2度おいしい  

クリックすると元のサイズで表示します
お庭の仕事をする場合、
まずは、レンガやコンクリートなど、ブロック・左官工事で喜んで頂き
クリックすると元のサイズで表示します
そして最後に植栽でよろこんで頂く、
クリックすると元のサイズで表示します
(ちょっと植栽が見にくい写真ですが・・・)

本当は絵の提案で驚いて頂き、計3度おいしい仕事を目指しています。

「すごく素敵な家なのに・・・」

「すごく豪華な外構なのに・・・」

「もったいないな〜

「あ〜あ〜、やった業者さんこれを選んで植えたんですか〜。」

他の業者さんに負ける自分がいけないのですが・・・。

植栽でがらりと変わるのですが、お庭って。

1

何を残す  

以前古民家をリフォームさせて頂いたことがあります。

数年後、お伺いすると、親戚の方から「良く残してくれた」と本当に感謝される話をお聞きしました。

建物のいろんなところを見るたびに、小さい頃その家で遊んだことを思い出せるのが嬉しいそうです。

人間の記憶は、思い出そうとしても何かのきっかけががないと、出てきません。

当然生まれて何十年、たくさんの時間、たくさんの場所、たくさんの人と、数えきれない場面を過ごしてきました。これって選ぶ訳にはいきません。

だから思い出すきっかけはかならずあります。人だったり、物だったり。

中学時代の友人に会うと、普段は自分では絶対に思い出せなかった小さなことでも、走馬灯のごとくたくさん思い出すことがあります。

建物も同じ。小さい頃、玄関の軒下で水遊びした思い出。兄弟喧嘩して割った窓。同じように、たくさんの思い出が瞬時に顕れます。

家を新築する。ということは、そのきっかけである思い出も一緒に失くすということ。

人は思い出からも癒されることがあります。そのきっかけが残ったことは幸せが残ったことでもあります。

また、どうしても残しておきたい思い出がある場合もあります。また逆にどうしても残したくない思い出もあります。

リフォームするかしないかは、生活を便利にするだけでなく、思い出を残すか残さないかという大切な決断でもあります。

そして、リフォームする場合、デザインや仕上げだけでなく、思い出も残せる提案と技術をいつも考えておかないといけない。いろんな現場を経験し思います。

前回の日記「お客様の声1」の写真の一番右側の木わくの中あたりに、ちいさな跡があります。

本当は、仏壇置きのあった場所に押入れがあり、それに使われていた古い枠でした。

その枠にお子様達が小さい頃背比べをした、えんぴつの目印があったのです。

「その跡をなんとか残したい」とのご希望で、使わせて頂きました。

リフォームの仕事は、劇的に変化して、満足して頂くだけではありません。

何事もなかったかのように、自然に新しく使いやすくなっていた。も、ひとつの大切な仕事・技術だと思うのです。

私も三兄弟の身長を毎年つけていた壁を、諸事情があり壊してしまいました。それはお金をだしても、もう二度と手に入れることのできないもの。つまり壁でなく、思い出でした。

ただ単に、壊して新しくするための工事、現代風の斬新なデザインする工務店ではなく、お施主さまとお話をしているうちに、その思い出に気づく設計者になりたい。と思うのです。


10




AutoPage最新お知らせ