フーテン

2021/9/19 | 投稿者: pdo

谷崎の「フーテン老人日記」の打ち込みをやっていると手が怠く頭がズキズキしてきて気を失いそうになる。結局作業中止。しばらくして、これはワクチン(2回目)の副反応ではないか、と思った。そうとでも考えないと小島信夫のときとの違いの説明がつかない。

そんな折に、一年以上行っていない実家の独り暮らしの母親から顔が見たいから帰ってきてくれと泣きながら電話が来て凹む。緊急事態宣言が出ている間は、と思っていたのだが、シルバーウイークには一度行かざるを得ないかもしれないという気になりつつある。

LINEでやり取りできるようにしてあるのだが余り使う気はないようで、友人たちとのやり取りなどにも活用できるよう設定しておいたのだが、どれほど使っているかわからない。フーテン日記の主人公は77歳で高血圧や右手麻痺などの症状に苦しんでいる。その描写がやけにリアルなのは作者本人の看護日誌などをそのまま用いているからである。

ようは谷崎の小説も変形私小説であることに気づいた。

七十年代に青春を過ごした反体制的傾向のある人にとってはフーテンといえば新宿であり永島慎二のマンガであろう。そこに出てくる、フーテンになった息子を追って新宿の若い娘を訪ねる老人の話が好きだ。ああいう青春とああいう老人にどうしても憧れる。

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