都城市民大学講演 原稿@  講演

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先日、10月12日(火)都城市民大学にて講演を行ってきました。19:00〜20:30まで、一時間半の講演です。上手く出来たかどうかは、僕はこだわらないようにしています。反省もしません。ただ、自分が出来る範囲でお話をさせていただいた。それでよし。ビデオと音声も録音してあるので、いつか公開できればと思います(多分公開しないと思うけど)。

昨日の講演の原稿です。枚数が多いので、分割して掲載します。原稿なので、重複していたりしています。実際は、アドリブでしゃべっているので、ちょっと違います。暇な人は読んでみてください。やれやれ、ようやく終わった。そういう感じです。




都城市民大学講演 原稿

講題「めんげん反応について〜不快な症状は治癒反応」

10月12日(火) 19:00〜20:30 都城中央公民館にて

 みなさん、こんばんは、今日は、皆さんがわかっているようで、きちんと理解していない話、それから、今まで聞いたこともない話をします。なんとかわかりやすく説明できればと思います。これから私が言うことを理解できれば、病気についてあまり心配しなくていいということがわかると思います。病気は多分生きていく悩みのトップに入ってくる重大な問題だと思います。病気についてあまり心配をしなくていい。これは本当ですよ。治療法さえ間違えなければですが・・・今日は、一度の多くの人にこのことを伝えられるこのような貴重な時間を頂きました。あとは私の説明の仕方にかかっています。まず、東洋医学は“気の医学”という話から、自律神経の働きについての話、そして、本日のメインテーマであります「不快な症状は治癒反応〜めんけん反応の話、そして、家庭で簡単にできる自律神経を整える方法までお話をさせて頂きたいと思います。

東洋医学は“気の医学”

さて、まずは、東洋医学は“気の医学”ということについてお話をさせて頂きます。

私の専門は鍼灸です。鍼灸は東洋医学です。東洋医学は“気の医学”です。気の医学というと“気”ってなんだろう?と思うかもしれませんが、“気”は私たちにとってとても身近なものです。病気という漢字は、気が病むと書きますね。文字通り“病は気から”なんです。病気とは、気が病むこと。実はこれが全てです。というとこれでおしまいになってしまいますが、東洋医学では、本当にこれが全てです。ですから、病気を治すのは気を正常にすればそれで治るのです。

 東洋医学では、気が病むことで病気になると考えています。では“気”とは何でしょうか?私の持つ、漢方大辞典を見るとこう書かれています。

気(き)@体内を流れている栄養に富んだ精緻な物質で、たとえば水穀の気(飲食物に宿る気のこと)など。A臓腑(内臓)の活動能力で、たとえば五臓六腑の気・経脈の気などをさす。と記載されています。

わかりにくいですね。

学研の、「東洋医学の本」という一般書を見ると、気とは“目にはみえないが、確実に作用する力−流れる、不可視(目に見えない)のエネルギー。それが気である。

そして、こうも書かれています。気を知ることは難しくない。気は目に見えないが、実感できるものである。

これでも、はっきりとはわかりませんが、身近にあり、目に見えないが確実に存在しているもの。それが気のようです。今の季節で言うと、秋の気配というのがありますね。春の気配とか夏の気配とか冬の気配とかあまり言いません。秋がいちばん気を感じる季節なのかもしれません。紅葉のように目に見える秋もありますが、本能的に肌で感じる気配。私は、気配というのが、気を捉えたとてもいい言葉だと思います。人の気配とか言うように、何かわからないけど感じる。これが“気”ですね。

余談ですが、日本人が勤勉で、繊細な心を持っているのは、はっきりとした四季があるからだと思います。そういう意味では、日本人は地球上の人類の中でも非常にバランスのとれた民族だと思います。

貝原益軒という人が「養生訓」という本を書いています。そこには、“気”のことがたくさん記載されています。気を巡らせなさい、気を滞らせてはいけないと書かれています。
気の滞り、気の不足、気の過剰が病気につながるのです。

“気”とは目に見えないけど明らかに存在するもの、気が合うとか、気配とか、やる気とか、根気とか、気が向かないとか、気分が良くなればきっと元気になるはずです。病気とは気の病なんですね。

もっと、詳しく言うと、東洋医学は陰陽論です。あまり詳しく説明すると難しくなりますので、簡単に説明します。古代中国においては、陰陽という概念ですべての現象、物質、ありとあらゆるものを区別しました。そして、陰の要素と陽の要素が均衡しているのが自然であり、陰の要素が多かったり、陽の要素が多かったりしたら、これは不自然と考えます。陰陽のバランスが大切ということです。さらに、この陰と陽は相対的な関係にあり、陰が多くなると陽が少なくなり、陽が多くなると陰が少なくなるというようになっています。

陰と陽の区別を例えると、太陽は陽、月は陰、夜は陰、昼は陽、でもこれは陰だけということはありません。もちろん陽だけということもありません。陰が夜ならば、必ず陽である昼がきます。晴天、日の当たる場所は陽、雨天、日かげは陰に区別できます。これも絶対的なものではなく、陰の中にも陰陽があり、陽の中にも陰陽があります。日かげにも、明るいところと暗いところがあります。明るいところにも、より明るいところがあり比較すると暗いところもあります。細分化するとある部分とある部分を比較して、陰と陽が区別できます。ですから、陰陽は、これが陰とかこれが陽とかいう絶対的なものではありません。

そして、この陰陽は、身体の生理状態やその働きを表すのにも使われます。陽は活動的。動的、生理的に熱が多い。疾病に対する抵抗力がある。陰は消極的、静的、生理的に冷えている。この陰陽の働きのバランスがとれているときが健康と考えます。この身体の陰陽のバランスをとっているのが、陰陽の気なのです。陰陽の気の働きがうまくいくと健康状態で、これが崩れると(気が不足したり、気が多すぎたり、気が滞ったり)病気になると考えます。

つまり、病気とは、環境にある気(季節など暑さ寒さ)、肉体的疲労や精神的ストレスなどにより、身体の気を損ねた状態を、あきらかに症状として目に見える状態になったものを気が病む。病気と言っているのです。現代医学的には、検査数値が異常になった状態が病気といい、これが東洋医学では、顔の色とか目の色、肌の色、舌の色、唇の色、声色(音)などの色が気の異常として表面にでた状態になります。そして、この病気になる前の段階を捉えて、“未病”といい、この段階での治療(つまり予防)をとても重視しています。ですから、日ごろの養生が大切になります。

日本語には、気分、気持ち、その気がある。元気、陽気、陰気などと使います。そのほかにも気が使われている言葉はたくさんあります。気は心ともいいますね。では気=心の働きなのでしょうか?私は、気は心の働きだと思います。心は目に見えますか?

では、現代学的にいうと“気”は何でしょうか。私は、自律神経の働きだと思います。
ここで、自律神経とは何か、そしてその働きはどのようなものかについて説明したいと思います。

Aへ つづく
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