卒業  

○思い出のメロディー

「お父さんもこの曲歌った?」 

「覚えてないな〜」

今日は、長男の中学校の卒業式。私も彼と同じ中学校を○●年前に卒業した。

今では蛍の光を歌う学校は少ないそうだが、うち中学校は昔から、この学校オリジナルの「愛惜の歌」を歌う。作曲と作詞は昭和33年在籍した先生が行ったそうだ。

長男に、聞かれても、まったく歌った記憶がなかった。

しかし、今日卒業式で、聞いたとたん。思い出した。そうこのメロディーだ。時々頭の中でふと浮かぶメロディーは、この曲だったんだ。

そう歌った歌った。卒業生が歌う部分、在校生が歌う部分、全員が歌う部分。

子供達は相当練習したらしい。ハーモニーもすばらしい、男性の声がすごく大きいのは、合唱では珍しい。

気持が伝わって恩師や両親に対して歌う部分では、すすりなく声がPTAの席から聞こえた。子供達も泣いている。

親が泣くのは、子供が立派になってうれしいからだけで泣くのではない。この3年間、親もいろんな人生があった。それを子供と一緒に乗り越えてきた。中学校は心は子供、体は大人、小中高で一番アンバランスな時期な時期であり、家族内でもお互い感情的になるから尚更だと思う。

スポーツもいいが、真剣に取り組む歌も、そんな経験をしてきた人たちを感動させてくれる。


30代の頃、熱血仕事人間だった。学校関係は家内にすべて任せていた。

それが、3年前大きな人生の転機があってから、じっくり家族と話をするようになりました。

どんなに忙しくても、一年に一日くらい、子供のために時間は本当はとれるはずなのに、そうしなかった。

仕事が優先だ。あまり父親が参加していないから行きずらい。「自営業だから参加できるのよ」どこかでそんな声が聞こえる。

自分が思った以上に子供とは話をじっくりしていないのではないだろうか。そう、おかげさまで気づいた。

ダスキンの創業者の一人がこんな話をされている。

ある方が入院したので、「神様が与えてくださったかけがえのない特別休暇です。感謝してゆっくり人生を考え直される機会とされますように」と電報を打ったら、本当に喜ばれたそうです。

人間が病気になるのは、病気によって人間を直していただくためです。人間の肉体は、神様から一生を通じて貸し与えられたものですから、それを使う人間の心のありかたの間違いを、病気を通して教えてくださるのです。病気も、不時災難も、事業のもつれも、同じ。 

この3年間子供が中学で成長したように、子供と一緒に私も人生学校の中学部を卒業したのかもしれません。

そしてこれから、人生の高校・大学・社会人を迎えます。
















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