明日は味方  

「明日は味方。」私が好きな作家山本一力さんの言葉。

苦しみぬいて乗り越えた人が言える言葉です。

その一力さんの小説を読んでいて、すばらしいかったのメモしたのが次の言葉でした。

「小人は縁に気づかず。中人は縁を生かせず。大人は袖すり合う縁でも縁とする。」

まさに私個人のために書いてくれたかの文章の様な気がしてなりません。自分が今まで何がいけなかったのか、そこに答えがありました。

すばらしい人と出会ってきたのに、その後どれだけおろそかにしてきたか。

こちらからご挨拶をすれば良いのに、しりごみしたり、恥ずかしがったり声をかけられない。

ちょっと成功しただけで、増長し聞く耳をも多くなってしまった。

相手のすばらしさに気づくだけ自分が成長していなかった。

など反省はきりがありません。

私は学校を卒業して数年ある会社にお世話になったとき、部内で最も優秀な営業の先輩は、ほかの人の10倍の数の新規契約をとっていました。そして、そのほとんどが紹介でした。そのことを理解し実践していたのでしょう。

縁の大切さを目の前の実例でたくさん見ていても、気づかなかった自分がいました。

2010年最も大切にしたい言葉です。


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念を押す  

いい職人さんが仕上げた後、言葉では表せない、凛とした仕上げを目の当たりにする。

今日はも建具屋さんの仕事が際立った。

今住宅メーカーで使われているのは、建材メーカーで作られた既製品です。表面はビニールシートで張られ、傷は付きにくく、最初から塗装もされているので、施工する方は手間がいらずに簡単。その分価格も安くお施主様にもメリットがある。

建具屋さんが納める場合は、手間がかかる。メーカー品は枠もセットでくるので取り付けるだけだが、この場合大工さんが枠材を作らなくてはいけない。更に塗装屋さんが来て塗装する。

つまり建材メーカーだと大工さんだけが現場で取り付けるだけだが、一方は大工さん、建具屋さん、塗装屋さん3人が動く。

じゃあ、建具メーカー品の方がいいのに、なぜ使うの?と質問されるかもしれない。

理由はいくつかあります。

1、既製品で収まらない。
2、自由にデザインできる。収納でここにこんな棚をつけたい。とか思い通りになる。
3、今使っているものに、合わせてつくりたい。

だいたいこの三つのうちどれかあてはまると、建具屋さんの仕事をお薦めします。

そして私の中にあるもう一つの理由は、やはり仕上がり。

今日もその仕上がりを見て、「う〜んさすが。」

ぽっと全体を見て、迫力がある。細かい部分もきちんと角を丸くめんとってあり、美しい。選んできた金物もいい。

十分な打ち合わせをして、お客様のために時間も手間も十分にかけた建具は、つくった人の気持ちが顕れてくる。

大量生産したものは、効率アップのため、手間はできるだけかけない。だれかのために作っているわけでない。

「こんなもんでいいでしょ。」ではなく、「ここまでやらないと、気が済まない。」その気持ちで作られたものは、オーラを放つ様だ。

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最後に建具をタオルで拭き、建具のふちにカンナ跡があったので、紙やすりで磨いている写真。

念を押す姿はホレボレする。
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