手が早い  

三兄弟いると、生存競争がとっても激しい。

晩酌しようと買ってきたお菓子もその日に食べなければ最後。

翌日楽しみに帰っても跡形もない。

「すごく美味しかった〜」

年齢順にお菓子にはありつけないらしい。

一番おそく帰ってくる長男も同じらしい。

特に三男は社交家。

家内がスーパーでポテトチップスが安かったのでまとめて買ってきたのに、

家に来た友達に大判振る舞いしたらしく、長男次男の分までない有様。

手が早いのは一番下なのはどこの家でも同じ。


さて手が早いはどちらかと言えば、あまりいい意味ではありません。

でも、仕事に関しては手が早いことはいいこと。


今私が設計の勉強で通っている吉田桂二先生は、

「図を見ながら読むだけでは設計技術は身につかない。図を描きながらやってみろ」

「設計は頭でやるんじゃない、手と目でやるもんだ」

机の前に座る前にいろいろ考えてしまう私には本当にあり難い言葉。

技術的なことは勿論ですが、78歳の先生の言葉には毎回感動を覚えます。


偶然同じ話を、作家の宇野千代さんもされています。

「行動が思考を引き出す。頭で考えているだけのことは、何もしないのと同じことである」

「大傑作を書くのも、手が動くのである。手が動かないものは何もない。」

宇野千代さんも、98歳まで長生きされました。

今の若い者は・・・・。と言われることもあるように、

今の年配の人は・・・・・。と時々悲しいことがあります。


しかし、生涯を自分の専門分野で必死になって追い続けた人からは、その厳しい言葉の裏にやさしさを必ず感じます。

生涯さまざまなことに挑戦し、本当にたくさんの失敗もしながらも、すばらしい人生を送った宇野千代さんの言葉で締めくくります。

「世間普通には、大きな傷を受けるのが当然であることにも、何かすることによって、一枝はすっとそこと通り抜ける」

なんてすばらしい言葉でしょう。

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黄色の寄せ植えを作ってみました。
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