私の東京物語(6)

2020/12/15 | 投稿者: pdo

第6話

高校二年生の頃、聴いていた音楽はパンクロックばかりでした。パンクじゃなきゃ音楽じゃないと思っていました。

裏切らないね。

そんな時、母親がテレビの音楽番組で見たGLAYに夢中になり、ファンクラブに入りました。「テレビで眺めているだけで幸せだ」と言っていた母が欲が出たのか「ライブに行ってみたい」と言い出し「でも一人じゃ怖い」とわがままを言うので家族会議で話し合い私が付き添うことになりました。GLAYのライブチケットを取り(私が)ライブ時の応援の手ぶりの練習をし(なんか両手を上から前に出すやつ)東京ドームに付き添いました。私はファンじゃないし付き合っただけだしずっと座っていよう、そう思って真ん中へんの席に着きました。

ポップなお母様ですね。そしてパンクが好きなのにグレイのコンサートに一緒に行ってあげる親孝行な娘みゆき。

ライブがスタートしてGLAY四人登場。派手な照明、盛り上がる観衆。初めてのGLAYなのになぜか聴いたことのある曲ばかりでした。さすがだなGLAY。四人の圧倒的な存在感と心地よいメロディー。プレーヤーとオーディエンスの一体感のあるライブ。気がついたら椅子には一度も座らず全力で手の振りをし「アンコール!」の合唱に参加、ロビーで物販を大量に買っていました。高揚感、そして後悔。「一緒に歌えるように歌詞完璧にしてくればよかった」そうつぶやいた私に母は「ね!いつも聴いてるガチャガチャやかましい音楽よりGLAYのほうがいいでしょ?」。うーん、GLAYよかったけど、どっちがいいかなんて決められない、困った、白黒はっきりつけられないな、お!さすがGLAY。


おあとがよろしいようで・・・

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