舐めてみる  

「目の前に白い粉がある。これが砂糖か塩か。見ただけでは分らない。そこで議論が始まった。何日も何日も議論を重ねた。時には専門家を呼んで、塩と砂糖の特性について研究もした。ある時には、砂糖屋と塩屋の見学にも出かけた。そえでも決着がつかない。そのうち、みんな疲れ果てて、もうどっちでもいいといった投げやりな気持に陥った。物事はそんな進め方をするとうまくいかん。まず、舐めてみることだ」

これは、私が尊敬する上甲晃先生が松下幸之助さんから教えてもらった話です。

設計やデザインをする時、ついついペンを持つ前にいろいろ考えすぎて、スランプに落ちる時があります。

また、現場に行かず、事務所でクレームの対応をしようと思い悩むこともあります。

この言葉は、そんな状態に陥った時、救ってくれる大切な言葉だなあ〜。と今日も勉強させて頂きました。


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ありがたいお客さま  

○叱られる。

木りん倶楽部にも毎年何かしらお仕事を頂けるお客さまがいらっしゃいます。

担当者が辞めたり変わっても、木りん倶楽部と付き合いたい。と言って頂けるお客様は本当に感謝です。

昨日も90歳のお客さまから、ステッキが折れたので直して欲しいとお電話を頂きました。

さっそく、ご指名の建具さんに打合せに行くように手配したのですが、年度末で忙しい彼はなかなか行けずに、今朝「いつ来るんだ。やる気がないなら、もういい。」との厳しいお叱りの言葉を頂いてしまいました。

ステッキの修理は本来木工屋さんの仕事。私の親友で那須の木工屋さんに急遽以来して、さっそく午前中同行。

行くと、もうニコニコしておられて、打合せ終わり。木工屋さんから、「なに、本当は
橋本さんと話がしたかったんだよ。橋本ファンだ。」と言われました。

反省するやら、うれしいやら。真面目にやっていると、いいこともあるものですね。


○負ける。

以前にも日記に書きましたが、若い頃はどうしても完璧主義だったり、自己中心だったりします。

正しいと思ったら、絶対に譲らないとか、理論で相手を説得できると、勘違いしたこともありました。

でも、それでは上手く行かない。幸せになれない。と最近とくに感じます。

お客様に対しても、仕入先に対しても、そんな自分がいました。


最近、負けよう。そう思って行動していると、逆の結果があわられ出しています。

あるかたが、お風呂でお湯を押すと自分のところに戻ってくるが、お湯を集めよとすると、出て行ってしまう。そんなたとえ話をされていました。

以前頭では分っていたのですが、実行まではまったくできていませんでした。

それは、仕事だけでなく、友人関係でも、家族関係でも同じでした。

相手の求めて過ぎていたのでしょう。


先日の新聞で、Jリーグの若手ナンバーワンのキーパーの話が出ていました。

荒削りの選手で、とても危なっかしい選手だったそうです。

しかし、イタリアにサッカー留学してガラリとすばらしい選手に成長したそうです。

以前はイタリアのキーパーは100%ボールを止めると思っていたそうです。

でも実際は、1点2点平気でゴールを奪われる。

むこうのコーチは、ゼロで抑えるより、他の選手と連携していかに失点を抑えるかを指導してくれたそうです。

軸さえぶれなければいい。そう気づくと、それまでは、一か八かで飛んでいたのがなくなり、周りが認める選手になったそうです。

また、戦国武将の武田信玄はこう語っています。

「戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とする」
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