無い

2021/7/28 | 投稿者: pdo

2020年東京オリンピックの開会式は、いろんなケチがつくまくって事前の話題に事欠かなかったが、フタをあけてみると、僕の嫌いなビートたけしの意見にほとんど同意せざるを得ないようななんとも「トホホ」なものだったというのが個人的印象(仮にたけしに任せたところで似たような寒いものになったことは容易に想像できるのだが)。

中でも芸人を使った途中の小芝居みたいなのがことごとくスベっていて、正直見るに堪えなかった。もちろん一生懸命演じたり踊ったりした演者の人たちや裏方の人たちへの悪意は一切無い。

悪意があるとすれば、「サブカル」をジャパンクールと勘違いして場違いなキャスティングをした、どこぞの広告会社絡みの連中に対してである。小山田圭吾や小林賢太郎よりも、彼らに発注した運営委の担当者たちとその上司の責任者の方が責められるべきだろう。小山田はオリンピックの仕事には乗り気ではなかったとマネージャーが言っていた。だからといって結局受けたんだから、そして案の定こんなことになったんだから、当然彼自身も無過失では無い。

しかし、戦争犯罪人のような扱いを受けて吊るしあげられ、猛烈なネットリンチに晒されている小山田圭吾とは違って、組織内の人間は顔が見えないため明確な攻撃対象なることも無い。

加えて、20年以上の若手時代のコントでの一言で社会的に抹殺された小林賢太郎とは違って、数年前にナチス賛美発言をしている麻生太郎は刑事処分どころかなんらネットバッシングの対象になることも無い。

真の攻撃対象はそちらであるべきだと思うが、大衆は手っ取り早いストレスのはけ口として水に落ちた犬を叩くことにしか目が行か無い。

結局絶望以外になにもないので(もはや絶望すらしないが)黙々と小島信夫を読んでいるしか仕方が無い。

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