自己紹介は危険な行為? 病気と戦争を引き起こす  講演

家庭でできるお手当A〜お灸教室〜 
2012.2.27 山田町 日高邸(ムササビの森)13:30〜15:30

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注)実際は原稿の通りにはお話をしておりません。これもやはり音声をUPできませんので、原稿を公開します。

こんにちは、私の仕事は、病気を良くすることです。起きている時間のほとんどは、どうすれば病気が良くなるのかということばかり考えています。そして、何故病気になるのかを突き詰めていくと、病気になる原因はその病気そのものにあるわけではなく、環境問題や食べ物の問題、経済問題、現代医療の問題、政治の問題であることに気づきました。それは心の問題も同じです。

病気は、あなたの責任ではないかもしれません。

何故、病気になるか?このことを説明すると膨大な時間がかかります。それに、多分皆さんが理解できないような情報で、常識的であればあるほど混乱すると思います。ですから、違ったアプローチで病気の原因を説明したいと思います。

お灸教室ですが、しばらく私の話を聞いて下さい。これがお灸や鍼灸や伝統医学の作用効果の理解につながるようにお話をしてみたいと思います。

自己紹介が病気や戦争を引き起こす。という一見脈絡も無いこじつけみたいなところから話をしてみたいと思います。

皆さん、はじめての人にあったら何をしますか?自己紹介ですよね。私は自己紹介はほとんどしません。やむを得ない場合はそっけなく答えます。それと相手の名前もほとんど覚えません。それでもコミュニケーションはとれます。というか、その方がコミュニケーションはスムーズにいきます。人間同士であればそれでいいのです。

その間に介在する名前だとか肩書だとか職業だとか性格だとかそのようなものは実は邪魔です。(実は姿かたちも)

自己紹介する時、皆さんはどうですか?緊張しませんか?自分を説明しなければならないので頭の中では自分はどういう人間であるかわからないのに考えているのです。(説明できなことを説明しないといけないからです人はわからないことを答えなければならない時に不安になり緊張します。

自分はこう言う人間ですと説明した後に、何だかしらじらしくありませんか?本当にそういう人間ですか?他の人が面白おかしく自己紹介をしたりしているのを見て、自分を良く見せようとしてしまっていませんか?

実は自己紹介って嘘です。自分はこう言う人間だなんて説明できるはずがないのです。いろんな面があるのです。学校でも企業でも先生や面接官から自分の長所と短所を答えなさいとか言われることがありますが、あれは、人を枠にはめてしまう方法です。

自己アピールしなさいとか。質問している人間もその質問の意味がわかっていないのでは?ただお決まりだから聞いているだけ。思考ゼロの質問。一体自分の何をアピールするの?僕にはさっぱりわかりません。それにそんなこと聞いてどうするのでしょうか???

自分の頭で良く考えることが必要だと思います。

実は自己紹介をすることは自分を枠にはめてしまう非常に危険な行為です。自分はこう言う人間だと枠にはめてしまい。それから抜け出せなくなります。そしてそれを聞いた人は、この人はこう言う人だと思うのです。

言葉は言霊という様に、大きな力を持っています。

具体的に言うと、たとえば、自己紹介をして、自分はどこの会社の営業です。と紹介をしたとしましょう。隣にいた人が、自己紹介をしました。大切な取引先の上司でした。それを聞いたら、ビジネスとしての関係は成り立っても、多分、その人とは、お友達にはなれません。残念なことです。

あるいは、自己紹介で自分はどこの会社の社長で、どんなビジネスで成功して、別荘をいくつも持っているなんて情報は、全く必要ないですよね。わぁすごいですねっていいますか?紹介を聞いただけで、まだ話もせず、まだ目の前で彼が何かをしたわけでもないのに。もっと極端な話をしましょう。

例えば、中学時代に山田きよしくん(古い)にいじめられた思いでがある。その名前を聞いただけで嫌な事が思い出されて虫唾がはしる。自己紹介で、私は○○きよしです。って紹介をきいた。多分それだけでもう気分が悪くなりその人とはお友達にはなれない。これも残念なことです。

自己紹介なんてものは、単なる自慢話なんです。あるいは、自分を縛る言葉であり窮屈になるだけです。そのような場で、自分自身に自信を持てない人がいたら多分それは地獄でしょう。なぜなら、一般的には、目立つ人が評価されるからです。自己紹介で全てが決まってしまうのです。

そんなのいりませんよね。

大体、自己紹介なんて誰も聞いていません。自分が何をしゃべろうかということを一生懸命考えているだけで。はっきりいうと時間の無駄です。自己紹介は個人的に後でやればいいのです。

そう、自己紹介は、後でいいのです。

もう一度いいます。自己紹介は自分を自分で枠にはめたり、他人を枠にはめてしまう行為です。そうすることでいろんな可能性やコミュニケーションを阻害しているのです。今は、自己紹介を例に説明しましたが、全てにおいてそうなっています。

そう、自分はどこで生まれて、誰に育てられて、どういう人間でとかいうのは、単なる思い込みなんですね。思いこまされたともいえます。錯覚です。そんなものは捨てて、人間同士で、自分はこう思うと話せばいいんですよね。そうすればもっと深いコミュニケーションができるはずです。

名前や肩書などの飾りを捨てた部分でのコミュニケーションは、実は純粋に自分の対話になります。相手がいろんなことを答えてくれるのです。これは、わたしはあなたで、あなたはわたしだからです。そういう関係が築けるのです。これは宗教ではありませんよ。

この立場や思想という錯覚が邪魔して、本来のコミュニケーションがとれず、そこに緊張が生じ、暴力や争いが、ひいては戦争がはじまる。そして、この延長線上に病気があるのです。

常識とか、道徳とか、宗教とか、立場とか。そのひとについている飾りによって人を枠にはめ、あるいは自分を枠にはめてしまう。本来は自由なんです。

専門家だろうが、東大を出ていようが、人間として対等に議論できるのです。あの人たちは、意外とおバカ(専門以外のことを知らない、難しいことを優しく説明できない)さんです。みんな飾りで脳死状態に陥っているのです。

そんなのたいしたことはない大げさだと思うかもしれませんが、自己紹介はその最も身近にある枠です。大したことがないことで緊張を生じさせ、みんな争っているのです。

この緊張状態。つまりストレス。枠にはめられたストレス。会社での能力とか成積とかで人間的価値が決まったような錯覚社会。 人間なんですよね。本来は自由なんです。

この緊張が病気を引き起こす。つまりストレス。ストレス状態においては、“闘争か逃走か”の状態に陥るため、力があれば攻撃的になる、力が無い時には逃げる(引きこもる)。
そして、その状態は生き残りをかけたサバイバル状態なので、周囲は全て、敵か味方しかいなくなる。(どちらかというと敵ばかりに見える)。

これは交感神経の緊張したストレス状態である。アドレナリンの作用を受けて白血球のうちの顆粒球が増え、粘膜、関節、腱、筋膜に集まり組織破壊を起こし、化膿性の炎症を引き起こし、胃潰瘍、腰痛、関節痛、ひいてはガンなどのあらゆる病気を引き起こす)

これは気のせいではありません。(東洋医学的には気のせいですが)。これは生理学です。

脳の働き

間が人間たる所以は、部分で言えば、脳の大脳新皮質(前頭葉、側頭葉、後頭葉)の部分である。もちろん、旧哺乳類脳(大脳辺縁系)、脳幹(爬虫類脳)も生きる為には大切な部分である。

科学者によると、爬虫類脳が人間の神経系の中核であり、攻撃的性格、冷血にして儀式的な行動、操作したいという願望、権力・所有欲(縄張り意識)、強い者が正しいという考え方、社会階層、原始的な感情反応といった性格的特徴は、そこに由来している。―Human Race−デーヴィッド・アイク  ポール・D・マクリーン「三位一体脳」

ここでブログ記事

爬虫類脳の話
http://happy.ap.teacup.com/yosimaki/645.html


全てを肯定的に受けいれる言葉“OK牧場”

これは私の友人で交流分析を行っている心理カウンセラーからおしえてもらいました。

ガッツ石松は優れた心理学者 OK牧場

@あなたはOKだけど、私はOKではない。(自己否定)

A私はOKだけど、あなたはOKではない。(他者否定)

B私もあなたもOKではない。(自己他者否定)

C私もOKだし、あなたもOK(自己他者肯定)。もちろんこの関係が一番心地よい関係です。これを目指しましょう。

ストレスがたまったときにはOK牧場とつぶやいてみてください。その言霊により肯定的に受け止められるはずです。


この後、鍼灸の作用(前回の記事)http://happy.ap.teacup.com/yosimaki/668.html

お灸実技

以上、長く貴重な時間を頂きありがとうございました。アムリタhttp://blog.goo.ne.jp/salon-amrta?sess=bf0f5ef1a30336b2b25dfa373f6de812の実咲さんありがとうございました。あなたは素晴らしい!
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お灸教室@ 病気の仕組みとお灸の作用  講演

先日、2月26日(日)と27日(月)の2日間に渡って、お灸教室を以下の通り行いました。そのレポートです。ただ、これはお灸教室となっていますが、実はもっと幅の広い講演のようになっています。

以下はそのうち26日に行ったお灸教室の原稿。実際は、原稿の通りには行っていません。音声をUPしたいのですが、パソコンが苦手でできません。とりあえず、レポートです。

病気の仕組みと、お灸の作用についてお話しています。


日時:2012年2月26日(日)13:30〜15:30 
場所:山田町 日高邸(ムササビの森)

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家庭でできるお手当〜お灸〜

原稿

こんにちは、僕は今までいろんなことを調べてきました。それは何故かと言うと、病気を良くするのが僕の仕事だからです。加えて、好奇心が強く、活字中毒症というほとんど病気に近い症状を持っています。おまけに暇なので、世間の感覚とかなり離れた一見、無駄な知識ばかり持っています。もちろんここにいらっしゃる実咲さんの知識には全くかないませんが。

病気について調べていくうちに、病気、それが環境問題や食べ物の問題、現代医療の問題そして経済問題に密接に関連していることがわかりました。そして、最も病気に影響を与えているのが、心の問題だということも臨床を通じてわかってきました。

今日は、時間が無く全てをお話することができません。しかし、僕の話のはしばしにこのような話はよくでてきます。

これから、僕は、この無駄な知識をもう少し皆さんにお話すべきではないかと思い始めています。僕の治療院に長年来られていらっしゃる方は僕のいうことをかなり理解されています。

ただ基本的に、僕は(自分が凄いとか)勘違いした人にはなりたくないので、あまり表に出ようとは思っておらず、組織にも属さず、1人で行動し、ブログにて情報をお知らせしてきました。僕のブログには膨大な皆さんが知らない情報が記載されています。このブログの中では、いろんな知識人と僕の対話もあります。結構面白い展開が見られます。

それ以外にも単発的に講演などをさせて頂いたりしています。ただ、僕はあまりこのような場は得意ではありません。しかし、どうすれば一体、この世の中が幸せで平和になるのかをいつも考えています。このように前にでてお伝えしようと思ったきっかけに、近隣の○○学園中学校で強制的にフッ素塗布がはじまったからです。大人って恐ろしいですね。

身近でこのようなことがはじまったことは脅威です。都城でも昔からある人を中心にこのような行政への働きかけがあります。

どうやらブログと僕の治療院だけでお伝えしていても中々、身の回りで起きていることを理解されていない人が多いようです。(皆さん忙しいからですね)世の中を変えようなどと大きなことを思っているわけではありません。目立とうと思っているわけでもありません。僕は、名前さえ知らなくてもいいと思っています。名前などいらないとさえ思っています。(宗教ではありませんよ)

この話は面白いのですが、今日は時間がいくらあっても足りないので、またお話できる機会があればそのおときにお話ししたいと思います。私の今後の予定は別紙のとおりです。全て予定は未定ですが。

もう少し、前に出てお話をさせて頂ける場所がないだろうかと実咲さんにお願いしたところ、今回のお灸教室になりました。ここはおそらく意識の高い方がお集まりだと思いますので、ここでお話をさせていただけるのはとても嬉しく思います。

ですから今日はお灸の話をさせて頂きますが、その中にもとても重要なことを含めながらお話ができればいいなと思っています。そして、皆さんに治療ができるようになって帰ってもらいたいと思います。

皆さん、生島ヒロシさんというアナウンサーの方を知っていますよね。最近読んだ本の中で良い言葉がありました。

“人よりうまく話そうとか、人前でアガらないでしゃべろうとか、真っ赤にならずに話そうとか、そんなことは、どうでもよくて、それよりも自分の思っていることが相手に伝わり、コミュニケーションを取れることが、どれだけ素晴らしいことか。”

そう思いながら今日のお灸教室を進めていきたいと思います。

以下 実技

 <資料>

家庭でできるお手当〜お灸〜もぐさと線香の香りと心地よい暖かさ
鍼灸とは、             
鍼の起源は“石”
東方でへん石(切開、瀉血)
西方で薬物(動植物、薬草、湯液・とうえき)     
北方で灸
南方で毫鍼(ごうしん) いわゆる鍼
中央で導引・あんま
(「黄帝内経素問」異法方宣論篇より)
鍼灸の起源は中国では無い。
3000年前に北方地方で生まれた。「黄帝内経素問」

1991年アルプスで発見された5200年前の人「アイスマン」にお灸の跡があった。

おそらく、人々が生活しているところには、常に治療があった。それは、薬草を食べたり、塗ったり、血や膿が溜まったところを切開してから血や膿を抜いたり、身体の一部を止血の為、焼いたりしていた。20万年前の石器時代から、焼いた石で温めたりしていた。

世界中に治療はあった。それを体系的にまとめていったのがその国の伝統的な治療法として今に至っている。

中国の漢方(漢方とは日本的呼び方)医学
インド:アーユルベーダ
ヨーガにおけるチャクラ
チベット医療
アロマテラピー、ハーブ療法
ホメオパシー 
アラビア医学
アフリカなどのシャーマンが行う呪術、薬草療法
アメリカンインディアンの伝統医学など
日本の鍼灸は独自に進化を遂げた中国の鍼灸とは別、日本独自の伝統的鍼灸医学。

現代の中国の鍼灸は、非常に科学的で現代医学的。そんな小さな鍼(日本の鍼)で、しかも漢方(湯液)を使用しないで病気が治せるはずが無いと笑われた。

日本の鍼灸は、経絡や気を大切にしている。単なる刺激療法では無い。最近は違ってきている・・・電気を流したり、レーザーを使用したりしているところも増えている。

鍼が細い。日本の鍼灸は優しい。灸は直接灸・もぐさが日本でしかつくれない。

東洋医学を初期医療に、西洋医学を緊急・補完医療にするのが本来の医療のあり方ではないか。
松田博公 (鍼灸師 鍼灸ジャーナリスト)「鍼灸の挑戦―自然治癒力を生かす (岩波新書)」

身体を整えるのに鍼灸より効果があるものは無いと個人的に思う。鍼灸は直接的で根本的である。 吉田

鍼灸の作用

その前に、何故、病気になるのか?

病気の原因は、自律神経の乱れ(交感神経と副交感神経のバランス)

交感神経の働き (神経伝達物質はアドレナリン、ノルアドレナリン)溜めこむ神経
1. 心臓の拍動を強める
2. 末梢血管を閉じる(表在血管を閉じる)
3. 血液の粘度を増す(赤血球の凝集)俗に言うドロドロ血液
4. 白血球の内の顆粒球(主に好中球)を増やす。

交感神経の働きは、“逃走か闘争か(闘うか逃げるか)”である。

アドレナリンの作用により、心臓の拍動を強めるとともに、体表の血管と、末端の血管を閉じて、血液の粘度を上げ、血管にかかる圧力を増すことで、血圧を上げ、脳と筋肉に血液を送り、あらゆることに対処できるような身体にしている。

さらに、活動的なので、傷を負いやすいこともあり、傷口から侵入する最近に備え、顆粒球(白血球)が血中で増えている。表在と末梢の血管が閉じ、血液もドロドロにして出血も抑えている。活動するには、とても理にかなった身体になっている。

副交感神経の働き(神経伝達物質はアセチルコリン) 排泄する神経
1. 消化
2. 吸収
3. 排泄
4. 分泌
5. 血管を拡張させる
6. リンパ球を増やす

副交感神経は休息、リラックスの神経である。

アセチルコリンの作用により、心臓の拍動はゆっくりとなり、脈拍、呼吸も深くなる。従って、血圧も下がる。活動する訳ではないので、けがをする可能性も少ない。あるとすれば食事を行うさいに、口から入ってくる異種タンパクやウィルス。それに備えて、リンパ球が血中に増えている。

そして、交感神経と副交感神経は相対的。どちらかが働けば一方は抑えられる。

病気のほとんどは、消化できない、吸収できない、排泄できない、分泌できないことによる。つまり、副交感神経が働かない、逆に言えば、交感神経の働きすぎ。

交感神経のストレスによるもの。比率で言うと、交感神経の過度の働きによる病気が7割、残りの3割が副交感神経優位の病気。

これは、血液検査でわかる。

白血球分画を調べる

顆粒球  54%〜61%(働きすぎると、化膿性疾患、炎症性疾患、ガンなどあらゆる病気)
リンパ球 35%〜41%(働きすぎると、アレルギー疾患、うつ、免疫病など)
白血球総数 5000〜7000μl(マイクロリットル)1000分の1ミリリットル

これが正常値

どちらかが多いと、交感神経か副交感神経が過剰に働いているということになる。
さて、鍼灸の作用

それは、以上の自律神経を直接的に整える作用があるということある。

交感神経が働きすぎていれば、交感神経を抑え、副交感神経機能を高める。副交感神経機能が働きすぎていれば、交感神経を刺激する。生体機能に働きかけ正常にバランスを整える。

灸の種類

お灸の原料

ヨモギの葉の裏の繊毛(綿毛)

精油成分:テルペン類チネオール 白血球を増やす。熱刺激で血行(体内循環)が良くなる。

直接灸
皮膚の上に直接据えて灸痕を残す
透熱灸、点灸、糸状灸、打膿灸

間接灸
直接皮膚にすえず灸痕を残さない。直接すえても残さない。
台座灸、隔物灸、棒灸、温灸器、灸頭鍼、八分灸


実技

お灸のもみかた

火をつける

治療

今日はありがとうございました。

聴いて下さった方々、貴重なお時間を頂き本当にありがとうございました。

27日のお灸教室はまたレポートします。

参考図書

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都城市民大学僕の講演は終わった。  講演

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講演がうまくできたかどうかなどという反省は毛頭するつもりはないが、後日聞いた話では、おおむね好評であった。講演を聞いた人から、なんで資料に連絡先をいれなかったのか?と聞かれたが。僕はコマーシャル嫌いで、そんなつもりも毛頭ない。ちなみに、僕の治療院は、電話帳にも載っていないので、訊ねてくる人はほとんど紹介である。

 ただ、僕の友人である諸県弁で描かれる方言漫画家”みやこのジョー”さんの月刊誌「ぼんちくん」だけは広告を掲載いしている。

みなさんにこの諸県弁マンガがわかるだろうか?



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以前、私のブログhttp://happy.ap.teacup.com/yosimaki/409.htmlを紹介してくれた、

記事:本当に奇跡なMMS
http://tamekiyo.com/documents/original/mms.html

翻訳家の為清勝彦氏の翻訳本「ロックフェラーの完全支配」(石油・戦争編)ウィリアム・イングドール著を購入した。字も小さく難解な言葉が並ぶ、488ページもあるので読むのが大変そうだが、この本を読むと「どうしてで戦争が起こるのか」がわかるそうだ。この難解な本を翻訳した為清の努力には頭が下がる。これから読みたいと思う。

彼のプロフィールの欄を見ると為清氏は、僕と1歳しか違わない。世の中には凄い能力を持った人がいるものだ。僕の読書量は半端ではないが、頭の作りがあまりよろしくないので効率が悪いが、少しでも彼に近づくように、日々の努力をしたい。何しろ僕は、とにかく知りたいのだから。

これから佐賀に行きます。仕事みたいなものです。
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都城市民大学講演 原稿E メインテーマ〜不快な症状は治癒反応 おわり  講演

不快な症状は治癒反応について、ここで例え話を使って説明したいと思います。ここに病気を良くするヒントがあります。



“不快な症状は治癒反応”とは?

例1

家の一部が火事で燃えた、これを炎症とします。消防車が来て水をかけて火を消す。これが治療です。しかし、水をかけっぱなしで、家は修復できますか?水浸しになるだけではありませんか?家を修復するには、壊れたところを取り除き、もう一度基礎をし直して、柱を立てなければならない、大工さんが汗水流して働かなければならない。重機を動かさなければならない。修復するにはエネルギーが必要です。@エネルギーは多くの場合“熱”である。

例2
 パズルを完成させるのは時間がいります。そのパズルのピースが多いほど労力がいります。そのように時間と手間をかけてやっと完成させたパズルを落としたらどうなるでしょうか?そう、ばらばらになりますね。これは一瞬です。では、その壊れたパズルを、一瞬で戻せますか?それをもとに戻すには、また時間と手間がかかります。ピースが多ければ多いほど大変です。壊すのは一瞬ですが、もとに戻すのは大変です。これが、物理学的な時間の流れで、秩序から無秩序の方向でもあります。これは簡単ですが、秩序を保つのにはとても労力がいります。考えてみてください。部屋をつねに綺麗にしておくのは大変ですよね。散らかすのは簡単です。秩序を常に保つ力が、生きる力であり、気力、すなわち“気”の働きなのだと思います。

手にガラスのコップを持っている。このコップを落として割ってしまった。さて、割れたコップを戻せますか?戻すにはどうすればいいですか?戻すには、熱を加えてもう一度溶かして、成形しなければなりません。すぐには戻せません。A時間が必要です。


例3
 長時間正座をしていて、立ちあがったときに足が痺れた。あるいは痛くなった。さて、これは悪化ですか?しばらくすれば良くなります。血行が悪かったところに、血液が押し寄せたら、どうなるかわかりますか?しびれて、ひどい時は痛みますよね。これは悪化ですか?時間がたてば治まります。何故治まるのですか?血液の流れが回復したからです。

 しもやけの手を温めたら、痛みが出た。これは悪化ですか?これも、血液の流れが良くなって、血管が拡張して痛むのですね。悪化ではありません。

身体の中での反応は、すべて同じです。

身体にかぎらず、エネルギーが加わらずに損傷した組織を修復することは、できません。家を修復するのにエネルギーを使わずに修復することはできないのです。

 以上のことから、病気にかかわる炎症を良くするには(組織を修復するには)、@熱(エネルギー)が必要 A時間が必要(休息)ということがわかります。そして、B痛みなどの不快な症状がでる。これは組織修復の働きです。それと、すぐに痛みが取れるのと治癒は関係ありません。一瞬で治癒することはありません。

 ですから、どんな病気も、温めて(熱)、血行を良くして、休ませれば(時間)、症状(不快な症状)が出て、組織が修復され、良くなるのです。これに生活改善を行えば身体は治癒に向かいます。

そして、私の専門である鍼灸はこの自律神経を整える最高の治療法だと思います。ぜひ、病気の治療に行き詰っている人は、お近くの鍼灸院を訪ねてみて下さい。

最後に

36億年(38億年?)前に地球上に生命が誕生したと言われています。そして何度も絶滅を繰り返し、現代まで残った生命が私たちです。36億年間の遺伝情報が私たちの遺伝子には書き込まれています。ですから遺伝子がそう簡単(滅多に)に間違えるはずが無いと考えてください。どんな病気になっても、自分の身体の(良くなろうとする)仕組みを自分自身の身体を信じて下さい。他のどこでもなく、そこに答えがあります。

長い時間、ご清聴、ありがとうございました。

2010年10月12日(火) 19:00〜20:30

都城市民大学 講演 

都城中央公民館にて

「めんけん反応〜不快な症状は治癒反応」 

講師 吉田鍼灸指圧治療院 吉田 純久

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都城市民大学講演 原稿D  メインテーマ〜不快な症状は治癒反応  講演

さて、前置きが長くなりましたが、本日のメインテーマであります。不快な症状は治癒反応。めんけん反応(好転反応)についてお話したいと思います。


皆さんは。めんけん反応、めんげん反応とも言いますが、聞いたことはありますか?

インターネットの百科事典 ウィキペディアによると、

好転反応(こうてんはんのう)とは東洋医学(按摩や鍼)で使われる用語で、治療の過程で起こる予期しない激しい身体反応のこと。 またいわゆる健康食品や健康器具のセールスの場にて、しばしば副作用、不適応をごまかすための用語として使われるので、注意が必要である。
セールストークなどで用いられる事例

1.この反応は体の中の毒素が一気に排出されるから発生するもので、一時的なものです。

2.この反応が出たということは、治療効果がある事の証明です。ここでやめてしまっては、苦労の甲斐がありません。

悪質なセールストークから身を守るには、利害のない経験者から体験談をよく聞くことだが、現実にはなかなか困難である。

これを読む限り、イメージは最悪ですね。それを今からお話したいと思います。きちんと理解できれば、このような誤解や悪質なものには騙されなくなります。

東洋医学的には、めんけん反応とは、どういう意味でしょうか?私の持つ、漢方用語大辞典によると、“めんげん”@服薬後に一時的にあらわれる様々の予期しない反応。たとえば、吐き気、嘔吐、めまい、胸の痛み。A頭がふらつき、目がくらみ、目を開けてられない症状のこと。
と記載されています。

そして、江戸時代の医師 後藤昆山という人はこう言っています。
百病は一気の留滞により生ず

病、めんげんせざれば、その病は癒えず

意味は、あらゆる病気は、気の滞りにより生じる。病気は、めんげんしなければ、治らない。ということです。
要するに、めんげんとは、どうも不快な症状のことを言っているようです。

この、病気が良くなる前に、症状(めんげん)がでるというこのわかりにくいことが、わかれば、きっと病気に対して、安心感ができると思います。本日は、この安心感を持ち悩みが少しでも軽減されることにより、皆さんの身体が良くなるような話をしたいと思います。まさに、病は気からです。


めんげんをの意味を説明するのは、まず症状の仕組みを説明しなければなりません。何故、不快な症状(痛みや、しびれ、だるさ、かゆみ)が生ずるのか?物理的に、ぶつける、きれるといったことや細菌感染などにより組織が損傷した時に、痛みや、かゆみなどの不快な症状が生じます。

それでは、なぜ不快な症状が生じるのか?痛むのか?を説明します。炎症に伴い痛みがでるのは、身体の損傷を脳に伝えるためです。もし、痛みなどの不快な症状がなければ、身体の損傷に気づかないことになるので、命の危険に陥ると思います。痛みなどの不快なし症状があるから、どこに故障があるのかがわかるのです。電気製品でもそうですよね。故障するとエラーメッセージがでて、それにより、どこが悪いかわかるようになっている。故障個所がわからなければ、修理できないし、最悪の場合、火災になるかもしれません。

糖尿病の悪化などで、神経が損傷していると、痛みを感じず、足を切断をしなければならなくなるのは痛みを感じない為です。痛みは、そこに問題があることを教えているのです。きちんと修復が終わるまで信号を伝え続けます。ですから、治れば、治まるのです。

痛み=悪化ではありません。痛みは、血管が広がり、血液が押し寄せ、組織を修復するときに強くなります。具体的には、血管が広がるときに痛くなるのです。それは、身体が血液をその損傷した組織に多く集める為に、血管を広げるのです。その血管を押し広げるときに出る物質が痛み物質なのです。この程度によって、かゆみやだるさ、痛みというふうに感覚が変化します。

“痛み”は“治癒反応“なんです。痛みだけではなく、病気の時に現れる”不快な症状“は、ほとんどが快復反応です。良くなろうとするときに症状がたくさんでます。組織修復や細菌やウィルスを排除するとき、発熱や痛みやだるさ、かゆみがでます。一見、悪化しているように見えたり、感じたりします。でも、それは身体が正常になろうとがんばっている姿でなんです。

それでは、病気とは何でしょうか?どうも世間を見渡してみると、この不快な症状のことを病気と言っているようです。だから、病気の治療は、この不快な症状(発熱、痛み、だるさ、しびれ、かゆみなど)を抑える(止める)ことのようですね。さて、この不快な症状を果たして止めていいのでしょうか?
 
不快な症状は、血流が押し寄せ、組織を修復する反応です。症状を止めることは、この治癒反応を止めるということです。どうも、組織の修復を止めるのが、一般常識的な治療のようです。

 症状が出る→悪化ではなく、症状が出る→回復反応→良くなる。これが治癒の仕組みです。

健康診断で病気が発見されたり、具合が悪くて診断名をもらっても、それは、そのまま悪化するのではなく、その状態に適応しようとしている生理的な反応であり、その状態が過ぎればまたはその状態を脱却できれば、良くなっていく可能性があります。

 私はこう思います。病名をもらっても病気にならないでください。病気になっても病人にならないで下さい。病名を肩書きにしないで下さい。病気を生活の中心に持ってこないで下さい。病気ばかりにこだわると、どこかに夢のような力をもった人がいて、治してくれるとか、夢のような薬や健康食品があるのではとか、悩みや病気を治してあげますといって近づいてくる人に騙され、貴重な時間とお金を失います。どこにもそんなものはありません。治癒は、みなさんの身体の中にあります。病気を治せるのは、病気になった本人だけです。

 健康=良い 病気=悪いではありません。

私の、治療の第一目標は、”病気を治すこと”です。でも、どうしても治らない病気もあります。 第二の目標であり、究この”病気“のとらわれから解放することです。病気があっても快適に生きてい行ける。それが究極の目標です。

炎症についてお話したいと思います。
この不快な症状に伴う、炎症とは何でしょうか?

この炎症という現象は、あらゆる病気に関与しています。炎症とは、疲労や物理的なストレス、細菌、ウイルス、化学物質、異種タンパク(異物)、虚血(血流不全)などによって組織が損傷した状態です。

炎症は、発赤(赤くなる)、発熱、腫脹(腫れる)、疼痛(痛み)、機能障害を引き起こします。でも、この炎症は治癒(組織修復)の過程でもあります。意味もなく起こっているわけではありません。

不快な症状は治癒反応について、ここで例え話を使って説明したいと思います。ここに病気を良くするヒントがあります。


6へ続く

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都城市民大学講演 原稿C 自律神経のバランス  講演

自律神経のバランスについて

もうひとつ、自律神経の働きに説明したいと思います。このことを覚えておけば、自分の身体の注意信号、自分のおかれた状態、今の病気が改善に向かっているのか、これからどうしたらいいのかがわかります。

天気と自律神経

天気が悪い時に、痛みが増したり症状がでる。気のせいかなと不思議だなと思っている人がいらっしゃると思います。たとえばむちうちの人。天気予報より当たります。テレビで、明日は晴れと言っているのに、いや、首が痛むから、雨だと言えば雨になります。
これは不思議な事でもなく、気のせいでもありません。自律神経の働きです。さきほどお話ししたように、交感神経が緊張すると、血管が収縮し(縮み)感覚や知覚は鈍くなり、副交感神経が働くと、血管が拡張し、感覚や知覚は敏感になります。

では、どいうことか?

天気のいい日は、高気圧です。高気圧とは気圧が高いということです。気圧が高いときは酸素分圧も高くなります。もっと簡単に言うと酸素濃度が濃くなります。酸素が空気中に多くなるのです酸素が多いので呼吸は浅くなります。あんまり深く呼吸しなくても充分酸素を取り込めるのです。脈は少し早くなり、血管は収縮し、心臓の拍動は強くなります。血管が収縮し、心臓の拍動が強くなるので、血圧が上昇します。

つまり、高気圧で酸素が多い晴天の日には、お仕事の神経である交感神経が良く働くということです。ワクワクして外に行きたくなるのです。晴天の日は、外に出て、畑仕事をしたり狩猟(狩り)をしたりするのに適した身体になるのです。これが理にかなった自然の働き。

では、天気の悪いとき、雨や曇りのときはどうでしょうか?天気が悪いというのは低気圧です。低気圧とは、気圧が低いということです。気圧が低いとは酸素分圧が低い。酸素濃度が薄いということです。酸素が薄いので、酸素をたくさんとりこもうと、呼吸は深くゆったりとなります。血管は拡張し、心臓の拍動はゆったりとなります。血圧は低下し、休息の神経である副交感神経が良く働きます。

つまり、低気圧で酸のが薄い、雨天の日は、お仕事に外に行くのは適していないので、家でゆっくりと身体を休める副交感神経が働くということです。

では、さきほどの話を思い出して下さい。交感神経が緊張すると、血管が収縮し(縮み)感覚や知覚は鈍くなり、副交感神経が働くと、血管が拡張し、感覚や知覚は敏感になるのでしたね。

自律神経のバランスが崩れている人は、この天気の気圧差についていけず、いろんな症状がでます。どうなるかというと、健康な人は、高気圧で天気のいい日は、お仕事の神経である交感神経が良く働き、わくわくして元気になり、外にいきたくなる。低気圧の雨の日には、休息の神経である副交感神経が良く働き、読書をしたり、音楽を聞いたり“雨もまた良し”でゆったりとリラックスできるのです。

まさに“晴耕雨読”なんです。これが、自律神経が乱れている人は、天気の時は、心臓がドキドキして、不安になり、雨の日には、ゆったりというより、だるくなって鬱気味になります。痛みを抱えている人は、血管が広がるため、痛みやかゆみ、だるさをより感じます。

天気は自分の自律神経のバランスを確認することができます。天気で症状が左右されるということは、自律神経のバランスがとれていないということです。

そして、心の働きは、天気の日にはウキウキとなり、雨の日にはゆったりとなる。心は、このように天気にも左右されているのです。身体は、大自然なのですね。

季節と自律神経

季節でも自律神経は切り替わります。夏は、暖かくゆったりとなるため、副交感神経が優位になります。このため常夏の、南の島に住んでいる人は、ゆったりとしています。逆に寒いところに住んでいる人は、我慢強く根気強くなります。
秋は、副交感神経から交感神経に切り替わる時期です。自律神経の切り替わりがうまくできないと、不快な症状がたくさんでます。鼻水が出たり、咳がでたり、痛みがでたり、かゆみがでたり、副交感神経は、排泄の神経です。出す神経なのです。

交感神経は、溜めこみの神経。冬に向けて、脂肪や、栄養を身体に貯めこみます。食欲の秋ともいいますね。食べ物を貯めておかないと、冬を乗り切れません。このため冬がある国は、勤勉になります。ボーっとしていたら死んでしまいます。日本人は勤勉ですね。冬は、交感神経がよく働きます。ですから、血圧が高くなります。

アレルギーの症状が出ていた人は、冬になるにしたがって、楽になります。アレルギーは副交感神経優位で発症するからです。だから、薬は交感神経刺激薬ですよね。ちなみに高血圧でぜん息の人は、治療に困るようです。交感神経の薬は、交感神経遮断薬で、ぜん息の薬は、交感神経刺激薬。正反対なのです。余計な話ですが・・・。

交感神経で、知覚感覚は鈍くなると言いましたが、冷えが加わると痛みに敏感になります。これは冷えと痛みの関係です。冷えると痛む人はいませんか?たとえば、手足をどこかにぶつけてもそれほど痛くありません。もちろんぶつける程度にもよりますが、寒い冬の日に、手足をどこかにぶつけるとこれは痛いですね。これが冷えと痛みの関係です。
冷えと痛みの関係は、もっと説明しなければなりませんが、後で出てきます。

春は、交感神経から、副交感神経に切り替わる時期です。溜めこみの神経から、排泄の神経にかわるので、症状がたくさん出ます。春は、いろんなものが動き出し、出てくる時期です。“木の芽どき”と言いますね。木の芽がうずくように出てくる。痛みがうずくのです。昔の人は、うまいこと表現しましたね。いろんな症状が吹き出るようにでる時期なんです。ですから、この時期を快適に通り抜けられる人は、自律神経のバランスのとれた人と言えます。その一年は快適に過ごせると思います。

このようなことをあたまに入れて、病気の人は、天気に左右されない、秋口、春先に症状がいっぱいでないようになれば、その病気は快方に向かっていると言えます。参考にして下さい。

一日と自律神経

一日の中でも、自律神経は変化します。朝は、副交感神経から交感神経にきりかわる時間帯です。ゆったりとした睡眠から、お仕事の神経に切り替わるのです。ですから、血圧が上昇します。身体の冷えている人は、特に上昇します。早朝時高血圧と言われます。これは、身体を普段から温めて、冷え症を改善すれば治ります。冷え症の人が、そのまま冷えてしまわないように、早朝に血圧があがるのです。

ちなみに、朝の3時から5時の間が、気温も下がり、体温も一番低い時間帯です。この時間帯に、いろんな健康上のトラブルが起こりやくなります。昼間はそのまま交感神経が優位です。夕方から、交感神経から副交感神経にきりかわります。そして、家に帰って、副交感神経が優位になり、ゆったりと食事をして風呂に入り、睡眠をとるのです。

これが一日のリズム。どこか、バランスが崩れていませんか?

ストレスと自律神経

精神的なストレスや肉体的な無理は、交感神経を刺激します。交感神経が緊張すると顆粒球(炎症系の細胞)が増え身体中のいたるところで炎症が起こります。これが持続すると、その延長線上に様々な病気、高血圧、糖尿、高脂血症、胃潰瘍、不眠、神経症、ガンなどの難病が待っています。いくら元気でも、生身の身体です。

仕事と休息つじつまが合わなければ、遅かれ早かれいつか破綻します。普段から休息をとってつじつまを合わせましょう。特に無理をしたら、その分休まないと破綻します。つじつまが合わなくなるからです。

呼吸と自律神経

息を吐くときは、副交感神経、吸う時は交感神経が働きます。自分の意思で自律神経にアプローチできるのは呼吸です。だから、呼吸法などの健康法があるのです。

Dへ続く

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都城市民大学講演 原稿B 自律神経〜副交感神経〜交感神経  講演


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副交感神経の働き

では、副交感神経の働きはどのようなものでしょうか?交感神経は、日中活動するとき、お仕事をする時、危機に対処するときに働く神経でした。副交感神経は、反対に、休息の神経です。リラックスの神経でもあります。副交感神経が良く働くと、血管は拡張し、脈はゆっくりとなり、呼吸は深くゆっくりとなります。副交感神経の主な働きは、消化・吸収・排泄・分泌です。食べ物を消化して、栄養を吸収し、要らないものを排泄する。その過程で、胃酸や消化酵素が分泌させたり、インシュリンを分泌させて血糖値をコントロールしたりします。

血圧が下がり、ゆったりとなります。睡眠も副交感神経の働きです。交感神経が緊張していると、お仕事の神経なので、眠れません。寝ている間に成長ホルモンなどが分泌され、身体の組織は修復されます。子供は、睡眠は“寝る子は育つ”の通り、成長に関係します。

インスリンは副交感神経支配のすい臓のランゲルハンス島のベータ細胞から分泌されますのでストレスや無理などの持続で、交感神経が緊張し、相対的に副交感神経が抑制されますので、インスリンの分泌現象が抑えられます。結果、血糖値が上がります。この状態が持続すると糖尿になります。食べ物だけで糖尿になるわけではありません。

ついでに睡眠について触れますと、不眠症で悩んでおられる方がたくさんいらっしゃいますが、交感神経が緊張しているから眠れないのです。世の中は、質の良い睡眠について語られていますが、ここで皆さんにちょっと不眠についてお話ししたいと思います。まず、眠れなければならないという考えを捨ててください。睡眠は質ではなく量です。量というのは時間のことです。ですから眠れなくて悩む必要はありません。横になっていれば、それで身体は休んでいるので大丈夫です。ただ、大切なことは、起き上がってはいけません。起き上がると交感神経が優位になります。人間の身体は横になると、副交感神経が優位になり、起き上がると交感神経が優位になります。そのように出来ているのです。横になるだけで問題ありません。何故横になっているだけでいいのかというと、それだけで副交感神経を優位に持っていけるのと、実は、横になって重力から解放された時に、骨髄での造血や白血球などの細胞がつくられるからです。造血に必要な時間が、7〜8時間と言われています。これが、起き上がって立ち上がると、骨は重力にさからって身体を支えるのに精いっぱいになります。

横になって重力から解放されるときに、造血が行われるのです。ですから、
横になっているだけでいいのです。これに7〜8時間必要なのです。これが、昼間も活動して、夜も眠られないからと起き上がってしまうと、交感神経が優位になり目がさえると上に、造血の時間が無くなります。睡眠時間が少ない人は、造血が間に合わず、貧血気味になったり、ひどい時は、白血球が未成熟なまま血中に現れ、白血病と間違われたり、白血病になったりします。昔から、“骨休め”という言葉があるように、骨を休める事それが大事なのです。このような言葉があるように、昔の人は経験的に知っていたのです。大変な仕事は、骨が折れるのです。骨が折れるような仕事が無くなったので、骨が鍛えられず骨粗鬆症が増えたのかもしれませんね。いいですか、不眠で悩む必要はありません。眠れなくてもいいので、起き上がらないで下さい。そのような生活をしていれば、いずれ眠れるようになります。

睡眠時間の短い人、つまり横になっている時間の少ない人は、昼間でも時間があるときにどこかで横になる時間をとって、つじつまを合わせてください。短時間睡眠で大丈夫な人は、多分、どこかでつじつまを合わせている人です。そうでなければ、いずれ病気という形で破綻します。

横道にそれましたが、副交感神経は、腹部内臓神経とも言えます。もっと簡単に言うと胃腸の働きでもあります。胃腸は消化吸収をするところであり、エネルギーを取り入れ、老廃物を出すところです。考えてみてください。どれだけ重要なところか。野生の動物であれば、食べれないイコール死です。人間の場合は、点滴したり、胃に穴をあけて流し込んだりして何とか生きていくことはできますが、食べれなくなって、自然に弱り静かに亡くなるのが、普通なのです。死にそうなのに、エネルギーを入れられるので、苦しむ事になるのだと思います。余計な話ですが。

胃腸の状態が良ければ大体調子が良くて、胃腸の調子が悪ければ、身体の調子も悪いのです。気分も悪いですね。胃腸の調子が悪くて、気持ちがいい人はいません。病気を良くするのは、胃腸の働きを良くすることと言ってもいいくらいです。胃腸の調子が悪いと、具合が悪い原因は、胃腸で分泌される神経伝達物質及びホルモンが脳で使用されるホルモン、神経伝達資質が同じものが使用されているからです。腸―脳相関。腸―脳ぺプチドホルモンと言います。腸と脳は、形態が似ていませんか?

腸はしわしわで、折りたたむと、脳に似ていませんか?発生学上は違いますが、東洋医学では、皮膚と同じと考えます。現代医学でも、解剖学上、腸は、皮膚と同じ、身体の外です。口から消化管、肛門までは身体の外です。ドーナツみたいなものです。ドーナツの穴は内部ではありませんよね。ちなみに、女性の子宮も身体の外です。ですから、妊娠した子供はお母さんのおなかの中にいるのではなく、外にいるのです。へその緒でつながっているだけです。カンガルーを考えたらわかると思います。脳は腸と常に情報交換をしています。現代医学的には皮膚は発生学上、脳と同じ外肺葉由来です。皮膚は脳そのものとも言えます。皮膚を触ることは脳を触ることです。脳は身体中の情報を集めて、身体を外の環境に対して適切な状態に保ちます。皮膚はその情報集めの最前線です。寒いとか暑いとか、心地がいいとか悪いとか。皮膚言葉や肌言葉はたくさんあります。肌が合うとか、肌が合わないとか、肌寒いとか肌や皮膚で考えていると言ってもいいくらいです。そして、東洋医学では、皮膚と消化管は同じと考えます。


簡単に言うと、交感神経の働きは、毛細血管を収縮させ、心臓の拍動を強くして、脈、呼吸を早め、血圧を上昇させ、胃腸の働きを抑えて、活動しやすい身体にすることです。お仕事及び闘う時の神経です。

そして、交感神経が緊張したストレス状態で病気になります。昔は、畑仕事に行ったり、狩猟にいったりすると猪や狼、クマさんに出会ったかもしれません。外には今よりか危険が多かったと思います。クマに出会った時は、交感神経が働きます。交感神経緊張状態の極致です。どういう状態かというと、“闘争か逃走か”闘うか逃げるか?ですね。闘うか逃げるかという状態のときは、身体が機敏に動けるように、血圧を高くし、血糖値を上昇させます。そして、闘ってケガをしたときに備え、手足の先の血管、皮膚表面の血管を閉じて、赤血球はくっつき粘度をましドロドロになります。さらに、胃腸の働きを抑え、身体の感覚を麻痺させます。

闘うか逃げるかという緊急事態に、おなかがすいて、消化吸収したり、ここが痛いとか、あそこが痛いとか言っている場合ではありませんよね。そのような感覚は抑制されるのです。身近な例では、サッカー選手が、野球選手が、ラグビー選手が、試合が終わってから、骨折していたとか言う話をききますよね。あれは、骨折していても闘う身体になっているため、試合中は本人は感覚を遮断しているのです。闘う身体になるのですね。これは、一時的な反応です。しかし、危険がさらなければ、この状態が持続します。どうなりますか?血圧が常に高く、血糖値も常に高い、血液はドロドロ、胃腸の働きは抑えられている。病気になりますよね。現代は、オオカミやクマに出会うことは少なくなりましたが、理不尽なことを要求する上司、無理な事を言う客、嫌な同僚、すぐにいちゃもんをつける父兄、詐欺師、借金とり、いろんなストレスがありますね。これで、このオオカミやクマと出会った時のような状況に陥ります。そして、破綻して病気。

極端な場合は“過労死”自分の身体の声が聞けなくなるのです。

こういう話をすると、私は、ストレスがほとんどない、とストレスを否定する病気の方がおられます。病気は運悪くなるものではなく、ストレスの持続で発症するのです。病気になっといてストレスがありません。というのは、身体を無視しすぎですね。多分、ストレスって悩みごとのことをストレスと思っているのだと思います。ちがうんですよ、好きな事でも無理をすればストレスになります。だから、好きな事をやっても病気になるではありませんか。特に一生懸命になっていると気づきません。前向きでガンバリ屋さんが、このような状態に陥ります。そうすると、あの元気な人が突然倒れます。人間ドックに入って、健康ですよと太鼓判をおされた後に倒れる人もいます。精神的に大丈夫でも肉体的に無理を重ねれば病気になります。芸能人の人、そうじゃないですか?好きなことをやっているのに白血病になるガンになる。リウマチなどの膠原病になる。脳梗塞で倒れる。ストレスとは悩みごとだけではありません。好きなことでも無理をすればストレスです。

逆に、いつもあそこがどうだ、ここがどうだと、不具合を訴える人もいます。このような人は、ゆったりしすぎている人です。交感神経が過剰に働くと知覚は抑えられ、副交感神経が過剰に働くと、知覚は過敏になります。そして、特徴としては、とにかくだるさを訴えます。これが副交感神経優位のリンパ球優位のタイプの人です。過敏でアレルギー体質です。鬱気味でもあります。活動量が少ないので交感神経が良く働かないのです。このようなタイプの人はいつも具合が悪く、訴えが多いのですが、無理をあまりせずすぐに休んでしまうので、大病はしません。ああだこうだと言いながら長生きするタイプです。交感神経タイプの人が、元気で無理をしがちで、突然倒れる場合があるのと正反対です。

ただし、“悪い奴ほどよく眠る”というように、生活がみだれているのに、自分が悪いと全く考えずに、まわりが悪いとまわりにストレスを押しつける人で、けっこう元気な人がいます。精神的なストレスの発散ができているのでしょう。モンスター何とかといわれる人はこのタイプだと思います。幸せかどうかはわかりませんが・・・。尚、病気をしないひとが悪い人というわけではありませんよ。

私は、病気はその人の生きてきた結果だと思います。こういうと生活が悪かったので病気になったと受け止められると困りますが、がんばった結果が病気なんです。無理をして生きてきたと言えます。そうせざるを得なかった。あんまり頑張らない人は病気にはなりません。病気にならない人はがんばっていないという意味ではありませんよ。がんばった結果が病気だなんて、と思われるかもしれませんが、無理をしてがんばった結果が病気。だから、病気はちょっと休みなさい、生き方を変えなさいという身体の警告です。この警告を良く聞くことです。バランスが大事なのだと思います。

交感神経の働きを説明しました。次に副交感神経の働きを説明したいと思います。

副交感神経の働きは、消化・吸収・排泄・分泌を良くし、身体を休める神経です。ちなみに、副交感神経が良く働くと、神経伝達物質のアセチルコリンの作用により、免疫細胞の白血球のうちのリンパ球が増えます。リンパ球の働きは、自分以外のタンパクや細菌より微小なウイルスに対して抗体を作り、無毒化したり排除することです。ゆったりしているときには、けがを負う可能性は少ないので、細菌感染の可能性より、口から入る食物からの異種タンパクやウィルスに対処する必要があります。ですから、リンパ球が用意されているのです。交感神経が優位で活動的な時には、けがに備えて細菌を食べる顆粒球が用意されており、ゆっくり食事する時には、ウイルスや異種タンパクに対抗するために、リンパ球が用意されているのです。身体は実にうまく出来ています。

ちなみに、ガン細胞を破壊するナチュラルキラー細胞、NK細胞は、交感神経のストレスで増加し、そのあと、ゆったりした副交感神経の働きにより、ガン細胞を破壊する、魔法の弾丸、パフォーリンやグランザイムを分泌します。分泌現象は副交感神経の働きです、ガンに勝つには
ストレス状態から脱却することです。そうするガンをやっつけるNK細胞が働けるようになるのです。ストレスがかかるような治療を受けないことです。そして、あまり怖がらないことです。

免疫力が高いというのは、副交感神経が良く働き、リンパ球が多いということです。

しかし、副交感神経が優位になりすぎると、それでも病気になります。副交感神経が優位になるのは、ゆったりすぎる生活やめりはりの無いだらだらとした生活、運動不足、日に当たないなどという生活で優位になります。ストレスの少ないのんびりした生活を送ると、副交感神経が優位になりすぎて、リンパ球が増えすぎ、どうでもいい異物にまで過剰に反応するようになります。ハイパーセンシティブと言われる所以です。超過敏体質になります。副交感神経優位な人は、いつもどこかがどうかあると言います。不定愁訴の多い人です。血管が拡張して、うっ血しているので、循環が悪く、とにかく疲労を訴えます。だるくて仕方が無いというやつです。いつも具合が悪いのですが、免疫力は高いので、大病はあまりしません。長寿体質とも言えます。ああだこうだといいながら長生きする人です。
そんな人はここにはいませんか?

逆に、交感神経が優位で血圧が高くて活動的な人は、あの元気な人が突然倒れます。彼らは、あまり症状を訴えません。これは、交感神経優位で頑張っている人は、自分の身体を無視するからです。考えてみてください。夢中になって闘っているときに、おなかがすいたり、どこが痛い、あそこが痛いという感覚はありませんよね。これは本能なんです。目の前にクマが現れた、そんなとき腰が痛いおなかが痛いなどと言っている場合ではないはず、サッカー選手やラグビー選手が転んでもすぐに起き上がりプレーをしますよね。後で、骨折がわかったりして・・・。交感神経が優位で一生懸命な時は、感覚、知覚は遮断されるのです。この究極は過労死でしょうね。これは特のようですが。 日本はストレスの多い社会なのかもしれません。

このようにして、あの元気な人が突然倒れるのです。頑張っている人は気をつけてください。どっかで、休息してつじつまを合わせてくださいね。みんな生身の人間なので、働くことと休息の収支が合わないと破綻します。これは当たり前のことです。

このように、自律神経系は私たちが生きていくために、一番重要であり、病気にも関与しています。自律神経失調症は気のせい病ではなく、自律神経失調症が全ての病気の始まりです。これほどはっきりした、病気の始まりはありません。気のせい病ではなく、病気の根幹です。ですから、病気を良くするのは、自律神経の働きを整える。この一点につきます。
そして、この自律神経の活動的な交感神経を陽、静的なゆったりとした副交感神経を陰と考えると、東洋医学の陰陽論になります。

交感神経が良く働くと、ストレスを感じると、白血球のうちの顆粒球が増え、ストレス状態が持続すると赤血球はつながり、ドロドロ血液になる。副交感神経がよく働くと、リラックスすると、リンパ球が増え赤血球は離れ、さらさら血液になる。
気のせいではありません。心の働きで血液の成分まで変化するのです。まさに“病は気から”気が病むことを、病気とはよく言ったものです。昔の人は偉かったなあと思います。


Cへ続く

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都城市民大学講演 原稿A 自律神経〜交感神経の働き  講演

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都城市民大学講演録 作成しました。実際の話は、原稿とはちょっと違います。

Windows Media Playerでしか再生できません。

必要な方は差し上げます。尚、取りに来れる方のみです。郵送は受け付けておりません。

自律神経とは?

みなさん。自律神経という言葉はよく聴いたことがあると思います。自律神経失調症とか。でもその意味がわかりますか?意外とわかっていらっしゃらないのではないでしょうか?

病院で、検査データには異常がありません。自律神経失調症ですねと言われ、何のことかわからなかった。あるいは気のせいですよと言われた気がした。など、の経験があるかと思いますが、(実施は、血液検査でわかるのですが、病院でその検査をするところはありません)この自律神経の働きの失調が病気のすべてのはじまりと言っても過言ではありません。今からそれを説明します。

自律神経を医学大辞典で調べてみると、こう書かれています。各種内臓、血管、腺などに広く分布し、不随意的に各臓器を調節することにより、外的内的環境に対して合目的に一定の状態(ホメオスターシス:恒常性の維持)を維持する機能を果たしている神経系で、植物神経系ともいわれている。自律神経は交感神経系と副交感神経系とに大別され、原則的に両者は互いに拮抗的に作用している。

自律神経系には、交感神経系と副交感神経系があるというのがわかりますね。それから、この交感神経と副交感神経は原則的に拮抗的に作用すると説明されています。覚えておいて下さい。これは陰陽と同じ、どちらかが盛んになるとどちらかが抑えられる。

自律神経系とは、読んで字の通り、自分の意志とは関係なく、自ら働く神経系と言われます。私たちが生きていく上でとても重要な神経です。この神経系は呼吸を除いて(一般的には)意思の力では動かせないことになっています。心臓は私たちの意思で止めたり動かしたりすることはできません。他に、胃腸、肝臓、肺、腎臓、副腎髄質、膀胱、血管など身体中のありとあらゆるところにはりめぐらされています。

では、この自律神経系の交感神経の働きとは何かを説明します。

交感神経の働き

交感神経は簡単に言うと、日中活動時に働く神経です。お仕事をするときの神経。“えさ取りの神経”とも言えます。この交感神経が働くと、手足の末梢血管、皮膚表面の毛細血管が収縮し、交感神経から神経伝達物質(アドレナリン)が放出され、心臓に働きかけ、心臓の拍動および心拍数を上昇させます。血管が閉じて、圧力が強まり(水道につないだホースを水を出したまま圧迫すると圧力が増して、水が勢いよく出て行きますよね)さらに心臓の拍動と心拍数が上昇するので、血圧が上がります。血圧が上昇すると、脳に血液がたくさん届けられます。血圧とは、心臓より頭が上にあるので、重力に逆らって頭まで血液を押し上げる力を血圧というのです。血圧が上昇すると、血液は頭に集まる。そうすると頭が良く働きます。そして、筋肉に血液が送られる。頭と筋肉に血液が集められると、頭がさえ、筋肉が良く動き活動しやすい身体になります。

血液でいうと、活動時は酸素をたくさん使うので赤血球が増えてさらにくっつきあい粘度をまします。白血球で言うと、けがに備えて白血球のうちの顆粒球を増やします。白血球には大まかに顆粒球とリンパ球の2種類があります。顆粒球は細菌を食べて分解してくれるありがたいものです。顆粒球の顆粒とは、細菌を消化するために、内部にタンパク分解酵素や活性酸素などの顆粒を持っているので、顆粒球と呼ばれます。このような活動的な時には、けがを負い、外部にいる細菌感染に備えて顆粒球が用意されているのです。交感神経が良く働くと、顆粒球が増えます。そして、けがをしたときに、出血を最小限に抑えるために、皮膚表面の血管、手足の先っぽの末梢血管は閉じて、さらに血液の粘度を増しているのです。どうなっているかというと、血圧が上がり、血液が粘度を増した状態です。これは、悪い状態ではなく、活動するのに適した身体になっているのです。

交感神経の働きは、要するに、血圧を上昇させ脳や筋肉に血液を多量に送り届け、お仕事をしやすい活動的な身体にしているということです。

精神的、肉体的なストレス(無理)が長期間続くと、交感神経が緊張した状態が持続し、高血圧になり、さらに赤血球はくっつき血液の粘度も増し、血を固める血小板も増え、俗にいうドロドロ血液になり、心臓にも負担がかかります。さらに、交感神経の神経伝達物質であるアドレナリン、ノルアドレナリンは血糖値を上昇させる作用があり、そのうえ副交感神経の働きを抑えるために、すい臓からのインスリンの分泌が抑えられ、血糖値の上昇に拍車をかけます。血糖値が上昇するのも、何とかそのストレス状態に耐えようとして、血糖を上昇させてしのごうとしているのです。


そして、血液の粘度も増し、血小板も増えているため、血が固まり易くなります。さらに、免疫で言うと白血球のうちの顆粒球が増えます。顆粒球は寿命がおよそ2日で、半分が入れ替わります。適正な範囲の数であれば、何も問題を起こさない、細菌を食べてくれるありがたい細胞ですが炎症に関わる細胞であり、増えすぎると病原性の細菌だけではなく、常在菌(身体にいる)とも反応し炎症を起こします。そして、増えすぎた顆粒球は寿命を終えて、死んで行く時、内部に持っていたタンパク分解酵素や活性酸素をまき散らして崩壊します。適正な数であれば、活性酸素を無害化して体内に吸収するシステムが身体に備わっているので問題ありませんが、増えすぎた場合、処理が間に合わず、その場の組織を破壊して炎症を引き起こします。

顆粒球が集まる場所は、粘膜、関節、筋膜、腱です。ですから、このような場所で炎症を引き起こします。胃潰瘍などはその典型です。また、ストレスに対処するために、コレステロールを貯めこみます。私たちの身体を構成する細胞膜やホルモンはコレステロールからつくられているからです。

このような状態が長期間続くと、高血圧、動脈硬化、高脂血症、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿、胃潰瘍、関節痛、不眠、不安(心臓がどきどきして)、便秘、ガンを引き起こします。

要するに、肉体的、精神的ストレス等の無理が続くと、交感神経が働きすぎて、ひいては病気を引き起こすことになります。

Bへ続く


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