孤独な男達  

 大人になると男は孤独だとつくづく思う。何も用事がないのに男同士で会話をするということはない。おいしい店があるので、二人で食べに行こうなどと盛り上がることもない。ましてや男同士で旅行に行こうなんて考えもしない。一人旅が気楽でいい。
 だから男は孤独だ。この孤独をどうかしようとすると、道具や地位や名誉が必要になる。しかし、地位や名誉を手にするのは僅かな人たちで、大多数の人はそんなものは手に入らない。ではどうするかというと、道具が必要になる。それは釣りであったり、ゴルフであったり、バーベキューであったりする。子供がいる場合は家族であったりする。男にはただ話したいから話すという事はないのである。そのお互いの関係に何かないといけないのだ。もちろん地位や名誉を得たからといって、孤独から逃れられる訳ではない、きちんとした人間性なりつきあいがないと肩書きを失ったとたん孤独へと転落する。こちらのほ方がより深刻かもしれない。あの立派な人がうつになるということもある。
 男に世間話などない。話し方ですらそうだ。用事がないと話せない。あるいは共通の話題がないと話せない。しかも、一つのテーマについて話し
そのことについて自分の考えを結論として言い合うのが、男の話し方なのだ。だから、結論や持論のこだわる方がいると、喧嘩や争いになる(男の話は闘いなのだ)。そしてそのテーマについて話が終わると、もう話すことが見つからない。そこでお開きである。延々と、とりとめのないことを話すことはできないのだ。
 この点女性は違う、用事がなくても世間話ができる。テーマなどいらないし、誰も結論を必要としていない。話は、おいしい店の話から、昨日見た映画の話しや子供の話、旅行の話しや今日の晩ご飯の話しと多彩で、聞いていると脈絡もない。しかし、誰もそうは思っていない。話はとぎれることなく延々と続く。延々と出来るのだ。だから、女性の電話は長い。
そして、喧嘩になることもない。女性は平和なのだ。
 何故こうもちがうのか?結論からいううと右脳と左脳をつなぐ脳梁の太さが違うのだ。男性にくらべると、女性の方がはるかに太い。要するに右脳と左脳の情報交換が女性の方がうまくいくのだ。男性は右脳と左脳を効率的に使えない。女性の方が情報処理能力が高いともいえる。頭全体を苦もなく利用できるのだ。だから、口げんかしても必ず女性には負ける。男によっては頭が回転せず手がでることになる。
 年老いてから、奥さんを亡くした男性は孤独に陥る。”男やもめにうじがわく”とはよく言ったものだ。逆に年老いて旦那を亡くした女性は元気だ。もちろん悲しみはするが、その後は以外と幸せに暮らしている。もちろんすべての人にはあてはまらない。
 さて、では我々男性はどうすればいいのかというと、若い頃から仕事以外の関係を築き上げておくことが重要。仕事社会は狭すぎるのだ。日頃から地域の方々とコミュニケーションをとっておかないと、退職してからさあ仲良くなりましょうというのは無理である。それから、趣味やボランティア的な活動を担い、社会的な役割を持っておくということが重要だろう。社会的な接点を失わないことが重要。人は社会的な生き物である。そういう意味では、社会的な接点を失うということは生きていても死んでいるようなものといえる。それが孤独死というのだろう。
 女性に見習うことは多い。
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