尊敬する植木屋さん夫婦の話  

植栽工事のお仕事を頂きますが、私どもの会社で種や苗から育てている訳でないので、
仕入れに行きます。

私は同じ市内でも、1時間かかる鬼怒川のほとりの植木の問屋(植木の販売専門店)さんに行きます。

郊外を車で走ると、造園屋さんの看板がかかっていて、たくさんの植木が並んでいてどこも同じように見えますが、そうではありません。

不況の今、ほとんどが管理を十分していなので、枝が伸び放題だったり、定期的に植替えをしていなかったりと、実は大違いなのです。

そういう所に限って普段の倍以上の値段がついていて、とっても寂しい思いをします。

施工中心の植木屋さんや外構屋さんによっては、植える木の種類だけを決めて、後は配送してもらうところが多いのですが、

私は花だけでなく、植木も大好きなのでで、姿・形を選んだり、その時旬で花が美しいものや、主役脇役の組み合わせたりしながら、選びに行きます。

当然、探す手間、運んでくる手間、を考えると、1日の仕事のために、のべ3日間は複数の植木屋さんや花屋さんに足を運んでいます。

お客様からは見えない部分ですが、この作業のおかげで、図面のないこの仕事ですが、自信を持って植えることができるようになりました。

いつも行く植木屋のオヤジさんは、それらの木の活かし方のヒントをまるで生花の先生のように教えてくれるのが魅力です。

雑木仕立てが好きな親父さんの畑は、もう宝の山。欲しいものだらけ。ついつい予算よりいい物や、数を買ってくるので、逆にお客様にも喜んで頂いていると思います。

またそこのお母さんもとても、苦労人で商売人で情熱人。

宇都宮花木センターにも売り場を持って、直売もやっていますが、センターでも有名人。

そこは、裕福な植木屋さんが多く、大名商売が多いのに、そのお母さんだけ一生懸命どんな御客様にも話しかけて、笑顔で分け隔てなく営業します。

「もう40年以上この仕事をやっている。

一時は値段が安ければ売れると思っていた時代があったけれど、結局値段ではなかった。と言いきれる。

値段じゃない、いい仕事をすること。」

「無理なことを言うお客様はたくさんいる。おまえ儲けてるんだろう。って平気でいう人もいる。ちょっと位儲けさして貰わないと、こんなに真っ黒になってドロドロになって、やってられませんよ。とはっきり言う。そしたら、お客さんは大笑いしてくれる。できなものはできない。と言わないと、後で断る方がもっとつらい。」

「いろんなお客さんがいる。嫌なこともたくさんあったよ。でも世の中そんなもんだと思って、気にしていちゃ、絶対ダメ。」

そこの植木屋さんがすばらしいのは、商品だけではありません。

扱っている商品や畑がいいのは、そのまま、その夫婦の長年の苦労と経験を前向きに、商売と生き方に活かしてるからなんですね。

今日も仕入れに行って午前中ずっと、選んだり世間話をして来ました。

さあ、いいもの見つけてきましたよ。私にお庭を依頼された、○○様。楽しみに待っていて下さいね。
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