大富豪  

仕事の合間に、愛用のノートパソコンに最初からセットされていたゲームがある。

なつかしのインベーダーゲーム、電車でゴー、トランプゲームの大富豪です。

特にお気に入りが大富豪。

これをすると、忍耐がいかに大切かがよくわかる。

トランプを小さい順から順番に出していき、最初に全部出し切った人が勝ち。

一番弱いのが3で、J、Q、K、そして2が一番強い。同じ数字なら何枚も出せたり、何のカードにでもなるジョーカーがあったり、結構考えるゲームだ。

特にこのゲームをやって学ぶのが、時の勢い。

人生には順調の時、不調の時、何もしなくてもうまくいく順風の時、何をやってもだめな逆風の時があるのは、40を過ぎると特に実感するものだ。

このゲームは大貧民、貧民、富豪、大富豪の4つの役があり、勝った順位で継ぎの試合の役割が決まっていく。

ここでおもしろいのが、大富豪は大貧民から一番いいカードを強制的にもらえること。

だから、一度大富豪になると、そのままの地位が続き、逆に大貧民になるとなかなか上がれない。

試合の途中でも、当然一番強いカードを差し出しているのだから、J以上の役札は最後まで温存しておかないと、上がれない。

したがって、大富豪や富豪たちが当たり前のように、そして気楽に良くだすカードにまったく歯がたたないのだ。

商売でも同じことが言える。2代目3代目で大きな企業を引き継いだ場合。

最初から信用があるので、自分のやりたい事業にたいして、わりと大きな費用をかけられる。

中小零細だと、10万単位の投資が、100万、1000万単位でどんどん使えて、そこから更に大きな利益にして回収できる。

まったく大富豪のゲームとおなじだ。

このゲームに勝つには、とにかう我慢しかない。人生なにもかも上手くいかない時はある。どんなに無理をしてもダメなときがある。

そんな時は、今の自分の人生の勢いを客観的に判断したい。

そしてそれでも諦めず、こつこつ風向きが変わったとき、勝負にできる現場力をつけておきたい。

そうすれば、大貧民から貧民、そして富豪へと、すこしづつなら上がっていけるかもしれない。

勢いを無視して、いきなり大貧民から大富豪になろうとしても、自分の貴重な時間を無駄に終わらせてしまうだけだ。

たかがカードゲームされど、そこにいろんな意味を見出せる。
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