銀閣寺と木りんのデザイン  

○銀閣寺の生花

ある雑誌に銀閣寺に伝わる生花が紹介されていました。「禅の心を活ける」修行の一つでもあるようですが、野にある姿を美しく模して活けた花々は、ため息がでる美しさでした。自分も流派は違いますが、より理解ができて、続けていて良かった思います。

その中で、二つの哲語に出会いました。ひとつ目は「古今遠近」です。「古今遠近とは三具足の燭台に対して右長左短い、古今遠近と立つるなり」

生花には、形があります。池坊ではたいへん有名な「真・副・体」(しん・そえ・たい)と呼ばれるものです。習ったことがない方は、見破ることは難しいと思いますが、実は決まりがあり、その基本の中で表現しています。

右長左近は左右対称に同じ長さでは趣がない。斜にしながら長さも変えること。先日先生から教えて頂きました。

古今とは雑誌にこう書かれていました。「古今とは季の過ぎたる花と盛りの花。遠近とは主たる本木と添え草のこと。時間と空間を現さん」

写真は、枯れかけた蓮の葉と咲き誇った真赤な花が活けられていました。ただ旬の美しいものだけを活けるのではなく、そしてすべてが主役だけのものを活けるのではない。より深い世界を表現するのは、禅宗の教えからでしょうか。

もうひとつの言葉は「無事是貴人」人間が無事生まれながらに持つ仏性を発見することが禅の修業である。生花に置き換えると、花の仏性を見出し、造作せずいけることこそ尊い。

すばらしい教えです。お庭のデザインも同じだと思います。コンクリートやアルミを使った外構。立派な石を置き、見事な松を植えるより、自然の美しさを感じるお庭こそ、住む人の心を癒し、元気を与えてくれるのではないでしょうか。そしてそんなお庭を木りん倶楽部で作っていきたいと思っています。
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和の門柱  

○和モダン

秋は和風のイメージがあるのは私だけでしょうか?秋の七草のように、和の花は少し憂いのあるような感じがします。

和風にもいろいろ、万葉集の頃のように素朴な奈良の寺寺と、源氏物語の京のように華やかなイメージは、同じ和風でも感じが違います。

写真は和風でデザインした門柱です。スリットを入れると、格子と瓦と竹を組み合わせて和の趣を出してみました。
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