涙  

朝からそわそわして、落ち着かないのは久しぶり。

「8時半頃どうだった?」と父親から電話がかかる。

発表は10時。

いよいよ長男の本命の合格発表。

塾の先生に言われていた自己採点は「怖くてできない。」

今、栃木テレビで試験当日解答説明の番組がある。

「あ〜、ここ全滅だ〜。」

もう、親の方が不安になってしまう。

自分の時は確かこんなに緊張しなかった。

はじめて親の気持がわかる。

「大丈夫だ。今年になって、自習にほぼ毎日通っていたから。やることやったから、大丈夫だ。」

しかし、言いながら、ダメだった場合の手続を考えてしまう。

発表15分前に着く。

そわそわがピークに達する頃、掲示板の黒幕がはずされる。

子供は真っ先に走り寄る。

怖くて歩けない。でも向かう。

掲示板を見る。

一瞬、ない。

「あ〜だめだ」心の中で叫ぶ。

いや、もっと左だ。

あった。

胸が熱くなる。

見間違いかもしれない。

長男を見つける。

お互い笑顔で見つめあう。

すぐに家内に電話する。

「桜が咲いた。良かったね。」

家内の泣き声がしばらくとまらない。

子供からの電話だと、合格。私からだと、ダメだと思っていたらしい。

私と家族に大きな転機が三年前、子供が中学入学の時にあった。

きびしい3年間だった。でもみんなとても明るかった。だから私もあきらめなかった。

そして、長男が自分の力で桜を咲かせ、最初の春を呼んできてくれた。

ありがとう。

私の母校へようこそ。

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