KKHSE(経口補水液)

2019/8/9 | 投稿者: pdo

「悪霊」より、仮面のような顔のスタヴローギン
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「すばらしい。赤ん坊の頭をぐしゃぐしゃに叩きつぶす者がいても、やっぱりすばらしい。叩きつぶさない者も、やっぱりすばらしい。すべてがすばらしい。すべてがです。すべてがすばらしいことを知る者には、すばらしい。もしみなが、すばらしいことを知るようになれば、すばらしくなるのだけれど、すばらしいことを知らないうちは、ひとつもすばらしくないでしょうよ。ぼくの考えはこれですべてです、これだけ、ほかには何もありません」
(『悪霊』のキリーロフの台詞より)


ドストエフスキー『悪霊』の主人公スラヴローギンの顔は、いろんな風に描かれ、映画にもなっているが、いちばんしっくりくるのが、上に掲げた画だ。

この顔を見ると、真にぞっとする。ドストエフスキーがいうところの、「冷ややかな、冷静な、もしそんな言い方ができるとすれば、理性的な憎悪、したがって、もっとも醜悪な、ありうるかぎりのもっとも恐ろしい憎悪」とは、まさにこういう顔に宿るのであろう、と思われる。

そして、こういう顔の持ち主を、ぼくは確かに知っている。



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