メンタル

2020/7/22 | 投稿者: pdo

神々しい――。今の北川景子さんを見ると、その言葉しか思いつかない。その美しさはブレのない芯の強さと、それを支える柔軟なメンタルがつくりだしているのだ。どんな瞬間でも“女優”であり続ける彼女の今を紐解く。

遠藤 友子(VOCE編集長)

膨らみ始めたお腹を隠すでもなく、ごく自然にカメラの前に立った北川さん。どんどん“母親”になる瞬間が近づくこの期間を、彼女はとても自分らしく過ごしていた。

「実は自粛期間の最初はすごく落ち込んでしまって……。映画の撮影は中止、今年予定していたお芝居が何本も延期になり、『働けない』という事実を身をもって実感しました。私の仕事は雑誌の撮影もドラマも映画もすべて、表に出て皆さんに何かをお届けして初めて“自分”という存在が成り立つものなので、それができないことで先が見えない不安を感じてしまったんですね。当たり前に働けていたことへのありがたさを感じる一方、自宅にいることだけが唯一できる社会貢献だと理解はしても、それ以外に何もできないことに無力感を覚えていました」

自分を取り戻せたのは「いつか再開したときのためにやれることをやろう」とスイッチを切り替えてからだったとか。「いつでも“呼ばれたら働ける”ようにしていくしかないって、吹っ切れたんですね。せっかく家にいるのなら、その時間で自分を高めていこうって。不幸中の幸いですが、妊娠の安定期を忙しくなく過ごせたので自分の身体としっかり向き合うこともできました。元気に過ごすことが一番大切かなって。切り替えは決して早いほうではないんですが、とことん落ち込んで底を見たら、あとは上がるしかない、といつも思ってます」

出産予定日は秋。

「仕事に復帰したら、またVOCEで“そのときの自然体の私”をお伝えしたいと思っています!」

「三つ子の魂百まで」といいますが、私はずっと女優をしてきたので、付きっきりで一緒にいるお母さんではないかもしれない。周りの方々の協力をえて、身体が元気なうちは働くつもり。

自粛中は英語を勉強したり、配信で映画を観たり。あとは料理を頑張りました。お店に卸せなくなった穴子をネット注文し、さばいて蒲焼に(笑)。自分のペースで過ごしました。

「この雰囲気、前にも見たことあるよね」と言われるのがあまり好きじゃなくて。そのときの私と今の私は違うから、ありのままに“今の私”を伝えたいんです。

「強さ」って「ブレないこと」だと思うんです。信念や気持ちがブレちゃうと自分らしくなくなっちゃう気がして。やっぱり今回の自粛は、私も精神的にとても堪えました。だからこそ、普段自分が元気なときに持っている信念をいかに“ブレさせない”かが重要なのかなって。もちろん落ち込むことは誰にでもあるから仕方がないけれど、自分で自分をコントロールして、ハンドリングできるように常に努力しています。若いころは頭で考えすぎて、苦労したこともありました。カメラの前に立ったら、ひとりきり。誰も助けてくれないし、嫌な部分を見ても自分からは絶対に逃げられないんですよね。不器用だし細かいことが気になるし……。自分の嫌いなところ、いっぱいあります。でも、自分とだけは一生付き合わないといけないから。



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