炎症C  医学情報

炎症C

アラキドン酸カスケード

ホスホリパーゼA2によって、遊離された細胞膜の脂質アラキドン酸は細胞内で2つの反応を引き起こします。

ひとつはシクロオキシナーゼという酵素を活性化させます。

これにより、プロスタグランディン(血管を拡張させる。痛みを起こす。発熱させる。※いずれも組織を修復させる反応)

ブラジキニン(血管拡張、血管透過性亢進)※ブラジキニンは体内最強の物質。

※血管透過性亢進とは血管の内皮細胞が間隙をつくり(窓が開くという)白血球が通過しやすくします。

トロンボキサンA4などと多段階的に反応が進みます。

トロンボキサンは血小板凝集作用や血管収縮作用を持っています。

出血しそうなところは血管を収縮させ、血小板を集めて出血を止めます。その後、血管を拡張させ、血流を増やし、血管リンパ管から血管へ血管透過性亢進により白血球を集めます。

白血球が集まるのは老廃物を処理したり、感染を防ぐためです。

プロスタグランディンの血管拡張、それにつづくブラジキニンの作用により痛みが出ます。血管に神経が巻き付いていいるので、拡張を痛みとして捉えます。

痛みがあるのは、どこが破壊されたか脳に教える(認識させる)ためです。

もし、痛みを感じなければ、私たちは生きていけないでしょう。

痛みを含む不快な症状は意味があって出ています。不快な症状は治癒反応です。

ちなみに痛み止めは、シクロオキシゲナーゼの酵素を阻害し、プロスタグランディン以下の反応を止めて痛みが治まります。

しかし、血管の拡張が起こらないため、治癒に至らず、使い続けることにより、徐々に悪化していきます。

鍼灸は炎症をきちんと進め、血流を増やし治癒に導きます。
4
タグ: 鍼灸




AutoPage最新お知らせ