina」
「Sunshower」/Dr.Buzzard's Original 'Savannah' Band from 「Free Soul Impressions(オムニバス)」

前半が「Smile〜」、後半が「Sunshower」。

○「強い気持ち 強い愛」 作曲:筒見京平

「Dreamin'」/Loletta Holloway from 「Loletta」
「Sexy」/MFSB from 「Universal Love」

○「戦場のボーイズ ライフ」 from single(1995.05.17)

「This is your life」/The Blow Monkeys from 「Choice」
「Come to million keynes」/The Style Council from 「Our favorite shop」
「Love is the message」/MFSB 

終わり方が「Come〜」っぽい。中盤のメロディが「This is your〜」に似てる。

○「さよならなんて云えないよ」 from single(1995.11.08)

「Black or White」/Michael Jackson from 「Dangerous」(1991)

イントロのリフ(参考:My Little Lover「Alice」)

○「痛快ウキウキ通り」 from 「?」(1995.12.20)

「Unhooked Generation」/Frenda Payne 

イントロが「Unhooked〜」のリフに似てる。

○「カローラIIにのって」 (1995.01.01)

「4つの種」/山内修一 

○「大人になれば」 from 「球体の奏でる音楽」(1996.10.16)

「北京ダック」/細野晴臣 from 「トロピカル ダンディー」

○「恋しくて」 from single「buddy」(1997.7)

「Manic Monday」/Bangles from 「Different Light」(1986)

○「ある光」 from single「buddy」

「Black or White」/Michael Jackson from 「Dangerous」
「Good As It Can Be」/Eric Kaz 


○「ダイスを転がせ」 from 「指さえも/ダイスを転がせ」

「Goodie Two Shoes」/Adam Ant from 「?」(1982)

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