5月21日(火)
夕べ夜行バスに乗り、今朝4:00浜松アクトシティ着。
リュックにカバーをかけ、レインズボンを履き、長靴を履き、ポンチョを着て、折り畳み傘を持って出発。
5月3日に歩いた浜松最後の地点(ホテルレオンの近くの、壊れた夢街道東海道の道標)を探して歩きました。
詳細はまた後日アップします。
傘は、長い傘だと折れたかもしれないので、折り畳み傘が正解でした。
ガイドブックを見たり、スマホで写真を撮るのに傘は必要です。
長靴、レインズボン、大正解。
ポンチョはまくれあがって、PV撮影のためにわざと風を送っている(TMレボリューションのホワイトブレスみたいな)衣装みたいに膨れ上がって大変でしたが、かといってレインコートだと、ウエストバッグが濡れちゃうし。
モモンガみたいじゃなく、袖があって、
腹と背の辺りが膨らむ、そういうポンチョがあるといいなあ。
途中、スマホが鳴ったと思ったら、どこぞの地域は避難準備してください、というのが送られてきました。
こんな風雨でも、小学生たちが登校していました。神奈川県だったら休校だと思います。
水の塊の重さを感じました。
足が、何かを蹴るけれど、蹴ったものが雲散霧消。
凍らせていない保冷剤か、いやいや、あれですよ。金魚を入れるために、ビニール袋に水を入れる、あれだ!
あの水袋を蹴ったら重いのに、水溜まりは蹴られると消える。
あの不思議な感覚を何度も味わいました。
思った以上に水溜まりが深くて、長靴の中に水が入りました。
途中、2回コンビニでトイレを借りておやつを食べました。
9:30頃、雨は降っていましたが、風がだいぶん弱まりました。
一番ひどかった嵐の中を歩いたのは5時間ぐらいかな。
暫くは降ったりやんだりでしたが、ついに昼頃日がさしてきたので、ポンチョも長靴もレインコートも脱いで、帽子をかぶりました。
午後からは素晴らしい晴天。
風が気持ちいい。
10年前、今私がリュックに付けている、ちいさな草鞋のお守りをくれたおばあちゃんの、潮見坂下の家、どこかわかりませんでした。
潮見坂から美しい海を見て、坂上のおんやど白須賀で休憩して、いろいろ見て歩いている内に、ついに豊橋市に入りました。
箱根を越えてから、ずっとずっと静岡県でした。静岡県は横長いので、ずっとずっと静岡県でした。
ついに、ついに、愛知県に入ったのです。
10年たっても、あっ、ここを曲がるとあの岩山がみえる、とか、この先曲尺手(かねんて→わざと道を鍵の手にしてある)とか、覚えているもんですね。
風情ある連子格子の旧家がたくさん残る二川宿まで本日は歩きました。
55,229歩 32.7km
今日は雨で、前半長靴だったこともあり、晴てスニーカーに履き替えてからもゆっくり歩きましたが、距離は稼ぎました。
朝4時から歩いたから、いっぱい歩けたんだな。
がつがつ速く歩くと、午後になって膝や足や痛くなって歩けなくなるから、朝早くからゆっくり歩くのがいいんだな。
昔の人は、お江戸日本橋から一日で戸塚まで、女性でも保土ヶ谷まで歩いたというのは、無理なんじゃないかと思っていましたが、お江戸日本橋七つ発ち、午前4時から歩けば普通に歩けるんだ、と納得しました。
二川から東海道線で二駅戻って、鷲津で泊まりました。
長靴をリュックに入れて出掛けたため、今回は絵手紙セットは持ってこなかったから、夜の作業もないし、嵐の中を歩いたご褒美、たくさん歩いたご褒美、長かった静岡県を脱け出して愛知県に入ったご褒美で、久しぶりにビール!と思ったのですが、ケチってストロングWグレープフルーツにしました。
でも、多分、それが正解だったと思います。
最近、疲れたときにビールはきついんです。


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