心残りがとれ心の贅肉が落ちている

2021/7/22 | 投稿者: pdo

昨日、ブログに、「小島信夫は怖い作家である」「狂った磁場のようなものを出している」などと書いたおかげかどうか知らないが、あれから突然、数年来愛用していた電子機器が壊れたり、ラーメンズの小林氏がいきなり解任されるなどのショッキングな出来事が続いたので、今日はポジティブなことを書いてどうなるか見てみたい。

昨日引用した、評論家の阿部公彦という人の、水声通信に発表した「小島信夫がわかる、ということ」という文章の中で、「抱擁家族」などの詳しい分析が書いてあり、最後のほうで、評論家で小島信夫について何冊も著作のある千石英世という人の文章が引用しているのでこれを引用する。

「小島信夫の小説はなんど読んでもおもしろい。しかし、読む者を湯加減のいい風呂に浸かるようには快適にさせない。」まったく同感。しかし千石氏はさらに続けて言う。

「読むたびに、神経は逆撫でされ節々はぎりぎりときしみ、関節は笑うが、そのあとは無駄な肩の力が抜けて、体全体がかるくなる。心の凝りがとれ、心の贅肉が落ちているのである。他者とは何かが見えてくるのだ」


まったく同感である。
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