なぜか、今年も  

なぜか、今年も飯田橋の設計事務所に通っている私がいます。

木造建築の設計では、日本一と言われる吉田桂二先生。

人気の建築雑誌「チルチンびと」では毎回原稿を書かれている方。と言うと思い出す方が多いと思います。

その吉田先生が、木造建築の技術の衰退を嘆き、学校を始めたのが7年前。

学生の入学は不可。実際に現場で建築の仕事をしている人しか参加せきません。

私もその学校に入学し、二か月に一度飯田橋に通いました。

毎回課題の宿題がだされ、参加者40人全員吉田先生に実際に採点して頂きます。
(勉強した人間にとって、直接教えてもらえるなんて幸せなんでしょう)



しかし現実は甘くないもの。

私も二級建築士の資格は持っているものの、ほとんどの方が、設計事務所で設計を専門に普段仕事をされている方ばかり。

残念ながら、昨年は上位10人に入れず、今年も先週飯田橋に雨の中、通っている私がいました。

「恥ずかしい思いをして、上手くなるんだ。普段だれにも怒られないからだめなんだ。」と普段授業で言われているとおり、

吉田先生の課題のコメントはとっても、辛辣ですが、それがまたありがたいのです。

「あ〜まだまだな〜。」といつも落ち込んで飯田橋を渡ってとぼとぼ総武線で帰ってきます。

私は林業の家に4代目として生まれました。

木を使った家なら売れる。のではなく、山の木を活かし、木を使った家こそ、住む人が幸せになれる。そう信念しています。

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石原先生登場  

先週宇都宮市内の豊郷台でお庭のリガーデンのお仕事をさせて頂きました。

今回の目玉は、石原先生によるお花の植え込み。

すごいですね。世界一の石原先生が実際に植えるのですから、世界一のお庭です。

全国を飛び回る中、滞在時間は1時間あまりしかありません。

当日は事前にレンガ積と木の植え込みは私の方で済ませて、後は石原先生を待つだけの状態でスタンバイ。

東京から車でつくやいなや、

「橋本さ〜ん。ひさしぶり。元気ですか。さあ、やりましょう。」

と休む間もなく、植え込み開始。


いや〜、その動きの速いこと。

そして的確な場所に、適材を植えていく、感性のすばらしさ。


この三年間、石原先生とおなじ池坊に入門し、ちょっとでも追いつこうと努力してきたのですが、

三年ぶりの宇都宮で実際に現場でアシスタントをさせてもらって、

チェルシーで三連続金メダルをとられた石原さんの技は、近づいたどころか、はるか先を行っていました。

でも、活花をやり、自分で庭をつくるようになって、石原さんの仕事を、隣で自分の感性で追いかけられるようになっていてとても嬉しかったです。

そして、はるか先かもしれませんが、さらにもう一段目標ができたことは、大きな収穫です。

ピカソはこう言ったそうです。「すぐれたアーティストは真似る。偉大なアーティストは盗む。」

盗むとは言葉は悪いかも知れませんが、1時間でも、世界一と同じ現場で二人で真剣に
仕事ができる私は本当に幸運だと思いながら、石原さんの仕事を感じていました。


早速、昨日、さくら市の別のお庭の現場を仕上げさせて頂きました。

「うわ〜。本当にきれい。すごい。」と褒めて頂き、

嬉しくて嬉しくて涙が出そうでした。


石原さんが、長崎をひとりあたりの消費量日本一にしたように、

私も宇都宮市、さくら市を長崎に負けないくらい花でいっぱにしたい。

今は毎日そう思いながら仕事をしています。


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100回  

○花大好き

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事務所の前の花壇がとっても鮮やかになりました。

これから現場で使う材料も在庫として、一緒に飾っておくので、種類も豊富です。

現場で欲しいときに、なかったりするので、余分にとっておきます。

足元にある、一番黄色い葉で紫色の花、何か分かりますか?

そうシモツケです。

地元らしい名前もあり、時々現場で使います。

マーガレットもすくすく成長しています。

一株だった黄色いビオラも、両手位の大きさになりました。

とっても小さな花壇ですが、道路を通る人が楽しみにしてくれて、自分の庭にも植えようと思ってもらえると、うれしいです。


○スランプ

あるお客様に依頼された、お庭の絵。

今回なかなか納得がいかず、ひさしぶりに時間がかかってしまいました。すいません。

速い時は、その場で絵を描いてご契約いただくこともあるのですが、

今回は、みっちり格闘。

7メートル×3メートルと決まった中に、アプローチと花壇を作るのですが、さまざまな諸条件があり、いや〜100枚ちかくラフ図面を書きました。

今日は朝から雨、一日事務所にいられたので、何とか完成しました。

昨日、ラジオ番組で「作曲で、どうしてもいいアイデアが出ない時はどうするんですか?」と質問された福山雅治さんの答え。

「できぬなら、できるまで待とう、ほとぎす」でした。

さすが福山さん。

とことん考え抜いたら、後はもう悩まず逆にリラックスして待つ方がいい。というアドバイスなのでしょうか。

でも今回、もう夢にまで出てきた図面でしたが、発想の仕方に大きな気づきがありました。

それだけでも、収穫なくらい大きな発見でした。(デザインだけでなく、他の仕事にもつかえる)

「考えて考え抜いた量は必ず相手に伝わる。」

デザイナーの佐藤可士和さんの言葉はさすがです。

苦心のデザイン。契約できますように。

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キープ ザゼンイング  

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事務所の薔薇は、この一週間で背丈と葉が二倍になりました。

草・花を観察すると、成長は単純に比例グラフのように真っ直ぐに増えるのでなく、あるところに達すると加速して急激に伸びるのですね。

芸能人も、一度ブレークするとあらゆるメディアに取り上げられて突然売れるようになるのも同じことなのでしょうか。

でも継続さえしていれば、いつか成功する。と安心してしまうのも人間のサガ。

確かに例えば今習っている活花も、資格を取るためにだけ続けている気がします。

仕事でも、趣味でも、年齢や経験に影響されず、いつも常識を疑い、変化を求めていたいですよね。

ところで全く話は飛びますが、高校時代、とっても面白い数学の先生がいました。

宿題を忘れると、「キープ ザゼイング」と英語を使って廊下に正座させるので有名でした。

そのキープザゼンイングの常連で、私の隣の席だったM君は、今市内の小学校の先生をしています。

今どんなに優秀な先生になったかな?
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みやこわすれ  

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先日生花の稽古で使ったお花を家内が見て、

「ねえ、この青い花の名前なんて言うの? 庭に咲いていて調べたけれど分からなかったの」

私もうっかりその花の名前を聞き忘れて、一緒に習っている友人に教えてもらいました。

「みやこわすれ」

ある上皇が佐渡に流されたとき,この花をみて,「今日からはこの花のおかけで都のことを忘れることができる」と言ったことが由来だそうです。

ひまわりや、薔薇のように主役になれる花でなく、そっと脇に咲いている花。

私も、お稽古で使った3種類のうち、この花の名前だけ覚えていませんでした。

そんな「みやこわすれ」をお客様のお庭で植えられる、こまやかなガーディナーになりたいな〜。と思っております。

しかし昔から、この花をそう名前をつけて、愛してきた日本人のセンスの良さを改めて驚愕した次第でもあります。
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