トンデモ治療家  医学情報

私の記事

どう考えるか?代替医療と科学 http://happy.ap.teacup.com/yosimaki/434.html

に対して、このようなコメントを頂いた。拍手コメントだったのでブログのコメント欄には反映されない。ここでちょっと記事にしてみたいと思う。このコメントを頂いた方は、以前、私のブログにとても有益なコメントを頂き、多くのやりとりをした方だ。おそらく僕など全く足元に及ばないほどの知識を有していらっしゃるので、たいした記事など書けないが、嬉しいコメントである。

以下、そのコメント


2010/12/19 22:35
やはり吉田先生は非常に高い認識の医療人でいらっしゃると敬服いたします。

臨床医として最近思うこと。
“目の前の実態は全体である”
(実態が局部の人間など存在しない)

科学とは全体を把握できない人が対象物を仮想分離することで理解しようと試みるひとつの思考法。しかし分離すると同時に絶対基準も消えてしまうため多くが相対的議論となり、視点(相対的基準)の変換により結論がコロコロと変わってしまいます。そして本質(全体)とはかけ離れた枝葉末節で不毛な議論となります。本文は存じ上げませんがおそらくA医師、B医師の論議も同様のことと推測するところです。

A医師の栄養病因論は同意しません。
B医師の臨床経験の浅さも残念です。

また書き込んでしまいました。
申し訳ありません。


コメント終わり


まず、お断りしておかないといけないのは、僕は”トンデモ治療家”です。ここで言う”トンデモ治療家”とは、もちろん一般的常識的な方々および自分たちが正当であると思ってらっしゃる医療の専門家から見てのことです。

もちろん僕自身が”トンデモ無い治療”をしているとは思ってもいません。ただ、”トンデモ無い”人には見えるだろうなとは思っています。何しろ常識からは外れているで・・・。だから、その自覚はあります。

さて、あまり褒められると何か素晴らしい治療家がいるのでは?と僕のところを訊ねてこられる方(がいらっしゃる)と困るので(そんなことはないか?)僕はたいした治療家で無いこともここでお断りしておきます。あまり期待して来ないでください(笑)。よくあるのですが、そうでない人もいますが、有名で評判の高い人に実際に会ってみると、がっかりすることも多々あります。多分、僕はその口。だから、もし、私に会いたい方がいたら、がっかりするのを覚悟で来てください(笑)。


なぜ、この記事を書いたかと言うと、たいした医療家では無いと言うことを伝えたいためと、先般の記事「代替医療と科学」の続きを書きたかったからです。

このA医師とB医師の違いは何かということです。
A医師は、書籍なども何冊か著しており、自分の開発した水でガンやあらゆる病気が治ると主張しています。これだけでもすでにトンデモ医学です。

B医師は、それは詐欺的行為だと言っています。

A医師は、病気は治せると言っています。

B医師はそんなもので治せるはずがないと言っています。

ずっと論争を見ていると、A医師は、本気であることがわかります。要するに、詐欺を働こうとか金儲けをしようとかいう類の医師では無いようです。そこまで、言える根拠は何だろうかというとおそらく自らの臨床経験から自信を持っているようです。

B医師は、自らが正統派の医療であって、トンデモ治療で患者の死期が早まったり、手遅れになる弊害を指摘し、そのようなエセ医療は全て取り締まれと言っています。例えばホメオパシーなどは犯罪(ホメオパシーについても僕の記事を読んでください。http://happy.ap.teacup.com/yosimaki/379.html#comment)だと言っています。

A医師はおそらく嘘をついていないと思います。でも、水でガンをはじめとするあらゆる疾患が治るというのは言い過ぎ。しかし、良くなる人はたくさんいるはず。もちろん良くならない人もいる。

僕から言えることは、その水でなくて他の物でもいい。良くなる人は良くなるし良くならない人は良くならない。この水で良くなったことについて科学的研究データは無いし、おそらくそれを個人で研究するのは不可能に近い。それに、その水がなぜ有効なのかということについて科学的分析を加えたところで、きっと根拠など出てこない。何が有効な生理活性物質かということを細分化して調べるからである。科学的手法では全体で効果を表していることについて詳細な結論を出すことができない。だから、結果的に否定される。

かくして、A医師の臨床上の自信は、科学的に証明されない。また、それを真剣に研究しようとする研究機関などあるはずもない。しかし、臨床家にとって大切なのは目の前で起きている出来事である。これは決して勘違いでは無い。

B医師のところで、果たして病気は治るだろうか?科学的統計データに基づいて、標準的な治療が施される。良くなる人もいるだろう。でも、画一的に科学的(化学的)治療では、良くなるはずの人が、悪くなる可能性がある。

おそらく、A医師は、臨床で奇跡的な出来事を目撃しているだろう。

B医師は、奇跡的な出来事は、経験できないと思う。

そして、僕は、一般的に無理だと思われる疾患が良くなる経験はいくらでもしている。そして、それを見て驚きはしない。それが体の仕組みだし、奇跡ではないからだ。

良くなる人はどんなに悪くても良くなる。良くならない人は良くならない。


詐欺的行為とは、良くならない人に自分の治療のやり方を押しつけることだと僕は思う。

僕はいつも臨床で気をつけていることは、自分の治療が絶対だと言って誘導しないことだ。僕は自分の見解を伝える。そして、一生懸命治療する。良くならない人は僕から離れる。良くならなくても来る人がいれば、僕は一生懸命治療する。全て本人の選択。そんな中で、一般的に言われる”奇跡”というものが起こる。

よくお医者さんの言うこと聞かないと”責任を持ちませんよ”と脅される話を聞く。???。患者が悪くなっても、死んでも責任はとらないのに、何の責任???と僕はいつも思う。

何だか責任逃れのようだが、僕はいつも患者さんに言っている。自分の身体に責任を持てるのは”自分だけですよ”と。そうしないと何もかも人のせいにする人生になりますよ。って。

これは治療家として無責任だろうか?

いや、僕は神様では無いので、責任はとれない。責任は自分でとってください。僕は、良くなることを考えて、一生懸命治療するだけです。良くなったら、それは僕の力ではなく、あなたが自分で良くなっただけのこと。良くならないときは遠慮なく僕から離れてください。

そういうスタンスだ。詐欺的医療を行う人は、こういうスタンスでは無い。自分の考えに固執し誘導する。もしくは金儲けのために。


自分が絶対だと言う人には近づかないこと。それが騙されない方法だ。そして、自分を人任せにしないこと。大切な自分の身体は自分で守らなければならない。


B医師は、非常に科学的な知識を持った方だと思う。でも、知識をいくら持っていても、わかんないだろうね。患者さんが奇跡的に良くなっていく姿は・・・。何しろ科学に捉われているので。科学はまだほんの一部しかとらえていない。それに気づかないと。知識を披露すればするほど狭い人だなと感じてしまう。

本当はここに公表したいのだけど、不毛な議論というか中傷には関わりたくないので、すみません。

僕は、どちらかというとA医師がまともだと思う。後は、病気の皆さんが、以上に記したことに留意して、トンデモ医療を受けると、それこそ”トンデモなく良い結果”が起こるかもしれません。

尚、標準的、現代医療が良いと思わる方は、それも良しです。

選択は、あなたの”自由”です。僕はそれを尊重します。世の中を狭くするのは、自分が絶対だと思い込む、無知で善良な人々です。自分が善良な人で、いいことをしていると思って活動しているひとは気をつけてください。それは、間違っていますよ。

そして、病気の人は金儲けの詐欺にひっかからないようにして下さい。





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