自律神経の働きF−B 人間  医学情報

自律神経の働きF−B 人間

先の記事で述べたように動物のストレスはその時だけです。常に彼らは”今”に同調しています。

しかし、人間は感情と記憶が結びつき、”今”にいることができず、過去や未来の出来事で心身を煩わせます。

動物にとって、例えば敵はライオンですが、人間にとって現代ではライオンやオオカミやクマは目の前にいません。

しかし、会社ではオオカミのような上司、ライオンのような同僚、狐のような顧客がいるかもしれません。

あるいは、オオカミのような両親やキツネのような友達に苛められた過去があるかもしれません。

あるいは、今のコロナウィルスのような新型の感染症が流行っていれば、将来に不安があるかもしれません。

たとえ、”今”あなたが”安全”であろうと、人間は”今”にいることが出来ず、過去のトラウマや、未来の心配というストレスの中に住んでいるため、ストレスが去りません。

会社ではオオカミのような上司やタヌキのような同僚とうまく付き合うことができなければそのストレスは去りません。

そうなんです。人間のストレスはその人が過去や未来にいる限り去らないのです。これは野生動物との違いです。

野生動物はストレスで病気にはなりませんが、人間はストレスを作り出し、持続させ、拡大させそして病気になるのです。

今まで、自律神経の働きについて述べてきましたが、人間の最大の特徴は感情です。そしてこれが自律神経に大きな影響を与えて病気になります。

これから、ストレスが病気を招く仕組みをみていきましょう。
5




AutoPage最新お知らせ