お土産
先日青山のオンサンデーズに行ってきました。
http://www.watarium.co.jp/onsundays/
現代アートのワタリウム美術館のミュージアムショップです。
大手の書店でもそろえ切れない、よりコアな現代アートの洋書、カード、文具がたくさんありました。
記念に2009年の手帳を購入。
海外や日本のトップアーティストが表紙をデザインした手帳は知る人ぞしる存在。
50種類あるそうです。
たぶん建築家の隈研吾さんもここの手帳を使っていたと思います。
私はフランス人のデザイナーの手帳を購入。

今年はこれを愛用しそうです。
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http://www.watarium.co.jp/onsundays/
現代アートのワタリウム美術館のミュージアムショップです。
大手の書店でもそろえ切れない、よりコアな現代アートの洋書、カード、文具がたくさんありました。
記念に2009年の手帳を購入。
海外や日本のトップアーティストが表紙をデザインした手帳は知る人ぞしる存在。
50種類あるそうです。
たぶん建築家の隈研吾さんもここの手帳を使っていたと思います。
私はフランス人のデザイナーの手帳を購入。

今年はこれを愛用しそうです。

深夜キュービックの恐怖
○キュービックの恐怖
「お父さん起きて」
夜の12時を過ぎているだろうか、次男に起こされる。
普通何か起こったか?と身構えるのだろうが、いつものことなので、あわてない。
「見て見て〜6面揃ったよ。
」とってもうれしそうに、完成したルービックキューブを私に渡す。
「わかったわかった、そんなことで起こすな。もうお休み」
三人で一番マイペースな次男君は人の話を全く聞かない。
「ねえ、お父さん完成するまで見てて」
う〜んそうきたか。
「もう、いい加減にしなさい。」父親の決め台詞を使う。
しかし、全くまったくひるまない。
「じゃあ、これバラバラにして」
ぐちゃぐちゃにして渡し、脇で見ているうちに、私は再度夢の世界へ復帰。
朝起きてみると、その次男君はとなりで一緒に寝ていました。
長男三男は、決して私を起こすことはないのですが、
次男だけは別。
「お父さんイビキうるさいんだけど」とか「明日早く起こして」とか平気で私のことを起こす。まあ今まで起きたことはありませんが・・・。
まだまだ中学生はかわいいもの。
○道具
私も道具にはこだわってしまう方です。
使いやすいものを見つけると、ついつい買ってしまうタイプです。
もちろん、母から受け継いだ生花ハサミなど、砥ぎに出して愛用しているものもあります。
使いやすくて愛用するもの。長い間使って味が出て来て大切にしているもの。物にすぎない道具にも好みが出てくるのは、それだけその道具を使う仕事が好きなのかもしれません。

さてさて図書館で見つけたのが、この一冊。
一線で活躍されている各業界のトップデザイナーや職人さんたち23人が使っている道具とそのスケッチ集です。
「へ〜こんな道具を使っているんだ。」「こんな道具があるんだ〜」「この人とあの人同じ道具を使っている」「こんなスケッチからまとめあげいくんだ」「この人とあの人同じ道具を使っている」などとっても面白い一冊で、勉強にもなります。もちろん筆記具だけでなく、ペンチやマウス・ハサミなどそれぞれの職業と強みを表している道具もあります。
また、この本を企画された佐藤卓さん自身がトップデザイナーなので、本自身もデザインされていて、とっても素敵です。
その中で、佐藤さんはデザインにかかわる人はこだわっているのだから、そのこだわりを道具と一緒にこだわりの文章をのせてもらおうと思ったが、その想定は大きく外れた。と冒頭説明されています。
これしか使わない人と、なんでもOKの人がいる。ことの驚いたそうです。
佐藤さんは、使い慣れている道具は身体化できて無意識で使いこなせる。一方なんでもOKの人はなんでも使いこなせる柔軟性を持っている。と述べられています。
以前かりやさきさんのスケッチをみたことがありますが、相当ラフなものでした。
しかしハサミなど活ける為の道具は拘っているかもしれません。
設計士のように仕上げまで使うなら筆記具のこだわるなどのでスケッチまではこだわらない人もいるかもしれませんね。
さてさて、写真に移っているもうひとつは、ステットラーのシャーペン。これは宇都宮美術館のバウハウス展で見つけました。
たまたま当日あるデザイナーの本を読んでいて、ステットラーの2ミリのシャーペンを愛用している。と書かれていたので、これは欲しいとノートにメモしておいたのです。
展示会のグッズコーナーを見ていると、なんとバウハウス企画のオリジナルペン。更に0.5ミリはなくて2ミリしか置いてありません。
思うと叶うとはいいますが、好きなバウハウスと欲しかったペン。こんなことってあるのですね。あ〜あ、また衝動買いしてしまいました。
書くと叶う。
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「お父さん起きて」
夜の12時を過ぎているだろうか、次男に起こされる。
普通何か起こったか?と身構えるのだろうが、いつものことなので、あわてない。
「見て見て〜6面揃ったよ。

「わかったわかった、そんなことで起こすな。もうお休み」
三人で一番マイペースな次男君は人の話を全く聞かない。
「ねえ、お父さん完成するまで見てて」
う〜んそうきたか。
「もう、いい加減にしなさい。」父親の決め台詞を使う。
しかし、全くまったくひるまない。
「じゃあ、これバラバラにして」
ぐちゃぐちゃにして渡し、脇で見ているうちに、私は再度夢の世界へ復帰。
朝起きてみると、その次男君はとなりで一緒に寝ていました。
長男三男は、決して私を起こすことはないのですが、
次男だけは別。
「お父さんイビキうるさいんだけど」とか「明日早く起こして」とか平気で私のことを起こす。まあ今まで起きたことはありませんが・・・。
まだまだ中学生はかわいいもの。
○道具
私も道具にはこだわってしまう方です。
使いやすいものを見つけると、ついつい買ってしまうタイプです。
もちろん、母から受け継いだ生花ハサミなど、砥ぎに出して愛用しているものもあります。
使いやすくて愛用するもの。長い間使って味が出て来て大切にしているもの。物にすぎない道具にも好みが出てくるのは、それだけその道具を使う仕事が好きなのかもしれません。

さてさて図書館で見つけたのが、この一冊。
一線で活躍されている各業界のトップデザイナーや職人さんたち23人が使っている道具とそのスケッチ集です。
「へ〜こんな道具を使っているんだ。」「こんな道具があるんだ〜」「この人とあの人同じ道具を使っている」「こんなスケッチからまとめあげいくんだ」「この人とあの人同じ道具を使っている」などとっても面白い一冊で、勉強にもなります。もちろん筆記具だけでなく、ペンチやマウス・ハサミなどそれぞれの職業と強みを表している道具もあります。
また、この本を企画された佐藤卓さん自身がトップデザイナーなので、本自身もデザインされていて、とっても素敵です。
その中で、佐藤さんはデザインにかかわる人はこだわっているのだから、そのこだわりを道具と一緒にこだわりの文章をのせてもらおうと思ったが、その想定は大きく外れた。と冒頭説明されています。
これしか使わない人と、なんでもOKの人がいる。ことの驚いたそうです。
佐藤さんは、使い慣れている道具は身体化できて無意識で使いこなせる。一方なんでもOKの人はなんでも使いこなせる柔軟性を持っている。と述べられています。
以前かりやさきさんのスケッチをみたことがありますが、相当ラフなものでした。
しかしハサミなど活ける為の道具は拘っているかもしれません。
設計士のように仕上げまで使うなら筆記具のこだわるなどのでスケッチまではこだわらない人もいるかもしれませんね。
さてさて、写真に移っているもうひとつは、ステットラーのシャーペン。これは宇都宮美術館のバウハウス展で見つけました。
たまたま当日あるデザイナーの本を読んでいて、ステットラーの2ミリのシャーペンを愛用している。と書かれていたので、これは欲しいとノートにメモしておいたのです。
展示会のグッズコーナーを見ていると、なんとバウハウス企画のオリジナルペン。更に0.5ミリはなくて2ミリしか置いてありません。
思うと叶うとはいいますが、好きなバウハウスと欲しかったペン。こんなことってあるのですね。あ〜あ、また衝動買いしてしまいました。
書くと叶う。

志村さんから学ぶ
マネはどこまでOKなのでしょうか?
マネされた側は悲しいし、マネした側は幸せです。
もちろん、普段からいろんな設計やデザインをみて、いいものは写真をとったり、メモしたりします。
まったく最初から何もないところから、生み出すことって実際は無理があるのではないでしょうか?
かと言って、ものを作って、さも自分が全て作ったかのように自慢しても、その背景を知っている人は冷めてしまいます。何この人自慢してるんだろうって。
また、この競争社会。ある人が数日かけてやっと作った図面を、お客様が他の会社に見積りを出して他に頼まれてしまうこともあります。
同じことをやるのに、値段が高いほうがいけない。という理論は一方では善でも、一方ではアイデアを持っていかれた。と悪になる。難しい話です。
もちろん、フランチャイズに入会し、お金を支払ってマネしたり、学校や塾、研究会に入って学ぶことは、堂々と許されるマネもあります。
先日から芸人さんの本を2冊読みました。
島田紳介さんは売れるために、とにかく売れている芸人さんの話を舞台袖ですべてメモして分析した話が印象的でした。
売れ続けている人の理由を探し出し、それをマネすれば当然売れる。
まさにその通りです。もちろん同じギャグやネタは使えないでしょう。
テンポや間の取り方など、自分流に直して作るので、お客様にはバレナなくても実はマネをしている訳です。別の言い方をするとコツを掴んだとも言えるかもしれません。
紳介さんは、当時最も人気のあったB&Bさんからたくさんヒントをもらったそうです。さすがに洋七さんにはバレテいたそうです。
やはり上手くいくには誰しもコツがあり、さるマネでは、お客様も気づきますが、そのコツの部分まで深く掘り下げた、相手と自分しか気づかないものであれば、世間さえ気付かず、成功できるのではないでしょうか。
例えば、あるデザイナーの人がいて、どんなに表面上のデザインを教えてもらっても、いつまでたっても上手くならない。しかし例えばその人が生け花出身者なら、その人と同じ流派に入門して体験してみると、なるほど。と理解できる部分が出来てくるのではないでしょうか。
かりやさきさんのような花をアレンジしたいと思ってアレンジ教室に行くより、草月に入門してみる。
しかしいつまでもマネばかりしていても、いつか評価されない時が来ます。
志村さんは、物まね芸人がうれなくなるのは、マネに自分のオリジナルに変えていっていないからだ。と言われています。コロッケさんはまでいくと違うと説明しています。
40を過ぎると頭の中で考えて、物事を進めなくなる。(当に自分のことのようです)
と志村さんは言います。
1理屈よりまず行動
2身についたら今度はまねる
3猿真似したら、自分の考えを肉付けする
なぜなら、オリジナルがなければ高くうれない。徹底的にまねてまねてそれでもマネ氏切れないところに、自分のオリジナルがおぼろげながら見えてくる。
さすがに超一流の芸人さん、すばらしい話をされます。
例えば同業にすばらしい才能を持った人に会ったとき、
「俺には無理だ」と決め付けるより、徹底的に真似してみる。
ダメなら、自分の才能がないことに気付くことがもできる。
人のことを猿真似だと批評しているより、舞台袖で一生懸命メモをとり、分析している人の方が努力している。
伝説ドアマンといわれた、超有名なホテル経営者は最初配属されたドアボーイの時、お客様の名前を覚える為、休日お弁当を持ってお客様の会社まで行って、会社名と社長と運転手と車の種類を2000組8000個覚えた人の努力と同じではないでしょうか。
もちろん、マネは許されない部分もたくさんあります。法律的にも許されてものもたくさんあります。
しかし、学ぶという単語は、まねぶから来たという方もいます。
いつまでも相手にたよらない、オリジナルを必ずつくることを前提なら大目に見てくれるかもしれませんが・・・。
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マネされた側は悲しいし、マネした側は幸せです。
もちろん、普段からいろんな設計やデザインをみて、いいものは写真をとったり、メモしたりします。
まったく最初から何もないところから、生み出すことって実際は無理があるのではないでしょうか?
かと言って、ものを作って、さも自分が全て作ったかのように自慢しても、その背景を知っている人は冷めてしまいます。何この人自慢してるんだろうって。
また、この競争社会。ある人が数日かけてやっと作った図面を、お客様が他の会社に見積りを出して他に頼まれてしまうこともあります。
同じことをやるのに、値段が高いほうがいけない。という理論は一方では善でも、一方ではアイデアを持っていかれた。と悪になる。難しい話です。
もちろん、フランチャイズに入会し、お金を支払ってマネしたり、学校や塾、研究会に入って学ぶことは、堂々と許されるマネもあります。
先日から芸人さんの本を2冊読みました。
島田紳介さんは売れるために、とにかく売れている芸人さんの話を舞台袖ですべてメモして分析した話が印象的でした。
売れ続けている人の理由を探し出し、それをマネすれば当然売れる。
まさにその通りです。もちろん同じギャグやネタは使えないでしょう。
テンポや間の取り方など、自分流に直して作るので、お客様にはバレナなくても実はマネをしている訳です。別の言い方をするとコツを掴んだとも言えるかもしれません。
紳介さんは、当時最も人気のあったB&Bさんからたくさんヒントをもらったそうです。さすがに洋七さんにはバレテいたそうです。
やはり上手くいくには誰しもコツがあり、さるマネでは、お客様も気づきますが、そのコツの部分まで深く掘り下げた、相手と自分しか気づかないものであれば、世間さえ気付かず、成功できるのではないでしょうか。
例えば、あるデザイナーの人がいて、どんなに表面上のデザインを教えてもらっても、いつまでたっても上手くならない。しかし例えばその人が生け花出身者なら、その人と同じ流派に入門して体験してみると、なるほど。と理解できる部分が出来てくるのではないでしょうか。
かりやさきさんのような花をアレンジしたいと思ってアレンジ教室に行くより、草月に入門してみる。
しかしいつまでもマネばかりしていても、いつか評価されない時が来ます。
志村さんは、物まね芸人がうれなくなるのは、マネに自分のオリジナルに変えていっていないからだ。と言われています。コロッケさんはまでいくと違うと説明しています。
40を過ぎると頭の中で考えて、物事を進めなくなる。(当に自分のことのようです)
と志村さんは言います。
1理屈よりまず行動
2身についたら今度はまねる
3猿真似したら、自分の考えを肉付けする
なぜなら、オリジナルがなければ高くうれない。徹底的にまねてまねてそれでもマネ氏切れないところに、自分のオリジナルがおぼろげながら見えてくる。
さすがに超一流の芸人さん、すばらしい話をされます。
例えば同業にすばらしい才能を持った人に会ったとき、
「俺には無理だ」と決め付けるより、徹底的に真似してみる。
ダメなら、自分の才能がないことに気付くことがもできる。
人のことを猿真似だと批評しているより、舞台袖で一生懸命メモをとり、分析している人の方が努力している。
伝説ドアマンといわれた、超有名なホテル経営者は最初配属されたドアボーイの時、お客様の名前を覚える為、休日お弁当を持ってお客様の会社まで行って、会社名と社長と運転手と車の種類を2000組8000個覚えた人の努力と同じではないでしょうか。
もちろん、マネは許されない部分もたくさんあります。法律的にも許されてものもたくさんあります。
しかし、学ぶという単語は、まねぶから来たという方もいます。
いつまでも相手にたよらない、オリジナルを必ずつくることを前提なら大目に見てくれるかもしれませんが・・・。

こすぎとおすぎ
○あ〜勘違い
昨晩家族でテレビのクイズ番組で、「ショーコスギのファンクラブの女性がイベントで何をしたでしょうか?」という三択がありました。
「1、空手 2、ロッククライミング、3カレー教室のうちどれでしょう?」
三男「僕は2だと思う〜」
次男「僕は3、カレー」
「なんでカレーなの?」と聞くと
「だってこすぎでしょ。あのピー子と一緒にいる。」
「・・・・・・・」
「ワッ〜ハハハ」
家族全員で大笑い。
コスギとおすぎを彼は間違っていたようでした。
○バウハウス展
昨日から宇都宮美術館で始まったバウハウス展を見てきました。
デザイン・建築・インテリアの仕事に携わっている人間にとって、よくぞ宇都宮でやってくれた。とスタコラと見に行ってきました。
美術は大好きなのですが、、ピカソのキュービリズム以降、ダリのシュルレアリズムなどモダンアートに近づくにちれて、ついつい敬遠していましたが、
今回は勉強勉強と、しっかり見てきました。
バウハウスについてご存知のない方に少しご説明させて頂くと、
「バウハウスは近代デザインの思想のもとに、新しいデザイン教育のために学校として1919年ドイツのワイマールに設立された。芸術と技術の新しい統一という指導概念を打つ出すとともに、工房活動を強めていった。」とインテリアコーディネーターの教科書には説明されています。
と一言で説明しても、興味のない方にはさっぱり理解できないですよね。
ギリシャ、ローマ、中世、近世と、時代に合せて様々な芸術が生まれました。
ルネッサンスでは、ダビンチやミケランジェロのなど、その後のバロック、ロココなど時代を代表する芸術家が作品を残しています。
ご存知のようにダビンチはモナリザに代表される絵画だけでなく、医学や建築、乗り物などのデッサンが残るように様々な分野にも貢献してます。
つまり、芸術は絵画や彫刻のように美術館の中だけに留まらず、ベルサイユ宮殿といった建築物やそこで使われている椅子やテーブルなどの工芸品など、生活にも影響を及ぼすようです。
例えば、時々耳にするアールヌーボ。なんだか、「ぼ〜っとしたおばけ」みたいな発音ですが、これも19世紀末から20世紀初頭ベルギーやフランスで起きた芸術。
流動感のある曲線を特徴とした優美な装飾が特長です。当に今回のバウハウスの直線と対照的です。
ステンドガラスを使ったテーブルスタンドで有名なエミールガレは、名前を知らなくても写真を見ればどこかでみたことがあるでしょう。
この時代でもうひとり有名な人はだれでしょう?
そう、正解です。「アントニ・ガウディ」
サクラダファミリアをみれば、なるほどアールヌーボーが建築にこの様に顕れるのかと理解すると、
芸術が建築や工芸品に及ぼす影響がいかに大きいかわかります。
○ショスタコービッチ
クラシック音楽だって、バロック時代のヘンデルの音楽から、ベートーベンを経由して、現代に近づいたナチス時代のマーラー、ソビエト共産党下のショスタコービッチの音楽は、モーツアルトの音楽とは対照的ですね。
ロシアアバンギャルドハはやり20世紀初頭のロシア革命の頃に生まれた芸術。
当時は優秀なアーチティストに政府がお金を出して、国家が特定の思想や世論に民衆を誘導するため、ポスターを作らせました。赤と黄色のけばけばしい色使いで、動労者をイメージする手や機械などを写真と文字を中心に強烈なデザインになっています。
交響曲5番で有名なショスタコービッチも共産党に強制されて、民衆を鼓舞するような曲を作らされています。
ドラマSPの最終回でも使われた、リズムに乗ってせまりくる様な音楽は、交響曲7番。軍隊がレニングラードを勇ましく進軍する様子が本当に想像できる印象。まさにタイトルもずばりレニングラード。
「デザインの力」がとても認識される時代です。
デザインは、綺麗な線や形や美しく色を発想して図に起こすだけの仕事ではなくなってきました。
お客様のバックグランドを理解し、そして今あるデザイン・アート・建築などのバックグランドを理解して、それをコーディネートする。
そのためには、モダンアートはよく分からないではだめだし、モダンは分かるが、古美術はわからないでもダメ。
普段からいろんなものをみて、そしてそのバックグランドをその時確認しておく作業がとても大切だと、バウハウス展をみて感じました。
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昨晩家族でテレビのクイズ番組で、「ショーコスギのファンクラブの女性がイベントで何をしたでしょうか?」という三択がありました。
「1、空手 2、ロッククライミング、3カレー教室のうちどれでしょう?」
三男「僕は2だと思う〜」
次男「僕は3、カレー」
「なんでカレーなの?」と聞くと

「・・・・・・・」
「ワッ〜ハハハ」
家族全員で大笑い。
コスギとおすぎを彼は間違っていたようでした。
○バウハウス展
昨日から宇都宮美術館で始まったバウハウス展を見てきました。
デザイン・建築・インテリアの仕事に携わっている人間にとって、よくぞ宇都宮でやってくれた。とスタコラと見に行ってきました。
美術は大好きなのですが、、ピカソのキュービリズム以降、ダリのシュルレアリズムなどモダンアートに近づくにちれて、ついつい敬遠していましたが、
今回は勉強勉強と、しっかり見てきました。
バウハウスについてご存知のない方に少しご説明させて頂くと、
「バウハウスは近代デザインの思想のもとに、新しいデザイン教育のために学校として1919年ドイツのワイマールに設立された。芸術と技術の新しい統一という指導概念を打つ出すとともに、工房活動を強めていった。」とインテリアコーディネーターの教科書には説明されています。
と一言で説明しても、興味のない方にはさっぱり理解できないですよね。
ギリシャ、ローマ、中世、近世と、時代に合せて様々な芸術が生まれました。
ルネッサンスでは、ダビンチやミケランジェロのなど、その後のバロック、ロココなど時代を代表する芸術家が作品を残しています。
ご存知のようにダビンチはモナリザに代表される絵画だけでなく、医学や建築、乗り物などのデッサンが残るように様々な分野にも貢献してます。
つまり、芸術は絵画や彫刻のように美術館の中だけに留まらず、ベルサイユ宮殿といった建築物やそこで使われている椅子やテーブルなどの工芸品など、生活にも影響を及ぼすようです。
例えば、時々耳にするアールヌーボ。なんだか、「ぼ〜っとしたおばけ」みたいな発音ですが、これも19世紀末から20世紀初頭ベルギーやフランスで起きた芸術。
流動感のある曲線を特徴とした優美な装飾が特長です。当に今回のバウハウスの直線と対照的です。
ステンドガラスを使ったテーブルスタンドで有名なエミールガレは、名前を知らなくても写真を見ればどこかでみたことがあるでしょう。
この時代でもうひとり有名な人はだれでしょう?
そう、正解です。「アントニ・ガウディ」
サクラダファミリアをみれば、なるほどアールヌーボーが建築にこの様に顕れるのかと理解すると、
芸術が建築や工芸品に及ぼす影響がいかに大きいかわかります。
○ショスタコービッチ
クラシック音楽だって、バロック時代のヘンデルの音楽から、ベートーベンを経由して、現代に近づいたナチス時代のマーラー、ソビエト共産党下のショスタコービッチの音楽は、モーツアルトの音楽とは対照的ですね。
ロシアアバンギャルドハはやり20世紀初頭のロシア革命の頃に生まれた芸術。
当時は優秀なアーチティストに政府がお金を出して、国家が特定の思想や世論に民衆を誘導するため、ポスターを作らせました。赤と黄色のけばけばしい色使いで、動労者をイメージする手や機械などを写真と文字を中心に強烈なデザインになっています。
交響曲5番で有名なショスタコービッチも共産党に強制されて、民衆を鼓舞するような曲を作らされています。
ドラマSPの最終回でも使われた、リズムに乗ってせまりくる様な音楽は、交響曲7番。軍隊がレニングラードを勇ましく進軍する様子が本当に想像できる印象。まさにタイトルもずばりレニングラード。
「デザインの力」がとても認識される時代です。
デザインは、綺麗な線や形や美しく色を発想して図に起こすだけの仕事ではなくなってきました。
お客様のバックグランドを理解し、そして今あるデザイン・アート・建築などのバックグランドを理解して、それをコーディネートする。
そのためには、モダンアートはよく分からないではだめだし、モダンは分かるが、古美術はわからないでもダメ。
普段からいろんなものをみて、そしてそのバックグランドをその時確認しておく作業がとても大切だと、バウハウス展をみて感じました。


針仕事と学問
○好きな映画
今まで見た中でトップ3に入れもいいと思う映画「たそがれ清兵衛」をひさしぶりに観ました。
山田監督は、寅さんシリーズでも同じですが、主人公のセリフを通して、最も伝えたいことを、語りかけてくれます。
貧しい下級武士の設定で、夜家族で内職するシーンでのひとコマ。
母親を早く亡くした7歳くらいの長女は、寺子屋で学んだばかりの論語朗読しながら、父親の脇で針仕事をしています。
「おとう、針仕事は覚えたら、着物とか浴衣を作れて役に立つが?学問は何の役に立つの?」
「学問をすると、自分の頭で物事を考えられるようになる。考える力がつく。この世の中考える力を持っていれば、なんとかやっていける。おとうはそう思う。」
はて、三兄弟に同じ質問をされて、私はどう答えるでしょうか?
舞台は明治維新前の話。古い体制が壊され、新しい世の中がはじまる、不安な時代はどこか今と共通します。
終身雇用制が崩壊し、早期退職を望まれる時代。一度就職してしまえば、一生やっていける時代は終わりました。
工場のラインのような仕事は、求人が少なく、サービス業や接客業などのようにその場の状況にあわせて自分が考えて行動しなければならない仕事はいくらでも求人があります。
生活は便利になっても、昔も今も人間の社会は変わりません。
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今まで見た中でトップ3に入れもいいと思う映画「たそがれ清兵衛」をひさしぶりに観ました。
山田監督は、寅さんシリーズでも同じですが、主人公のセリフを通して、最も伝えたいことを、語りかけてくれます。
貧しい下級武士の設定で、夜家族で内職するシーンでのひとコマ。
母親を早く亡くした7歳くらいの長女は、寺子屋で学んだばかりの論語朗読しながら、父親の脇で針仕事をしています。
「おとう、針仕事は覚えたら、着物とか浴衣を作れて役に立つが?学問は何の役に立つの?」
「学問をすると、自分の頭で物事を考えられるようになる。考える力がつく。この世の中考える力を持っていれば、なんとかやっていける。おとうはそう思う。」
はて、三兄弟に同じ質問をされて、私はどう答えるでしょうか?
舞台は明治維新前の話。古い体制が壊され、新しい世の中がはじまる、不安な時代はどこか今と共通します。
終身雇用制が崩壊し、早期退職を望まれる時代。一度就職してしまえば、一生やっていける時代は終わりました。
工場のラインのような仕事は、求人が少なく、サービス業や接客業などのようにその場の状況にあわせて自分が考えて行動しなければならない仕事はいくらでも求人があります。
生活は便利になっても、昔も今も人間の社会は変わりません。
