9月某日再び
ホームセンターへ行って、0,8mmの長針ヤスリを入手。リュートの『改造作業』に入る。(器用な皆さん、大げさですみません。不器用モノには大仕事なもので、つい。本当は『手術』と言いたかった。・・・言ってるし)
ナットの溝を、弦がスムーズに通るようにヤスリで磨き、歯磨きペースト(研磨剤が入っているからでしょうねぇ)を塗ったナイルガットでさらに磨きをかけ、仕上げに鉛筆を塗りこみ、弦を張りなおして・・・はい、おしまい。終わってみれば、超簡単。
んっ?このヤスリどこかで見たことが・・・そうだ、必殺○○人で使われてたよね(古っ!) 調子にノッて、指をブスッと刺してしまう。指先の手入れも、音色だけでなく、ガット弦の持ちに影響するとのことなので、徹底することにした。
ということで、弦&指ケア製品、一挙公開〜。
まだまだありますが、とりあえず構図重視ということで。
道具に凝る・・・大人の初心者のお約束ですね。
以下は単なる、道具自慢です。興味の無い方は、飛ばしてください。
ハンドクリーム3種:
湿気に弱いガット弦のために、水分含有量&透過率0%を目指してます
馬油(ばーゆ):九州ではけっこうポピュラー。薬にも食品にも基礎化粧品にもなる、最高級の肌ケア油。胡弓の人たちも絹弦のお手入れに使います。古い弦が漬け込んでおくと復活するらしい。
Vaseline ヴァセリン・ペトロリューム ジェリー:化粧品の原料にも使われているスキンケアオイル。水気を完全にシャットアウトするので、ゴム手袋を付けられない時の水仕事、軽い火傷や小さな傷の保護にも活躍。
Norwegian Formula ノルウェー・フォーミュラ:北欧の漁師さん達のために開発されたハンドクリーム。手先の肌荒れを即効で治してくれます。ニュートロジーナ社製
爪きり&やすり:
本当はやすりだけで、5種類くらい持ってます。爪だけでなく、弦が当たる指頭の皮膚は全て磨いてます。これが不十分だと雑音が入るので・・・レッスンの時、先生に削られてしまいます。
固形ベビーパウダー:
赤ちゃんケアの必需品。ピジョン社製。これをハンドケアオイルを塗った手に、きな粉餅のように塗りたくります。スポーツ用品のロージンバッグみたいなものですね。
クロス:
湿度調節のため、常に絹100%のスカーフで楽器を巻いています。取り出す時も、弦になるべく直接触らないようにあて布して。良く使うのはヤマハのピアノ用クロス。弾き終わった後も「お疲れサン」と拭いてあげます。
アロンアルファ:
いわずと知れた瞬間接着剤。弦にささくれがで出来た時に、ちょろっと一滴たらすそうですが、まだ使った事がない。
その他、教わった通りに巻き上げ速度を変えるやら、弾き終わって少し緩ませるやら、痛んで来たら、少しずつずらして張り替えるやらしていたら・・・
やった、弦が全く切れなくなった!
初心者って、楽しい。何もかも新鮮で・・・
ルネッサンスリュートがどんな楽器か忘れちゃったアナタのために、
ゴレットさん再登場
ジョン・ゴレット作 7コース ルネッサンス・テナーリュート(ウッドラークラベル)イギリス 1980年代製作
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