トロピカル・マラディ

2019/11/9 | 投稿者: pdo

神奈川近代文学館で、アピチャッポン・ウィーラセタクンの『トロピカル・マラディ』を観る。

画質があまりよくなかったのが残念だったが、森の映像はなんだかずっと心霊写真を見せられているような妙なリアリティがあった。

『中島敦展』の記念上映会ということだったが、中島敦とはほとんどまったく関係のない映画だったので(映画の冒頭に『山月記』からの引用があるというだけ)、半数近くの席を埋めていた近代文学愛好家の高齢者の皆さんがどんな感想を持ったのか、興味があるといえばあるし、ないといえばない。

「海の見える公園」の中にある文学館の建物とその周囲は幻想的なまでに美しく、映画終了後に歩いていると現実と夢と幻想の境界が曖昧になっていく感覚を少し覚えた。

彼の映画には繰り返し同じ俳優が出演しているので、ああこの人は『ブンミおじさんにも出ていたなあ」とか「このシーンはあの映画にも出て来たな」という所にまで目が行くようになると、さらに面白味が増す。

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